太平記を歩く。 その72 「白旗城跡」 兵庫県赤穂郡上郡町

兵庫県の西の端にある白旗城を訪れました。

ここは、播磨国守護の赤松氏の居城とされたところで、『太平記』によれば、東上する足利尊氏軍を迎え撃つ新田義貞軍約6万を、赤松則村(円心)がここ白旗城にて50日あまりの間足止めさせたと伝わります。

この標高440m比高390mの登山にチャレンジしました。


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城跡への登山の手引は、上郡町のHPで懇切丁寧に紹介してくれていましたので、迷うことなく登れます。

写真に記したように、山頂の北から南へと連なる尾根筋に三の丸・本丸・馬場の丸・二の丸・櫛橋丸と曲輪が梯郭式に並ぶ縄張りとなっています。

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ここを訪れたのはGW初日の4月29日。

新緑が美しい麗らかな日でした。



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登山口には獣除け金網の扉が閉じられて針金で縛られていますが、「扉を開閉できる方はご自由にお通りください」と書かれています。

開けたらちゃんと閉めて、針金で縛って進みます。


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しばらく歩きやすい山道を進むと、城跡の説明看板が表れます。


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城跡まで、約1.6kmとあります。


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ここからの道のりが、大きな岩がゴロゴロ転がった険峻な山道で、たいへん進みにくい。


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これって、元は石垣だったものが崩れた跡じゃないでしょうか?


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更に登ると、どうみても石段跡らしき道があります。


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約1.6kmの標識から歩くこと険峻な道を30分強、城跡南側の分岐にたどりついたのですが、標識はまだ残り0.8km

あれから800mしか進んでいませんでした。


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でも、ここからは尾根道で歩きやすく、北へ5分ほど進むと、はっきりとした遺構が始まります。

まずは堀切跡


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さらに北へ5分ほど進むと、櫛橋丸への誘導表示が。

登ってみます。


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櫛橋丸です。


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櫛橋丸からの眺望です。


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さらに5分ほど進むと、二の丸跡にたどり着きます。


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結構な面積です。


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そして、さらにそこから5分進んだところに、本丸跡があります。


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標高440mの山頂です。


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本丸跡に設置されている案内板。


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縄張り図です。


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九州で勢力を立て直した足利尊氏は、再び兵庫へ攻め上ってきますが、これを阻止すべく新田義貞が西へ向かいます。

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ところが、その動きを見た播磨国の守護大名・赤松則村(円心)がこれを食い止めます。

この戦いを「白旗山合戦」と呼びます。


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『太平記』によれば、東上する足利軍を迎え撃つ新田軍約6万を、ここ白旗城にて50日あまりの間足止めさせたといいます。

その結果、楠木正成はわずかな兵力で、負けるとわかっていた湊川の戦いに出て行かなければならなくなったわけです。


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本丸跡のさらに北側を下ると、三の丸跡があります。


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ここも山頂近くとは思えないほど広い面積の平滑な地で、周りは土塁で囲われています。


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登山は麓から約70分、なかなかハードな道のりでした。


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下山途中、麓にある白旗城跡五輪塔群と、白旗八幡神社、栖雲寺跡に立ち寄りました。


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栖雲寺は円心の次男・赤松貞範が建てたといわれ、ここにある五輪塔群は、白旗城合戦で落命した兵たちの供養塔と言われています。


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麓にある「円心の里」記念碑

その後方に見えるのが、白旗山です。

もう少し、円心の里をめぐってみます。




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by sakanoueno-kumo | 2017-06-20 23:46 | 太平記を歩く | Trackback | Comments(0)  

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