内村航平選手、田知本遥選手、ベイカー茉秋選手の金メダル獲得と、福原愛選手の惜敗に三喜一憂の朝。
今日からお盆休みという人が多いと思いますが、その初日の朝からいきなり大忙しですね。
まず、朝起きてTVをつけたら、柔道女子70キロ級で田知本遥選手と男子柔道90キロ級ではベイカー茉秋選手が、男女そろって金メダル獲得という嬉しいニュースが飛び込んできました。
いや~・・・もうちょっと早く起きればよかった!
これで今大会、柔道は金メダル3個ですね。
4年前のロンドン大会では、女子57キロ級の松本薫選手の金メダル1個だけで、男子にいたっては史上初の「金ゼロ」という惨敗でしたから、現時点での金3個は立派です。
そのほかの階級でも、今大会メダルを逃したのはいまのところ女子63キロ級だけですよね。
お家芸復活の狼煙といえるでしょうか?
まだ、男女ともあと2階級ずつ残っていますから、明日以降も続いてほしいですね。
その次に飛び込んできたのが、体操男子個人総合で内村航平選手が金メダルを獲得したというニュース。
これは、かろうじて最後の鉄棒だけ観ました。
完璧な演技でしたね。
鉄棒までの経緯をリアルタイムで観戦していなかったのですが、最終の鉄棒演技前は0.901点差の2位で、この点差は決して小さいものではなかったそうですね。
しかし、終わってみれば内村選手の大逆転Vで、その点差はわずか0.099点差。
やっぱ、持ってる人っていうのは、こういうドラマティックな結末を作れるんですよね。
お見事です。
で、その勢いに乗って観戦したのが、卓球女子シングルスの3位決定戦に臨んだ福原愛選手でしたが、結果は1‐4で敗れ、日本勢初の個人戦メダル獲得は果たせませんでした。
実はわたしは卓球には少し詳しくて、今朝の早起きのいちばんの目的は愛ちゃんだったのですが、いや~、悔しいですね。
今大会の愛ちゃんの調子だと、メダルは夢じゃないと思っていたのですが・・・。
振り返ると、準決勝までは1セットも落とすことなく完璧な勝ち上がり方を見せてきた愛ちゃんでしたが、昨夜(リオでは朝ですか)の準決勝では、逆に1セットの奪えずの完敗でした。
でも、あれは仕方がないというか、中国の李暁霞選手(ロンドン大会どう金メダリスト)とは完璧に実力差があったと思いますし、李選手に負けての3位決定戦は、ある意味想定内だったと思います。
でも、今日の北朝鮮のキム・ソンイ選手は、勝てない相手ではなかったかな・・・と。
もちろん、キム選手は3回戦で石川佳純選手を破って勝ち上がってきている選手ですから、決して侮れない相手ではありますが、1セット目を見る限り、李選手との対戦のような実力差は感じられませんでした。
ただ、もともと愛ちゃんはカットマンがあまり得意でないことと、やはり、前半すこしミスが続いちゃったのが致命傷になっちゃいましたね。
セットカウント0-3で迎えた崖っぷちの4セット目をデュースに持ち込んで何とか1セット獲りましたが、あれがもし1セット目だったら、その後の展開はずいぶん変わったんじゃないでしょうか。
というのも、準々決勝で戦ったシンガポールの馮天薇選手も、愛ちゃんからみれば格上の選手(ロンドン大会銅メダリスト)でしたが、デュースとなった1セット目の接戦をものにしてから、2セット目以降、愛ちゃんはどんどん勢いを増し、逆に馮選手は意気消沈してミスが目立ち始め、結果は4-0で愛ちゃんが圧勝しました。
愛ちゃんにとっては完璧なゲームでしたが、それほどの実力差があったわけもなく、すべては1セット目の接戦を制したことにつきると思います。
そうして見ると、トップレベルでの戦いというのは、つくづくメンタル勝負なんだなぁ・・・と思わずにはいられません。
勝負ごとに「もしも」はナンセンスですが、今日の試合、もし4セット目の接戦が1セット目だったら・・・ちょっとした勝負の綾で、結果はまるっきり逆になっていたように思います。
残念ですね。
福原愛選手が石川佳純選手や伊藤美誠選手と比べて特別強いというわけではありませんが、日本の卓球の人気をここまで盛り上げてきたのは、まぎれもなく愛ちゃんの功績といっていいでしょう。
その意味では、日本人初の個人戦メダリストに最も相応しいのは彼女だと思っていたのですが、残念ながらあと1歩及びませんでした。
次は団体戦。
2大会連続のメダル獲得に向けて頑張ってほしいですね。
ブログ村ランキングに参加しています。
よろしければ、応援クリック頂けると励みになります。
↓↓↓
by sakanoueno-kumo | 2016-08-11 11:58 | 他スポーツ | Trackback | Comments(0)