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天地人 第17話「直江兼続誕生」

 毛利秀広の手により落命した直江信綱。その喪も明けぬうちに景勝の主命によって直江を継ぐことになった兼続。ここに直江兼続が誕生する。
 現代の我々にしてみれば考えられないスピード婚だが、家名存続を第一と考える戦国時代の婚礼に対する価値観で考えると、当り前のことなのだろう。とは言え、今も昔も男と女であることに変わりはない。兼続、お船の心中はいかばかりか?・・・・などと考えてしまう。
 武田が滅びたあとも、菊姫に対して「そなたはわしの妻じゃ。これからもわしが守ってまいる」と誓った景勝。このような利害関係を超えた夫婦愛が、この時代にも存在したと考えたいもの。

 久々に石田三成が登場。「サルではなくわしに使えよ。」と言った信長に対して、「我主より先にあなた様に会わなかったのが天の配剤」と秀吉に義理を立てる。そして「千里を走る駿馬も名伯楽がいてこそ」と、自らの俊才ぶりは秀吉あってのこととを謙遜する。この対応は、第1話の冒頭であった後年の兼続が、同じくヘッドハンティングしようとする秀吉に見せた態度と同じ。
三成と兼続。二人が後年、関ヶ原において通じ合う「心」がここに垣間見られたようである。

 明智光秀も登場。武田滅亡後の信長の光秀いびりは知られるところ。この辺りから光秀の秘めたる思いが培われていったのだろうか? 彼の抱えるストレスは並大抵ではなかったであろう。
誰かのように、酒かっくらって公園で全裸になって叫ぶことでも出来れば、本能寺の変は起こらなかったかも知れない。


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by sakanoueno-kumo | 2009-04-26 23:00 | 天地人 | Trackback | Comments(0)  

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