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小沢一郎という男

<小沢氏秘書逮捕>代表進退に波及も

小沢一郎という男は、総理になれない運命なのだろうか?
それとも自ら総理への道を閉ざしているのだろうか?
この20年弱、良きにせよ悪しきにせよ、常に野党の主役だった彼。(一瞬与党にいたっけ?)
私が政治に関心を持ったのも、細川政権発足のときから。
それ以来、紆余曲折を繰り返しながら、彼の掲げた二大政党制をほぼ実現しつつあり、さすがに今回は総理の椅子を手中にしたと思っていた。
後世、平成の政治家の名をあげろといわれれば、「小泉純一郎」「小沢一郎」は真っ先に名を連ねるだろう。(いい悪いは別にして)
残念ながら今回ばかりは致命傷になるのでは・・・?

まだ小沢代表本人の言葉は発せられていない。
この逮捕は政界全体に波及する可能性もあり、自民への追い風になるとは現時点では判断しづらい。
しかし、小沢代表にとっては間違いなく向かい風になるのは避けられそうもない。
小沢総理でない民主党政権に果たして魅力があるかと問えば、民主党にとってもやはり厳しい向かい風になることは間違いない。


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以下、記事本文引用
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<小沢氏秘書逮捕>代表進退に波及も 
政治資金規正法違反容疑での公設第1秘書逮捕は、民主党の小沢一郎代表の進退に波及する可能性が出てきた。鳩山由紀夫幹事長は「この問題で今すぐにという判断にはならない」との認識を示したが、中堅議員から「小沢氏に居座ってもらっては困る」との声があがるなど、党内に動揺が広がっている。

 鳩山氏は事務所捜索と会計責任者逮捕の一報を受けて3日夕、東京都内で記者団に「直前に小沢代表と会った折には『資金の出し入れは基本的にすべてオープンにきちんと処理しており、全く問題はない』と言っていた」と強調。そのうえで「そのことを信頼しているが、いずれ小沢代表自らが説明されると考えている」と述べ、小沢氏自身の説明を見守る姿勢も示した。

 小沢氏が今後も代表を続けるかと問われると「当然そうだ」。さらに「事実をしっかりと国民に見ていただくのが大事だ」と述べた上で「選挙への影響は当然出る。これで国民の信頼を失ってはいけない」と語った。

 小沢氏は3日午後3時過ぎから党本部で幹部会に出席し、問題に関して「法令に従って適切に処理している」と説明した。民主党は4日午前、党本部で緊急の役員会を開き、対応を協議する。終了後、小沢氏自身が記者会見で問題について説明する。


<小沢氏秘書逮捕>乏しい違法認識 政治家側「適正記載」 
政権交代を目指す野党第一党のトップの資金管理団体に3日、捜査のメスが入った。準大手ゼネコン・西松建設のOBが設立した政治団体は、小沢一郎民主党代表をはじめ与野党有力議員に多額の献金をしてきたが、小沢氏は「何の問題もない。適切に処理している」と述べ、他の政治家も違法性を否定してきた。しかし、東京地検特捜部は、政治団体は西松建設のダミーだったとみて小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(47)の逮捕に踏み切り、深夜まで関係先の捜索を続けた。

 「会社の名前が出ると相手の先生に迷惑がかかる」。西松建設幹部は、政治団体を隠れみのにして献金を続けた理由を語る。「うちはゼネコンでも10番目だからやらざるを得ないが、他社だって同じようなことをしている」と話し、献金システムを考案したのは、逮捕された前社長、国沢幹雄被告(70)=外為法違反で起訴=だったと明かした。

 関係者によると、西松OBが95年に設立した「新政治問題研究会」など2団体は会費を社員から集めて政治献金する一方、会社は社員の賞与に会費分を上乗せして補てんしてきた。政治家個人への企業献金が全面禁止された00年以降も続けられ、社内で問題視されたことはなかったという。

 別の中堅幹部は数年前、直属の上司から「ちょっと協力してよ」と、新政治問題研究会への入会を勧められた。妻と2人で入会し計8万円の会費を支払った。政治団体の名が入った会費の領収書はこの上司から直接手渡されたという。中堅幹部は「団体の代表とは会ったこともない。上司としかやり取りしなかった」と振り返る。

 政治家側も献金は合法と強く主張してきた。小沢氏をはじめ、献金を受けた与野党議員の事務所は今年1月、毎日新聞の取材に対しいずれも「政治資金規正法に基づき、適正に収支報告書に記載している」などと回答。だが、研究会から04~05年に寄付を受けた自民党のある元議員は07年8月、研究会の窓口が西松建設副社長だったことを明かし「新政治問題研究会なんて知らなかった」と話した。この元議員の会計責任者も当時、「どの会社も持っている政治連盟の一つだと思っていた。何がいけないのか」と答えていた。

   ◇西松建設事件を巡る経過表◇

<08年>

 6月 4日 東京地検特捜部が西松建設本社などを外為法違反容疑で家宅捜索

11月19日 高原和彦元副事業部長を3500万円を着服した業務上横領容疑で逮捕

    21日 特捜部が国沢幹雄社長宅を家宅捜索

<09年>

1月14日 藤巻恵次元副社長らを外為法違反容疑で逮捕

   20日 国沢社長が辞任。直後に外為法違反容疑で逮捕

2月 3日 特捜部が藤巻元副社長らを起訴

   10日 特捜部が国沢前社長を起訴。法人としての同社も略式起訴

   24日 特捜部の事情聴取を受けた長野県知事元秘書の同県参事が自殺

3月 3日 小沢一郎民主党代表の資金管理団体の会計責任者で公設秘書、
       大久保隆規容疑者らを政治資金規正法違反容疑で逮捕

*肩書は当時

by sakanoueno-kumo | 2009-03-03 23:57 | 政治 | Trackback | Comments(2)  

Commented by AAA at 2009-03-04 10:07 x
小沢氏がこれから行おうとしている改革(当然に官僚に対するものが大きな部分を占める。検察も官僚の一部ですね。司法立法行政全て官僚に握られている国。しかも小沢氏だからバッサバッサとやっていくでしょうから…)と現在知る限りでの検察の言い分とを比較衡量すると随分と不均衡ですね。国家の根本的な改革と(年間、何百兆の話し)、数千万円の話ですから…
Commented by sakanoueno-kumo at 2009-03-04 21:12
何故このタイミングだったかということが疑問です。
政治テロと感じてしまいます。政治テロは政党間での抗争だけとは限りません。小沢氏が総理の椅子に座ることを望む官僚は皆無だろうし・・・。

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