2017年 06月 05日 ( 1 )

 

おんな城主 直虎 第22話「虎と龍」 ~移民政策と雇用政策~

 外交、経済、教育、軍事、司法と、ここまで稚拙ながらも試行錯誤しながら領主として成長していく井伊直虎国づくりを描いてきましたが、今話は、材木事業を立ち上げるために雇った龍雲丸率いる盗賊団と、元来の井伊谷領民たちがどう折り合いをつけながら共存共栄していくかというお話。つまり、移民政策雇用政策の回ですね。これは、領国経営においては重要な問題で、現代にも通ずる普遍のテーマといえます。


人口減少、少子高齢化が進むこれからの日本で、世界第3位という現在の経済規模を維持するには、毎年、外国からの移民約20万人受け入れる必要があると言われていますよね。経済力=国力と言っていいでしょうから、これはやむを得ないことなんでしょうが、一方で懸念されるのは、移民の大量受け入れによる文化摩擦治安の悪化。偏見かもしれませんが、外国人による犯罪の報道を耳にすることは決して少なくありません。報道される程ではない軽犯罪(スリや空き巣)などは、毎年増え続けているとも聞きます(これも、正確なソースのある情報ではありませんが)。


「井伊の者たちは、こういったことに慣れておらぬのじゃ。」


 移民たちの開いた博打場にのめり込む百姓たちに困りはてた直虎が龍雲丸に言った台詞ですが、たしかに、移民たちが持ち込む異文化というのは、決して良いものばかりではなく、ときに中毒性をおびた危険きわまりないものもあります。そこを、どう上手く選り分けて付き合っていくかなんでしょうが、元来、単一民族国家の日本人は井伊谷の百姓たちと同じで、移民との付き合いに「慣れておらぬ」のですよね。移民の大量受け入れの賛否を問うたアンケート調査によると、反対意見が7割近くを占めています。人口減少がゆゆしき問題だとはわかっていても、移民を増やして人口を維持するというのは、何か、日本が日本じゃなくなっていくような気がして、受け入れがたい気持ちになるのでしょう。グローバルVSナショナリズム・・・難しい問題ですね。


わたしも、治安維持の観点でいえば、少なくとも犯罪歴のある移民受け入れには賛成しかねます。ましてや、直虎の盗賊団の集団雇用など、言語道断ですね。領国内に摩擦が起きて当然です。中野直之、奥山六左衛門ら側近に同情します(笑)。


 移民政策雇用政策。どちらも重要なテーマですが、とにもかくにも今話は終始創作の回で、史実パートはありません。これくらいで勘弁してください(笑)。



ブログ村ランキングに参加しています。
よろしければ、応援クリック頂けると励みになります。
   ↓↓↓

にほんブログ村 テレビブログ 大河ドラマ・時代劇へ
にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ


by sakanoueno-kumo | 2017-06-05 23:15 | おんな城主 直虎 | Trackback | Comments(0)