豪壮な石垣群の津山城登城記 その4 「備中櫓」

60棟以上あったとされる津山城の櫓のなかで、現在ひとつだけ復元されているのが、本丸から南へ張り出した石垣上に建てられた「備中櫓」です。


e0158128_14531276.jpg

高さ約13m、幅約24m、奥行き約8mで、延べ面積は約288㎡という津山城の櫓の中でも最大級の規模を誇り、その立地などから考えて、天守に次いで重要な櫓であり、象徴性の高い建物だったと考えられます。


e0158128_17034542.jpg

津山城は美作国の城なのに、なんで“備中”櫓なんだ?・・・という疑問が浮かびますが、『森家先代実録』という史料によると、当時の鳥取藩主で、のちに備中国松山城主となる池田備中守長幸が津山を訪れたときに完成した櫓だからだとか。

長幸と津山藩の関係は、初代津山藩主・森忠政の娘が池田家に二人嫁いでおり、忠政にとって長幸は娘婿にあたる人物です。


e0158128_17120761.jpg

奥向御殿のさらに奥という立地を考えると、備中櫓は藩主もしくはその家族という限られた者だけのスペースだったと推定されているそうです。


e0158128_17130744.jpg

そのため、通常の櫓ではまれな全室畳敷き、天井張りという構造で、絵図によると、「御座之間」「御茶席」「御上段」などが存在しており、それらも復元されています。


e0158128_17075396.jpg

御座之間です。


e0158128_17075710.jpg

御茶席です。


e0158128_17080160.jpg

御上段の間です。


e0158128_17080535.jpg

そしてです(笑)。


e0158128_17145376.jpg

この備中櫓は、森忠政が津山城の築城を開始してから400年の節目にあたる平成16年(2004年)に復元整備されたそうです。


次回、最終稿




ブログ村ランキングに参加しています。
よろしければ、応援クリック頂けると励みになります。
   ↓↓↓
にほんブログ村 テレビブログ 大河ドラマ・時代劇へ
にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ


by sakanoueno-kumo | 2017-01-10 23:12 | 岡山の史跡・観光 | Trackback | Comments(0)  

トラックバックURL : http://signboard.exblog.jp/tb/25147460
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]

<< 豪壮な石垣群の津山城登城記 そ... 豪壮な石垣群の津山城登城記 そ... >>