2017年 08月 08日 ( 1 )

 

太平記を歩く。 その100 「阿弥陀寺(楠木正成首改め石)」 神戸市兵庫区

神戸市兵庫区にある阿弥陀寺にやってきました。

ここには、湊川の戦いに勝利した足利尊氏が、討死した楠木正成首実検を行ったと伝わるがあります。


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本堂です。


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境内の一角に、池を松が囲んだ庭園風の場所があります。

その池の中央に、大きな石があるのですが、これが「楠木正成首改め石」だと伝わるものです。


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説明板によると、池中の大石は、平清盛が魚を供養するために建てた魚の御堂礎石とも伝えられますが、延元元年/建武3年(1336年)5月25日の「湊川の戦い」に大捷した足利尊氏が、須佐の入江の奥にあった魚の御堂で、楠木正成の首あらためをしたとも伝えられます。

尊氏は、かつての戦友であり好敵手でもある正成の首と、この石の上で対面したんですね。

その後、この石は福岡藩主・黒田長政神戸別邸にあったそうですが、やがて屋敷は兵庫の絵屋の鷹見家にゆずられ、さらにその後、同寺に寄贈されたそうです。


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石の表面が一部赤くなっているのは、楠木正成の・・・ではなく、第二次大戦における神戸大空襲の折、石が焼けたためだそうです。


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あと、湊川の戦いには無関係ですが、境内には、元和6(1620)年に徳川幕府によって進められた大坂城再築普請に参加した加藤肥後守忠広清(清正の長男)の、石場を示す刻印石がありました。


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小さなお寺なんですが、平清盛、足利尊氏、楠木正成、黒田長政、加藤忠広と、各々の世代で歴史に名を刻んだ諸将たちと、深く関わった阿弥陀寺でした。




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by sakanoueno-kumo | 2017-08-08 23:47 | 太平記を歩く | Trackback | Comments(0)