大政奉還150年記念に訪れた二条城。 その4 ~本丸・天守台~

二条城本丸へは、二ノ丸御殿との間の内堀に架かる東橋を渡り、本丸櫓門(本丸東櫓門)から入ります。


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本丸櫓門は入母屋造、本瓦葺きの櫓門で、寛永3年(1626年)に徳川家光が造営した本丸内の建物のうち、天明8年(1788年)に起きた天明の大火で唯一焼け残った遺構だそうで、国の重要文化財に指定されています。


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寛永3年(1626年)9月の後水尾天皇(第108代天皇)行幸の際、そのときの木橋2階橋だったそうで、天皇は二ノ丸御殿内から橋の2階の畳廊下を通って、地上を歩くことなく天守まで行かれたといわれます。

その2階橋の一部は昭和5年(1930年)頃まで残っていたそうですが、その後、解体されたそうで、その部材は土蔵で保管されているそうです。


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木橋から北側の内堀を撮影。

前稿で紹介した鳴子門が見えます。


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こちらが南側の内堀。

前稿で紹介した桃山門が見えます。


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櫓門をくぐると、両側に櫓跡と思われる石垣があり、その向こうは枡形虎口になっています。


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枡形の奥には雁木があります。

これは往時のものではないような・・・。


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振り返って櫓門を見ます。

櫓の土塀には砲撃用の狭間が見えます。

この両側の石垣上にも櫓があったとすれば、防御は完璧

この門をくぐった時点で蜂の巣状態ですね。


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櫓門をあとにして、本丸庭園に向かいます。


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この庭園は明治29年(1896年)に明治天皇(第122代天皇)の指示によって造られたものだそうです。


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本丸御殿御常御殿です。


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現在の本丸御殿は、京都御苑今出川御門内にあった旧桂宮邸の御殿を、明治26年(1893年)から翌年にかけて本丸内に移築したもので、国の重要文化財に指定されています。


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創建当時の本丸御殿は、現存する二の丸御殿にほぼ匹敵する規模だったそうですが、天明の大火によって焼失してしまったそうです。

その後、本丸御殿は再建されませんでしたが、幕末に第15代将軍・徳川慶喜の住居として再建されました。

しかし、この御殿も明治14年(1881年)に撤去されました。


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こちらは、本丸御殿玄関です。

現在の本丸御殿は、玄関、御書院、御常御殿、台所及び雁之間4棟からなります。


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そして、本丸西南にある天守台を登ります。

かつてはここに天守がありましたが、寛延3年(1750年)に落雷焼失して以来、再建されませんでした。


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天守台には手すり付きの階段が設置されており、簡単に登れます。


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石垣は「打込み接ぎ」です。


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天守台の上です。

石垣の高さは18m、広さは427㎡だそうです。

かつてここにあった天守は、寛永3年(1626年)に伏見城から移設されたと考えられています。

屋根は5重、内部は地上5階、地下1階の構造だったと伝わります。


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天守台から本丸御殿を望みます。


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こちらは天守台から北側に見える本丸西門西橋です。


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こちらは天守台西側に見える土蔵


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そしてこちらは、南側内堀です。


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徳川家康によって築城された当時の天守は、こことは違う場所(城の北西部分)にあったといわれ、『洛中洛外図屏風』望楼型の5重天守として描かれています。

その天守は、ここに家光が天守を築いたとき、淀城移築されたと言われます。


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天守台を降りて、本丸西側の西門から外に出ます。


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見事に残る打込み接ぎの石垣。


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西門も東門と同じく枡形虎口になっています。


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西門の橋から見た天守台。


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さて、4稿に渡って紹介してきた二条城ですが、これですべて回りました。

大政奉還から今年で150年、その他にも、寛永3年(1626年)9月の後水尾天皇(第108代天皇)行幸、慶長16年(1611年)の徳川家康と豊臣秀頼の会見など、時を超えて歴史を刻んだその舞台は、いまでは世界文化遺産として世界中の観光客で賑わっています。


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帰りに二条城を次代へ保存・継承していくための募金「二条城一口城主募金」をしたところ、缶バッジクリアファイルなどの記念品をいただきました。

今日からわたしも二条城の城主です(笑)。







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by sakanoueno-kumo | 2017-11-11 00:31 | 京都の史跡・観光 | Trackback | Comments(0)  

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