2015夏休み但馬路紀行 その3 「生野城跡」

生野銀山から直線距離で2kmほど西に、かつて生野銀山を管理していた生野城跡があります。
びわの丸健康公園というところに城跡に通じる登山道があると知り、銀山で働いていたお姉さんに聞いてみると、「すぐ登れますよ!」とのこと。
ならばと、女子たちが銀山でシルバーアクセサリー作りを楽しんでいるあいだに、オッサンふたりで行ってみることにしました。

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現地に着いてみると、御立山という名の古城山は標高601m、比高290mとあります。
ほんとにすぐ登れるの?・・・と思いながらも、せっかく来たのだから、山に入りました。

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登り始めは階段が整備されていて、これなら確かにすぐ登れるかな?・・・と思ったのですが・・・。

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階段の途中に、「間歩」跡がありました。
この山でも、が採れたということでしょうか?

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しばらくすると、階段からそれたところに「生野城登り口」の立て札が・・・。
なんだ、最後まで階段じゃないのか・・・。

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山道になりましたが、さほど険しい道ではなく、いい運動です。

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汗ダクになりながら15分ほど登ると、開けた場所に出ました。
ここが城跡?・・・と思ったのですが、どうも様相が違うようで、どうやら目の前に見える山の上のようです。
まだ比高100m以上ありそう・・・。

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ここから道のりは一変。
険しいのなんのって、ほとんど道なき道を進みます。
足元を見ながら集中して進まないと、滑り落ちそうな山道で、写真を撮る余裕もありませんでした。

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ようやく石垣の遺構らしき場所にたどり着きました。
おそらくここは、麓にあった看板の縄張り図にある、別郭跡だと思われます。

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こういうものを目にすると、下がりかけていたテンションが上ります。
そしてもうひと踏ん張り道なき道を進むと・・・。

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ようやく山頂、二の曲輪跡にたどり着きました。

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素晴らしい眺めです。
登山家の方々は、この達成感がたまらないのでしょうね。

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生野城の歴史は、応永34年(1427)、但馬の守護職・山名時熈山名宗全の父)が、室町幕府4代将軍・足利義持の命を受け、播磨の守護職・赤松満祐を討伐することになり、その際、播磨国と但馬国の国境であるこの山の頂上に城を築き、攻撃の拠点にしたのがはじまりとされています。
その後、天文11年(1542年)に山名祐豊が生野銀山を開坑すると、ここはその支配の拠点として機能するようになります。
ところが、弘治2年(1556年)に山名氏の重臣だった竹田城主の太田垣朝延謀叛を起こし、生野城を乗っ取ります。
しかし、天正5年(1577年)に織田信長の命で但馬国に進軍してきた羽柴秀吉によって、城は実効支配されました。
江戸時代に入ると、徳川幕府は山の麓に銀山管理の代官所を置き、山城はその役目を終えます。
生野銀山とは、切っても切れない深い関係の城だったわけですね。

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ニの曲輪から見た三の曲輪です。

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ニの曲輪から見た主郭です。

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主郭に登りました。
中央には、石碑なのか自然石なのかわからない岩があります。

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何か書いてるようなんですけど、よくわかりません。

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縄張り図によると、奥に進めば櫓台やら堀切やら井戸やらの遺構があるようなんですが、何せここにたどり着くまでに40分ほど時間を費やしていて、銀山で家族が待っているので長居はできず、ニの曲輪と主郭だけで下山することにしました。
それにしても、銀山のお姉さん、「すぐ登れますよ!」とは、何を根拠に言ったのでしょう?
どんでもなくハードな登山でした。
しかも、下山してから気がついたのですが、スニーカーを脱いでみると、両足とも靴下が血で真っ赤
どうやらに咬まれていたようです。
夏山ですから、当然ですね。
教訓、山城めぐりは、入念な下調べをしていきましょう!

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てなわけで、今年の夏休みシリーズは3稿だけ。
来年も行けるかな?

2015夏休み但馬路紀行 その1 「石ケ堂古代村」
2015夏休み但馬路紀行 その2 「生野銀山」

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by sakanoueno-kumo | 2015-09-04 18:43 | 兵庫の史跡・観光 | Trackback | Comments(0)  

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