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心に残る名曲 No.3 『つばさ』 キャンディーズ

 私が人生最初に、女性アイドルというものに熱を上げたのが、キャンディーズでした。小学生の頃です。南海キャンディーズじゃないですよ(笑)。ランちゃん、スーちゃん、ミキちゃんの、いわゆる「普通の女の子に戻りたい!」のキャンディーズです。彼女たちが活躍したのは1973年から78年の4年半ほどで、解散したとき私は小学校5年生でした。今思えばマセガキだったなと・・・。本来、キャンディーズのファン層は私より少し上の人たちで、私の世代は圧倒的にピンクレディー世代なんですが、4歳上の従兄弟の影響もあって私はキャンディーズが大好きでした。特にランちゃんがホント、カワイかったんですよ〜・・・って、小学生のガキがひとまわりも年上の女性に言うことじゃないですけどね。彼女たちから見れば、ずいぶんと「年下の男の子」だったわけで・・・。

 で、今回紹介する曲は、1978年4月4日の解散コンサート、後楽園球場ファイナルカーニバルでの最後の最後の歌、『つばさ』です。
 そう、いわゆる「本当に・・・私たちは・・・幸せでした!」で有名なあの歌です。



 この歌は、先に解散を知った全国キャンディーズ連盟の有志が作った「3つのキャンディー」という歌への返歌として作られたもので、作詞はランちゃんこと伊藤蘭、作曲は元ザ・ワイルドワンズ渡辺茂樹。コンサート時のみの曲として作られたものでしたが、解散後、彼女たちの意向を無視してシングルリリースされたといわれています。当時私は小学生ですから、当然コンサートなどに行けるはずもなく、解散コンサートも何日か後にTV放送された短縮版を観て、のちに発売されたこの解散コンサートの3枚組のLIVEアルバム「キャンディーズファイナルカーニバル」を翌年のお年玉で買い、何度も何度も聞いたものです。今はこうしてネットで簡単に映像を見られるわけですが、当時は家庭用ビデオもない時代ですから、たった1回のTV放送を食い入るように観て、あとはレコードの音声のみだったわけで、それでも今こうして30年前の映像を見てみても、私の脳裏に焼き付いている映像と寸分の違いもありません。ビデオもDVDもない時代の人の脳の録画機能は、きっとブルーレイ以上だったのでしょうね。

 ピンクレディーは何度も再結成をしていますが、キャンディーズは解散後一度も再結成をしていません。当時の芸能界を激震させた解散宣言に始まり、最高の状態で解散したこと、そしてその後は決して安易に再結成しない潔さで、単なる「過去のアイドル」の枠を超えて、30年以上経った現在では半ば伝説化・神格化されつつあります。彼女たちの歌をのちにカバーしたアーチストもたくさんいますよね。最近では、いきものがかり「春一番」をカバーしていたと思います。ここでも、単なるアイドルではなく、その楽曲においても、音楽性が高かったことがわかります。今回紹介した「つばさ」は主にユニゾンの歌ですが、他の歌ではハイレベルのハーモニーを主とした歌がたくさんあるんですね。それはまた、別の機会で紹介することにします。

 今回は、自身の小学生時代に戻ってみました。もう大昔ですね・・・。


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by sakanoueno-kumo | 2010-10-06 16:42 | 音楽 | Trackback(1) | Comments(6)  

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タイトル : CD DVD ブルーレイ 通販
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Commented by marquetry at 2010-10-06 18:12
キャンディ〜ズですか〜懐かしい〜蘭ちゃんファンは多かったですよね...。
私が、始めてお小遣いをもらったのは、小学1年生...当時のお小遣いとお年玉で買ったレコードは、野口ゴローの私鉄沿線...ジュリーや郷ひろみには目もくれず、何故野口ゴローだったのか?私にも解りません...が、この選択基準はずっと変わらず...御三家娘は森晶子、たのきんトリオでは野村義男、宇宙戦艦ヤマトではデスラー、GLAYではタクロー...唯一はずしたのは、少年隊の東くらい。でも、アイドルはほとんど興味が無くて話し合わせ程度...、美空ひばりや、研ナオコ、中島みゆきや、YMOなどに走ります...おかげで、周りの子達とは、ちょっぴり(かなり?)話の合わない子供時代でした...。
Commented by sakanoueno-kumo at 2010-10-06 18:34
< marquetryさん。
じゃあキャンディーズではミキちゃん派ですね。
つまり、人気に惑わされない実力派好み、とでもいっておきましょうか(笑)。
野村のヨッちゃんが実力派だったかどうかは微妙ですが・・・(笑)。
ちなみに当時はランちゃんが一番好きでしたが、今この歳になって見ると、ミキちゃんが一番美人に見えるんですよね。
ランちゃんはきっと若者向けの魅力だったんでしょうね。
今だったら絶対ミキちゃんを選びます(笑)。

中島みゆきやYMOは、お姉さんの影響とかじゃないんですか?
私の世代がリアルタイムですから・・・。
上に兄姉がいる子って、聞く音楽もませてましたからね。
それでも、美空ひばりはないか・・・(笑)。
ちょっぴり“変わり者”だったんですね(笑)。
Commented by heitaroh at 2010-10-06 20:08
私の友達は先日、全キャン連のその後・・・とかいう特集でテレビに出てました。
「48歳 工務店経営」などといテロップ付きで(笑)。
Commented by marquetry at 2010-10-06 21:44
おぉ!!!!!!!〜ズバリミキちゃんですぅ〜!!!!!びっくり当たっちゃいました!
姉はジュリー、姉姉はトシちゃん...、オフコースは姉の影響で聞きましたが、美空ひばりや森晶子はお父ちゃんの影響ですね。ハチトラで聞いた記憶のせいかと...。中島みゆきは偶然聞いたお〜ルナイトニッポン〜がきっかけです。ラジオは、色んな音楽を届けてくれました。YMOもそうです。音楽と会話のギャップが私の好奇心をくすぐったみたいです。
Commented by sakanoueno-kumo at 2010-10-06 23:52
< heitarohさん
テレビに出るぐらいですから、全キャン連の幹部だったとか?
それはまた大物のお友達をお持ちで・・・(笑)。
たしか自民党の石破茂氏も全キャン連だったような・・・。

解散コンサートでの「男性の群集が号泣する」というシーンが、当時としてはショッキングな現象と見られ報道されたと聞きますが、きっとその中にもおられたのでしょうね(笑)。
Commented by sakanoueno-kumo at 2010-10-07 00:06
< marquetryさん。
私も小中学校時代、ジュリーの大ファンで、初めていったコンサートもジュリーでした。
お姉さんと話が合うかもしれません(笑)。
YMOのアルバム「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」は名盤でしたよね。
あと、「東風」の収録されてるアルバムも・・・(アルバム名忘れました。)

そうですね。
私らの世代は深夜放送が音楽の情報源でしたもんね。
オールナイトニッポンもそうですが、関西ではヤングタウンやヤングリクエストという王道深夜放送がありまして、さんまや鶴瓶や紳助など皆そこから世に出てきました。
そんな深夜放送で出会った歌のことも、次回紹介しようと思っていたところでした。

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