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松井秀喜氏のワンデー・コントラクトでの引退式典に感銘。

昨年12月に引退を表明し、今年5月に東京ドームで引退セレモニーをした元メジャーリーガーの松井秀喜氏が、先日、今度はヤンキースタジアムでの引退セレモニーを行いましたね。
なんでも、2009年まで7年間在籍したニューヨーク・ヤンキース1日限りのマイナー契約を結んでの式典だったとか。
これを「ワンデー・コントラクト」というそうで、メジャーリーグではときどき行われるはからいだそうですが、スター選手が終身在籍することが多いヤンキースでは、2007年のジェフ・ネルソン投手以来2人目のことだそうです。
日本人としては、引退セレモニーを行うこと自体、松井氏が初めて。
ヤンキースもなかなかなことをしてくれますね。

なかには、松井氏とワンデー・コントラクトを結んでまで式典をするなら、他にも松井氏以上の実績をあげた元ヤンキースの選手はたくさんいる・・・と批判する人もいるようですが、それをアメリカ人が言うならまだしも、日本人がそれを言うのは無粋というものですね。
引退セレモニーは引退していく選手だけのものではなく、ファンのためのものでもあるのです。
ファンから愛された選手のみに許される特権ともいえるでしょうか。
松井選手は、それだけニューヨークのファンから愛されていたことの証で、それを同じ日本人として称えるのではなく、数字や記録だけを見て難癖つける人たちは、本当の野球ファンとは言いがたいと私は思いますけどね。

それにしても、このワンデー・コントラクトというシステムは実にいいですね。
日本のプロ野球球団も見習ってみてはどうでしょうか?
昔は、チームの顔のようなスター選手が球団を渡り歩くことは少なかったので、その選手が長きにわたって活躍したスタジアムとユニフォームで式典を行うことがほとんどでしたが、FA制度が導入されて以降は日本プロ野球の傾向も変わってきて、むしろ、ビッグネームのほうが、複数のチームのユニフォームを着るようになりましたよね。
その賛否は別にしても、ドラフト1位入団のビッグネームが、生え抜きのまま終身同じ球団で引退を向かえるという例は少なくなりました。
それも、最後に身をおいたチームではたいした活躍もせず、注目されずにユニフォームを脱いでいく例も少なくありませんし、たいした活躍をしていない球団で引退セレモニーを行なっても、なんかシックリ来ませんよね。

近年でいえば、清原和博氏などがその例で、最後は大阪ドームでのセレモニーで引退しましたが、最後の2年間だけ在籍したオリックスでは、ほとんど活躍らしい活躍はしておらず、オリックスのユニフォーム姿自体、馴染まないままの引退だったように思います。
清原選手といえば、やっぱ、ジャイアンツライオンズですよね。
そんな選手と、この度の松井氏のようにワンデー・コントラクトを結んで古巣での幕引きを演出すれば、その選手はもちろん、ファンも大喜びだと思いますけどね。
私は阪神ファンですが、新庄剛志選手の縦縞のユニフォーム姿を最後にもう一度見たかったものです。
そんな例はたくさんありますよね。
ぜひとも、日本のプロ野球界にも真似てほしいシステムです。

とにもかくにも、松井秀喜氏は日本人の誇りですね。
巷では、ジャイアンツの次期監督として名前が上がっているようですが(どこまで事実かは知りませんが)、それも去ることながら、将来、ヤンキースのピンストライプのユニフォームを着て指揮をとる・・・なんてことにならないかな~・・・と、過大な期待を注ぎたくなっちゃいます。
また、無粋な方々に批判されそうですが・・・。
なにはともあれ、松井秀喜氏の今後の更なる活躍を期待します。


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by sakanoueno-kumo | 2013-08-02 17:45 | プロ野球 | Trackback | Comments(0)  

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