国母和宏選手の騒動に思う。
服装の乱れでかなり非難を浴びましたが、切り替えて競技では頑張って欲しかったのでが・・・。
そのことがもしこの結果に影響していたならば、少し同情します。
しかし、今回のことはやはり非難されても仕方がないでしょう。
彼を擁護する意見も耳にしますが、若い人が擁護するのならともかく、いっぱしの大人までもが理解を示した意見を述べているのには驚かされます。
「服装は自己表現。」
などと言う意見もありますが、それもTPOが必要でしょう。
それでは、結婚式にGパン姿で行ってもいいのか・・・という話になります。
葬式にジャージ姿で行ってもいいのか・・・ということと同じです。
自己表現は結構ですが、表現していい場所とそうでない場所があることを知らねばなりません。
このような問題が起きるのも、昨今、「個性の尊重」とか、「服装や髪型でその人間の価値ははかれない。」などと言って寛容でいたことの弊害だと思います。
たしかに服装や髪形ではその人間の価値は決まりませんが、場所や時をわきまえることが出来なければ、そこで人格を疑われても仕方がないでしょう。
それを教えてあげることが大人の役目だと私は思います。
彼を擁護する大人の方々は、大人の役目を放棄しているとさえ思います。
今回のことで、4年に一度しかないオリンピックの舞台に集中することが出来なかったとすれば、身から出たサビとはいえ、少し可哀想な気もします。
しかし、今回の多くの批判の声に対して少しでも反省する気持ちがあれば、彼の今後の人生にとってはとてもプラスになる経験だったと思います。
そのことに気がついてほしいと思います。
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下記、記事本文引用
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スノボ国母8位、青野9位 バンクーバー五輪第6日
【バンクーバー共同】バンクーバー冬季五輪第6日の17日(日本時間18日)、スノーボード男子ハーフパイプ決勝で服装問題に揺れた国母和宏(東海大)は35・7点の8位でメダルに届かなかった。青野令(松山大)は32・9点で9位。ショーン・ホワイト(米国)が48・4点で制し、トリノ五輪に続いて2連覇。スピードスケート男子1000メートルで長島圭一郎(日本電産サンキョー)は37位に終わった。
by sakanoueno-kumo | 2010-02-19 01:44 | 他スポーツ | Trackback(2) | Comments(8)
あの話題の国母君 空を超えんばかりの ジャンプを見せていましたけど。 最後に着地失敗で 8位でした。 五輪スノーボード:国母、8位もスタイル貫き満足感 決勝で試みた最後の技は「ダブルコーク」。 軸を斜めにず... more
親愛なるアッティクスへ 今を盛りのバンクーバー・オリンピック・・・ですが、高橋大輔選手が銅メダルを獲得したそうですね。 日本人男子初のフィギュアでのメダル・・・だそうで、「快挙」だそうで、これで日本は銀1個と銅2個となったわけで、まあ、銀と銅とは言え、とりあえず、3個もメダルが取れて、関係者もホッとしているのではないですか。 前回のトリノ・オリンピックのときは、最後の最後になって荒川静香さんが金メダルを獲ったから良かったようなものの、あれが獲れてなかったら、メダル「0」だったわけで・・・。 ...... more
はいえ、それなりに頑張られたと思います。今後も活躍をお祈りし
たいものです。次があれば、今度はメダルを取ってほしいです。
国母選手は自身の成績と今回の騒動は関係なく、競技に集中出来たと語っているようですね。それが本当だとしたら、なかなか逞しい・・・というか、ある意味一流プロアスリートの要素を十分に持った人物と言えるかもしれません。
可愛げないけど・・・(笑)。
彼の年齢を考えると言動は高校生レベル以下に見え、社会の中で必要なTPOを父親を始め取り巻く大人達が指導して来なかった結果が人前に出た時に露見した様に思います。また競技の技術レベルがどんなに素晴しくても、オリンピックと云う舞台に立つべき『心』が備わって無い人なんだと思います。自分は服装に関しては百歩譲れますが、アノ言動じゃぁねぇ。と、眉を潜める訳です。最低限の『TPO』と『心技体』が備わってる人だけが、初めて国の代表として選ばれるべきだと思います。日本ってソレを重んじるからこそ、世界に誇れる文化も生まれ他国には決して真似出来ない優れた部分も多く存在するのだと思います。マスコミを含め、何でもアリな人があまりにも多く無秩序でも秀でていれば良い、そんな風潮に流れて行ってる様にも感じ先々への不安を覚えます。
人に金出してもらっていて、「俺の自由だ」は通じませんよ。
はじまめまして。
成人式でバカ騒ぎする若者からも見えるように、身体は大人で心が小学生レベルという幼稚な大人が増え続けているように思います。
それは、きっとその親たち(私も含めて)の精神年齢も幼稚になってきているのでしょうね。
いつの時代も若者の姿と言うのは、その時代の大人の写し絵だと思います。
国母選手はこのようなバッシングの経験が出来てよかったのではないでしょうか。
世の中には気がつかづにいる若者が沢山いるでしょうから・・・。
彼を見ていると、つっぱってああいう態度に出ていると思えないんですね。
わかった上で「俺の自由だ」とつっぱっているのなら、それはそれで若者らしく、いずれわかる日も来るのかなぁと思えるのですが・・・。
何がいけないのか、どうして批判を受けるのかがわかっていないんじゃないでしょうか?
そこに今の若者に対しての不安を感じます。
帰国してきた時の服装ではそれがうかがえました。
彼よりも、彼を取り巻く大人たち(彼ももう年齢的には大人ですが)
の言動が、私には気になります。
<自立させる>という概念がない大人。本当に増えました。
今<自立>という言葉は、養護学校でしか使われません。
「自立」とは責任を自分で負うこと。
国母選手はプロのボーダーですから、そういった意味では普段は「自立」していると思います。経費も自分持ちですし、成績は収入にひびいてきますからね。
ただ、国費で行ってるオリンピックは、普段彼が出場している大会とは違うということがわからなかったのでしょう。
オレ流を貫きたいのであれば、オリンピックなど辞退すべきなんですね。プロなんだから・・・。