<   2010年 02月 ( 15 )   > この月の画像一覧

 

龍馬伝 第9話「命の値段」

 土佐の郷士・山本琢磨(後の沢辺琢磨)が、ふとした出来心から盗人まがいの行為に及んでしまったというこの時計拾得事件。若き日の坂本龍馬の人柄がうかがえる有名なエピソードである。琢磨の修業する桃井道場で塾頭だった武市半平太は、琢磨の犯した罪に激しく怒り切腹を命じる。その琢磨を逃亡させたのが龍馬だったという。この事件によって、土佐の若手郷士の中での龍馬株が上がったとも言われている。

 このエピソードで誰もが感じるのは、情に厚く懐の深い龍馬に対して、融通の利かない冷徹な半平太となってしまうのだが、果たして真相はどうだったのだろう。龍馬は半平太の了解なしで琢磨を逃亡させたのだろうか。半平太は琢磨に切腹を命じた後、龍馬を呼び出し相談している。半平太が龍馬に琢磨を逃亡させるよう依頼したとは考えられないだろうか。半平太の了解なしで逃亡させたとすれば、後の龍馬と半平太の関係にヒビが入ってもおかしくない話だが、そのような形跡はない。このとき半平太は、江戸での郷士たちの統率役を藩から命じられており、立場上切腹を命じざるをえず、そのフォローを龍馬に頼んだか、もしくは龍馬が逃亡させるであろうことを承知したうえで黙認していた・・・というふうにもとれなくもない。

 山本琢磨は半平太の妻・富の従兄妹にあたるが、龍馬から見ても遠い親戚にあたる。龍馬と半平太を引き合わせたのも、この琢磨だったという説もある。いわば二人の共通の親戚でもあり、この山本琢磨逃亡劇は、龍馬と半平太の二人が画策したものだったと考えても十分にあり得る話だ。

 坂本龍馬と武市半平太。「陽」と「陰」、もしくは「動」と「静」とも言える、まったく違うタイプのこの二人が、不思議なことにお互いを深く理解し合い、認め合う関係だった。後に半平太が結成した土佐勤皇党においても、192名の署名血判の中で龍馬は9番目に署名している。上位8人は半平太を筆頭に彼の同門側近の者ばかりで、部外者の筆頭が龍馬だったわけである。半平太には、この破天荒で自分とはまったく違う考えを持つ龍馬を認める包容力があった。ドラマで描かれているような、狭量な人物ではないと私は思っている。

 逃亡した山本琢磨は、大正2年(1913年)、80歳まで天寿を全うしている。琢磨は生涯、龍馬のことを口にするたび涙を流したという。


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by sakanoueno-kumo | 2010-02-28 23:47 | 龍馬伝 | Trackback(6) | Comments(4)  

惜敗の銀メダル、チームパシュート。

う~ん・・・残念と言ったらいいのか、おめでとうと言ったらいいのか・・・。
スピードスケート女子団体追い抜き(チームパシュート)で、小平奈緒選手、穂積雅子選手、田畑真紀選手の日本チームが銀メダルを獲得しました。
金メダルとの差0.02秒
これは、やはり「残念」と言いたくなります。
残り1周の時点では、金メダル確定と思った人が多かったんじゃないでしょうか?
あそこから逆転したドイツは見事でした。

この銀メダルは、日本にとっては快挙ではないんですね。
この競技においての日本チームは世界ランク3位で、1位2位のチームが予選で敗退していることから、決勝トーナメントの参加国の中では実力でいえば本命。
否が応でも金メダルへの期待が高まります。
とはいえ、実力どおりの結果にならないのがオリンピックの舞台なのですが、そのプレッシャーに打ち勝ち順当に決勝まで勝ち上がり、ラスト1周まで金メダルを手中に収めたも同然でした。
最後の最後で金メダルを落としてしまったというところでしょうか・・・。
金メダルというのは、そう簡単には取れないんですね。

今回のバンクーバーオリンピックでのスピードスケートは、男子500mでの銀・銅同時獲得から始まったのですが、その後勢いに乗るかと思いきや、残念ながらメダルまでは届かず、小平選手の5位入賞が精いっぱいでした。
メダル獲得だけが全てではないのですが、女子選手としては悔しい2週間だったことでしょう。
そういった意味でいえば、今回のチームパシュートでの結果は、まさに起死回生の銀メダルだったでしょうね。
少し残念ではありますが、銀メダルおめでとうの言葉を送りたいと思います。

今回のスピードスケート陣で一番の注目だった、中学生スケーター高木美帆ちゃん(15歳)は、結局このチームパシュートではリザーブで終わりました。
個人種目でも思うような結果は残せませんでしたが、将来ある彼女にとっては本当に貴重な2週刊となったことでしょう。
世界のトップアスリートたちの滑りや、日本の先輩選手たちの悔し涙を目に焼き付けて、将来のスピードスケート界を背負って立ってほしいと思います。



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日本は銀メダル獲得 スピードスケート女子団体追い抜き
 バンクーバー冬季五輪スピードスケート女子団体追い抜き(27日=日本時間28日、五輪オーバル)決勝が行われ、日本はドイツと対戦し銀メダルを獲得した。
 日本は1回戦、準決勝と同じ小平奈緒(23)=相沢病院=と穂積雅子(23)=ダイチ=、田畑真紀(35)=ダイチ=の3人で出場。高木美帆(15)=北海道・札内中=は出場しなかった。
 日本は、1周目からリードを奪い一時は1秒7差をつけたが、最終周でドイツが驚異的な追い上げを見せ、0秒02逆転された。
 スピードスケート女子で日本のメダル獲得は92年アルベールビル五輪で橋本聖子の銅、94年リレハンメル五輪で山本宏美の銅、98年長野五輪での岡崎朋美の銅に続き4つ目で、銀メダルは最高位となった。
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by sakanoueno-kumo | 2010-02-28 13:00 | 他スポーツ | Trackback(3) | Comments(4)  

浅田真央選手とキム・ヨナ選手。

バンクーバーオリンピック、フィギュアスケート女子の演技が全て終わり、注目の日韓2人の対決は、キム・ヨナ選手の金メダル浅田真央選手の銀メダルという結果に終わりました。
完璧な演技を披露したキム・ヨナ選手に対して、真央ちゃんはジャンプのミスが出てしまいました。
2人とも完璧な演技をした上での勝負を見たかった気はしますが、精一杯の演技は見せてもらうことができたように思われ、今はただ、2人に拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。
他の日本人選手も、安藤美姫選手が5位、自己ベストを出した鈴木明子選手が8位、そしてアメリカ代表で出場していた長洲未来選手も4位と、真央ちゃんが金メダルを逃したことは残念ではありますが、日本人4人の入賞は立派すぎる内容だったと思います。

それにしても、キム・ヨナ選手は強すぎました。
仮に真央ちゃんのミスがなかったとしても、勝てなかったでしょうね。
それでも、このフリー150.06点というのはどうなんでしょう?
オリンピック前までのキノ・ヨナ選手のフリーでの自己最高得点は133.95点で、浅田真央選手の自己最高得点は133.13点。
キム・ヨナ選手は一気に16点以上も自己記録を伸ばしたことになりますが、これまでの自己ベストも当然完璧な演技での得点で、しかも世界最高峰の選手が叩き出した点数だったワケですよね。
今回の演技がこれまで以上の出来だったとはいえ、こんな一気に点が伸びるものなのでしょうか?
ショートでも78.50点という世界歴代最高得点で、フリーとの合計は228.56点と当然世界歴代最高得点。
浅田真央選手はショート73.78点とフリー131.72点の合計205.50点で、キム・ヨナ選手との差は23点ほどで、8位の鈴木明子選手の得点が181.44点と、2位の真央ちゃんとの差が24点ほどという数字を見れば、1位と2位の差と2位と8位の差がほぼ同じという結果。
真央ちゃんの得点も、自己最高得点であったことを思えば、キム・ヨナ選手の得点が、いかにとんでもない数字かということがわかります。
そこまでの差があったでしょうか・・・?
少し疑問が残る結果です。
前に演技したキム・ヨナ選手のとんでもない得点を見て、もし真央ちゃんのモチベーションが少しでも下がっていたとしたら、残念ですね。

ともあれ、キム・ヨナ選手の得点がもっと低かったとしても、真央ちゃんは届かなかったでしょう。
得点には疑問を感じましたが、順位には何の疑問もありません。
ずっとライバルとされてきた浅田真央選手とキム・ヨナ選手。
今回キム・ヨナ選手に大きく水を開けられた真央ちゃんですが、まだまだ2人は19歳。
これからも2人の名勝負を見せてほしいですね。

街では真央ちゃん銀メダルの号外が各社配られているようです。
当然ながら、、銀メダルを讃える記事ばかりで、責める記事はまったくありません。


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<五輪フィギュア>浅田が銀メダル、安藤5位 ヨナ優勝
 バンクーバー冬季五輪第14日の25日(日本時間26日)、フィギュアスケート女子のフリーが行われ、浅田真央(19)=中京大=が合計205.50点で銀メダルを獲得した。浅田は五輪ショートプログラム(SP)史上初のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で2位につけていたが、フリーでは2度のトリプルアクセルに成功したものの、3回転ジャンプが乱れた。SPで首位に立った金妍児(キム・ヨナ)(19)=韓国=は歴代女子世界最高の228.56点で金メダルを手にした。

 SP3位のジョアニー・ロシェット(24)=カナダ=は202.64点で3位、同4位の安藤美姫(22)=トヨタ自動車=は188.86点で5位、同11位の鈴木明子(24)=邦和スポーツランド=は181.44点で8位。日本勢のメダルは、スピードスケート男子五百メートル2位の長島圭一郎(27)、3位の加藤条治(25)、フィギュアスケート男子3位の高橋大輔(23)に続き4個目。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100226-00000537-sanspo-spo
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by sakanoueno-kumo | 2010-02-26 16:34 | 他スポーツ | Trackback(7) | Comments(8)  

日本人好みの競技。カーリングに魅せられた1週間

カールング女子の予選敗退が決まってしまいました。
最後の望みを賭けてのスウェーデン戦でしたが、やはり格の違いを見せつけられましたね。
スウェーデンの選手は皆35歳以上のベテラン選手ばかり。
まだまだ歴史の浅い日本は若い選手ばかりで、技術的にも精神的にも歯が立ちませんでした。
黒のユニフォームのときは全敗で、白のユニフォームのときは全勝だったとか・・・。
全試合、白を着てればよかったのに・・・。

アメリカ戦を白星でスタートしたバンクーバーオリンピック女子カーリングのチーム青森
カナダ、中国に惜敗したものの、4戦目で見せた目黒萌絵選手の5点獲得という見事なスーパーショットで、強豪イギリスをギブアップさせ、続くロシア戦では、途中0対6でリードを許しながらも、目黒選手、本橋麻里選手ともショットは絶好調で、大逆転勝利。
このままいけばもしやメダルも・・・と期待したのですが・・・。
格下と思われたドイツに負けたのが痛かったですね。
あそこから少しずつ歯車が噛み合わなくなってきたように思えました。
2月17日に始まって1週間以上の連戦の中で、モチベーションを保ち続けるというのはとても難しいことだと思います。
集中力と根気の勝負ですね。

それにしても、カーリングという競技は面白いですね。
前回のトリノオリンピックで初めてカーリングのルールを知ったのですが、今回は日本のゲームほぼ全試合の中継を見て、つくづくこれは日本人好みの競技だと思いました。
氷上のチェスといわれるこの競技ですが、日本人の私としては詰将棋のように思えます。
敵・味方8投づつのストーンを使っての16手詰めの勝負ですね。
そして、その詰将棋の構想どおりにストーンを配置する技術と集中力がいります。
この面で言えば、ゴルフのパッティングボーリングビリヤードなどに近いでしょうか。
先攻後攻を入れ替わりながら10エンドまで戦うスタイルは野球のようでもあります。
野球やバレーなど、タイムアップのないスポーツを日本人は好みますからね。
サッカーやバスケットなどの種の攻守入り交じったシューティング形式のゲームは、もともと大陸系の狩猟民族的なスポーツなんですね。(サッカー好きの方、ゴメンなさい。)
ヨーロッパではあまり好まれない野球が日本でこれほどまでに発展してきたのは、攻守交代しながらコツコツと9回まで戦うというスタイルが、農耕民族である日本人のスピリッツにピッタリとマッチにたからでしょう。
じっくり、コツコツが得意ですからね・・・日本人は。
その意味で、このカーリングはとても日本人好みで、今後の発展が期待出来るのではでしょうか。

巷では、家庭用カーリングゲームがバカ売れしているという記事を読みました。
オリンピックの舞台でメダル争いをする日が来るのも、そう遠くはないかもしれません。


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チーム青森が1次リーグ敗退 スウェーデンにギブアップ
 1次リーグ女子で、チーム青森の日本はトリノ五輪金メダルのスウェーデンに6―10で迎えた第10エンド途中でギブアップ負けした。通算成績は3勝5敗となり、スイスがドイツを破って5勝3敗としたため、日本の1次リーグ敗退が決まった。女子はカナダのほか、スウェーデン、中国、スイスの準決勝進出が決定。日本は2戦目でデンマークと最終戦を行う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100224-00000548-sanspo-spo
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by sakanoueno-kumo | 2010-02-24 15:13 | 他スポーツ | Trackback | Comments(4)  

龍馬伝 第8話「弥太郎の涙」

 21歳で江戸に遊学した岩崎弥太郎は安積艮斎(あさかごんさい)の塾で学んだ。しかし1年ほどで帰国するはめになる。父・岩崎弥次郎の投獄の知らせを受けたためであった。

 ドラマでは、庄屋・島田便右衛門が田んぼの水を独り占めしたため、そのことを抗議に行った弥次郎が、大勢に殴る蹴るの暴行を受け、半死半生のめに遭ったとあったが、司馬遼太郎著の「竜馬がゆく」村上元三著の「岩崎弥太郎」などでのこのエピソードは、弥次郎の酒乱が引き起こした喧嘩沙汰とされている。岩崎家があった土佐安芸郡井ノ口村に暮らす人たちはとにかく気性があらかったようで、何かにつけすぐに暴力沙汰におよんだらしい。そんな井ノ口村の中でもとりわけ悪評の高かったのが、この岩崎弥次郎・弥太郎親子だったそうである。

 弥次郎の起こした騒動にドラマのような理由があったのか、それとも酒の所為での喧嘩だったのかはわからないが、集団リンチを受けて半死半生になったのは本当のようで、そしてその後一方的な裁きを受けたのも本当の話である。江戸から戻った弥太郎は、村中を駆け回り事件の真相を調べ、父の冤罪を求めて訴え出たが、既に奉行所には庄屋の袖の下がまわっており、取り上げられることはなかった。それでもおさまらい弥太郎がとった行動が、ドラマ中にあった落書きである。
「官以賄賂成」(官ハ賄賂ヲモッテ成シ)
「獄以愛憎決」(獄ハ愛憎ヲモッテ決ス)

 金と感情で裁判をするという意味である。これでは無事にすむはずがなく、弥太郎は投獄される。岩崎弥太郎という人物の酷烈すぎる性格がうかがえるエピソードである。

 奉行所の裁きを不服とした弥太郎と龍馬が、吉田東洋のところへ直訴に行く話があったが、この話はもちろんドラマのオリジナル。そもそもこの弥次郎の喧嘩沙汰に龍馬が関わっていたことすらない話なのだが、それにしてもこのドラマでの吉田東洋はダーティーに描かれ過ぎ。確かに東洋といえば、上士・下士の身分にこだわる権力主義者に描かれることが多いが、その実、身分にとらわれず有能な者を登用するといった合理的な考えを持った人物でもあった。現実に、こののち弥太郎は蟄居中だった東洋が開いていた少林塾の門人になり、そこで明晰さが東洋の目にとまり藩職に就くこととなる。ただ、ドラマ中で「わしは天才じゃき。」と言っていたように、東洋という人は、自分の頭脳に自信過剰であり過ぎた。あり過ぎたが故に、武市半平太率いる土佐勤皇党のみならず、藩内の保守派からも敵視され、命を落とすことになる。

 駄目親父のおかげで、あれほど夢だった江戸遊学を中途半端なかたちで終わらざるをえなかった弥太郎。おまけに帰郷するなりの投獄では踏んだり蹴ったりである。どこまでも運がない弥太郎に思えるが、この獄中で、のちに三菱王国を築く基礎となる算術や商法を学ぶこととなる。江戸でも学べなかったものを獄中で学ぶことになるとは、幸運というのはどこに転がっているかわからないもので、そこに偉人の人生の面白さがある。


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by sakanoueno-kumo | 2010-02-22 00:59 | 龍馬伝 | Trackback(4) | Comments(2)  

高橋大輔が銅メダル。織田信成選手は・・・。

男子フィギアスケートの高橋大輔選手が見事銅メダルに輝きました。
この種目での日本人男子としては史上初のメダル獲得ということで、本当におめでとうございます。
演技開始早々の4回転ジャンプ失敗で転倒したときはヒヤッとしましたが、全ての演技を終了した後の彼のやりとげた感を感じさせる表情を見ると、見ている側もホッとさせられました。
もちろんメダル獲得というのが目標には違いないでしょうけど、まずは競技を終わったあとに満足できるかどうかが大切なんですね。
そのうえで良い結果になれば申し分ないのでしょうね。
見事な銅メダルでした。

一方で、ショート4位でフリーに臨んだ織田信長・・・じゃなかった織田信成選手ですが、演技終盤にさしかかったところで靴紐が切れて中断という痛恨のアクシデントに見舞われ、満足いく結果を得られませんでした。
あんなことがあるんですね。
減点はあるにしても、演技の中断が3分間認められているということも初めて知りました。
彼の先祖である織田信長は、最も信頼していた家臣の明智光秀に裏切られて命を落としますが、スケート選手にとって最も大切なシューズに裏切られるとは・・・これも遺伝子でしょうか・・・(←かなりこじつけですかね?笑)。
それでも気持ちを切り替えて演技を再開し、そこからまた素晴らしい滑りを見せてくれたのは圧巻でしたし、中断の間から演技を再開するまでの観客席の温かい拍手は、見ていてこみ上げるものがありました。
これぞスポーツの醍醐味ですね。

話は数日遡りますが、先日、ロシアに国籍を変えてまでオリンピックに臨んだフィギュアスケートペアの川口悠子選手が、演技直前に内容変更をコーチから言われたことで動揺をして結果を残せず、メダルを逃してしまいましたね。
予選を3位で通過したことで、リスクの多い技をやめて守りにいったコーチに対して、あくまで難易度の高い技にこだわった川口選手は納得のいかないまま演技に入り、結果守りにいった演技ですらミスを重ねたと・・・。
この件で今更ながら思ったのは、スポーツにおいてメンタル面がいかに重要であるかということを再認識しました。
巷では、守りに入ったコーチを責める声が多いようですが、果たしてどうなんでしょうね。
私はよく知らないのですが、フィギュアスケートにおいて、このように予選順位によって直前に演技の内容を変えるという作戦が当たり前にあることなのであれば、そこで気持ちを切り替えられなかった川口悠子選手が未熟だということになりますし、もし直前に変えるなどありえないことであれば、メンタル面に対する配慮がたりなかったこのコーチのクオリティが問われるのかなと・・・。
そのどちらが正しいのか私にはわかりませんが、いずれにしても、オリンピックに出てくるアスリートたちは皆、技は一流の人たちばかりで、そこで力を出せるかどうかは、最終的にはやはり精神的なものなんですね。
モチベーションを保つことが出来なかった川口選手にとっては、とても悔いが残るオリンピックになったことでしょう。
織田信成選手は、運に見放されても気持が折れることが無かった・・・彼は本当の意味で一流だと私は思います。



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フィギュア、高橋大輔が銅メダル 男子悲願の表彰台、五輪第7日
 【バンクーバー共同】バンクーバー冬季五輪第7日の18日(日本時間19日)、フィギュアスケート男子で高橋大輔が銅メダルを獲得した。日本のフィギュアスケート男子には32年のレークプラシッド大会に初出場して以来、悲願のメダル。フィギュアでのメダル獲得は2大会連続で織田信成、小塚崇彦も入賞。スピードスケート女子1000メートルで小平奈緒が5位と健闘。15歳の高木美帆は35位。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100219-00000546-sanspo-spo
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by sakanoueno-kumo | 2010-02-20 00:38 | 他スポーツ | Trackback(1) | Comments(5)  

国母和宏選手の騒動に思う。

国母和宏選手は残念な結果に終わりましたね。
服装の乱れでかなり非難を浴びましたが、切り替えて競技では頑張って欲しかったのでが・・・。
そのことがもしこの結果に影響していたならば、少し同情します。

しかし、今回のことはやはり非難されても仕方がないでしょう。
彼を擁護する意見も耳にしますが、若い人が擁護するのならともかく、いっぱしの大人までもが理解を示した意見を述べているのには驚かされます。
「服装は自己表現。」
などと言う意見もありますが、それもTPOが必要でしょう。
それでは、結婚式にGパン姿で行ってもいいのか・・・という話になります。
葬式にジャージ姿で行ってもいいのか・・・ということと同じです。
自己表現は結構ですが、表現していい場所とそうでない場所があることを知らねばなりません。
このような問題が起きるのも、昨今、「個性の尊重」とか、「服装や髪型でその人間の価値ははかれない。」などと言って寛容でいたことの弊害だと思います。
たしかに服装や髪形ではその人間の価値は決まりませんが、場所や時をわきまえることが出来なければ、そこで人格を疑われても仕方がないでしょう。
それを教えてあげることが大人の役目だと私は思います。
彼を擁護する大人の方々は、大人の役目を放棄しているとさえ思います。

今回のことで、4年に一度しかないオリンピックの舞台に集中することが出来なかったとすれば、身から出たサビとはいえ、少し可哀想な気もします。
しかし、今回の多くの批判の声に対して少しでも反省する気持ちがあれば、彼の今後の人生にとってはとてもプラスになる経験だったと思います。
そのことに気がついてほしいと思います。


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スノボ国母8位、青野9位 バンクーバー五輪第6日
 【バンクーバー共同】バンクーバー冬季五輪第6日の17日(日本時間18日)、スノーボード男子ハーフパイプ決勝で服装問題に揺れた国母和宏(東海大)は35・7点の8位でメダルに届かなかった。青野令(松山大)は32・9点で9位。ショーン・ホワイト(米国)が48・4点で制し、トリノ五輪に続いて2連覇。スピードスケート男子1000メートルで長島圭一郎(日本電産サンキョー)は37位に終わった。
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by sakanoueno-kumo | 2010-02-19 01:44 | 他スポーツ | Trackback(2) | Comments(8)  

スピードスケート男子500mで「銀」・「銅」

やりましたね。
スピードスケート男子500mで、長島圭一郎選手が銀メダル加藤条治選手が銅メダルを獲得し、一度に二人の日本人が表彰台に上がりました。
まずは、おめでとうございます。
両選手とも、期待されながらも結果を残せなかった4年前のトリノ五輪のリベンジを果たしました。
特に長島選手の予選6位からの巻き返しは見事でした。
喜びいっぱいの長島選手に対して、銅メダルという結果に悔しさを滲ませていた加藤選手が印象的でしたが、両選手とも同じ会社の同じスケート部ということで、お互いチームメイトとして、また良きライバルとして刺激しあってきたことが、今回の結果に結びついたのでしょう。
長島選手は27歳、加藤選手は25歳になったばかりということで、これからまだまだ活躍が期待出来そうです。

前回のトリノ五輪の日本勢は、フィギュアスケートの荒川静香選手の金メダルのみだったことを思えば、大会3日目にして同種目でのメダル2つはとても良いムードですね。
2000年のシドニー五輪の競泳で、日本人選手のメダルラッシュが起こったように、最初の選手が良い結果を残すと、他の選手たちにも追い風となって相乗効果をもたらすというのはよくあること。
この勢いで、女子も波に乗ってほしいですね。


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男子500で長島銀、加藤銅 日本選手団メダル1号
 スピードスケート男子500mで、1回目35秒10で6位の長島圭一郎(日本電産サンキョー)が2回目はトップの34秒87で合計1分9秒98で銀メダルを獲得、加藤条治(日本電産サンキョー)が合計1分10秒01で3位に入り、今大会の日本勢で初のメダル獲得となった。ともに五輪では初のメダル獲得。及川佑は13位、太田明生は17位。1回目2位のモ・テボン(韓国)が優勝した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100217-00000000-sanspo-spo
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by sakanoueno-kumo | 2010-02-17 10:05 | 他スポーツ | Trackback(1) | Comments(2)  

女子モーグル上村愛子選手、そして里谷多英選手に拍手。

上村愛子選手は本当に残念でしたね。
「なんでこんな一段一段なんだろう。」
と言った彼女の競技後のインタビューはとても印象的でした。
長野で7位、ソルトレイクで6位、トリノで5位、そして今回のバンクーバーで4位。
本当にはがゆいほど一段一段でした。
4年に一度しか上れない階段だけに、本当はもう何段か上りたかったことでしょう。
でも、オリンピックでしかモーグルという競技を見ない素人の私が見ても、彼女の滑りは素晴らしいものでした。
メダルを獲得した3人の滑りがそれ以上に素晴らしかったということでしょうね。
力を出しきっての4位。
胸を張ってほしいと思います。

5大会連続オリンピック出場を果たした里谷多英選手は、転倒の末、残念な結果に終わりました。
でも、途中までの滑りは素晴らしかったと思います。
転倒した第2エアまでのタイムは、メダリストたちと比べても引けを取らないものでした。
予選の結果を引きずらないフリースタイル・モーグルのルールを生かし、決勝に勝負を賭けた滑りだったのでしょうね。
大一番で一か八かの攻めが出来るハートは、まぎれもなく元金メダリストの姿でした。
今大会の注目は上村愛子選手一色でしたが、私はこの5大会連続出場を果たした里谷多英選手に、もう少しスポットライトを当ててほしかったと思います。
5大会連続といえば、スピードスケートの岡崎朋美選手や、夏期オリンピックの柔道・谷亮子選手と肩を並べる偉業。
冬期オリンピック初めての日本人女性金メダリストでもあり、2大会連続のメダリストでもあり、なんといってもモーグルという競技を世に知らしめた功労者でもあります。
私生活では朝青龍なみに問題行動の多かった彼女ですが、最後になるかもしれない元スター選手をもうちょっと大きく取り上げてほしかったと思うのは私だけでしょうか?
今回は若い有望選手がたくさん出てきていたようですが、その選手たちはおそらく、里谷選手や上村選手のオリンピックでの姿に憧れ、この競技を選んだことでしょう。
少し寂しく思いました。

ともあれ、オリンピックはまだ始まったばかり。
当分はバンクーバーから目が離せません。


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<五輪モーグル>上村は4位 カーニー優勝 村田8位
 バンクーバー冬季五輪第2日の13日(日本時間14日)、フリースタイルスキー・女子モーグルの予選・決勝が行われ、ハナ・カーニー(米国)が初優勝。連覇を狙ったジェニファー・ハイル(カナダ)に1点近い差をつけた。ハイルに続いてシャノン・バーク(米国)が3位に入り、北米勢が表彰台を占めた。
 日本勢は4人全員が決勝に進んだが、上村愛子(北野建設)は4位に終わった。19歳の村田愛里咲(北翔大)は8位入賞。伊藤みき(中京大)は12位、長野五輪優勝の里谷多英(フジテレビ)は第2エアでの転倒が響き、19位だった。
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by sakanoueno-kumo | 2010-02-15 19:12 | 他スポーツ | Trackback | Comments(0)  

龍馬伝 第7話「遥かなるヌーヨーカ」

 坂本龍馬が単純攘夷思想に染まらなかったのは、この河田小龍との出会いが大きかっただろう。のちに勝海舟と出会い、その開国論に感化されたのも、この小龍から得た知識が基盤にあったからとも言えるだろう。この時期、ほとんどの武士たちが単純攘夷思想で、小龍の話に耳を傾けようとしなかったが、龍馬は違っていた。そのやわらか頭が彼のもっとも不思議なところであり、しかしそれが彼の最大の魅力でもある。

 河田小龍という人は、吉田東洋にその才をかわれ江戸・京都・長崎などを遊学し、画師としてだけではなく蘭学にも明るかった。藩命によりアメリカから帰国したジョン万次郎の取り調べをしたことが縁で万次郎との親交が始まり、英語や西洋事情・思想など多くの知識を得てそれをまとめた「漂巽紀略」を著した。小龍が自邸に開いた塾「墨雲洞」の門下には、饅頭屋でのちの海援隊士・近藤長次郎や同じ海援隊で龍馬の秘書官的存在となる長岡謙吉などがいた。

 龍馬が初めて小龍のところに訪れたとき、「ただの絵描きに過ぎず意見など持たない」といって小龍は話を拒んだという。そんな彼に龍馬は、
「今の時勢で、安穏と書画に耽っている場合ではない。」
と熱心に口説き、やがて小龍は自分の意見を語ったところ龍馬は手を叩いて喜び、
「君は内にいて人を作り、僕は外にいて船を得よう。」
と語ったという話がある。龍馬の船への大望は、このとき既に始まっていたということが窺えるエピソードである。

 どこまでも攘夷思想にゆるぎがない武市半平太。小龍の話も頭から否定して聞く耳を持たない。敵を知り己を知ることが兵法の鉄則で、そんなことがわからない半平太ではないはずだが、彼らにとって攘夷というのは侍である証でもあり、譲れない誇りでもある。現代の私たちから見れば盲目思想のなにものでもないが、この時期の志あるエリート侍たちは皆、半平太の型が普通だった。龍馬が変わり者なのである。だからこそ土佐の若者たちは半平太のもとに集い、やがて幕末の風雲に散っていくのだが、この盲目思想がやがて時代を大きく変える大波になったことは間違いない。半平太たちが歴史に与えた影響は、はかりしれないものだった。

 それにしても、私が抱く武市半平太像は、弥太郎の皮肉や挑発に目くじらを立てるような男ではない。堅物ではあるが包容力を持った人格者で、弥太郎ごときに敵対心を持つような人物ではないと想像するのだが・・・どうだろうか?

 龍馬の父・八平がこの世を去った。安政2年(1856年)、龍馬20歳のときである。第1話から通して八平役である児玉清さんの演技は素晴らしかった。厳しくもあり、優しくもあり、威厳のある父親像は、私も含め息子を持つ多くの父親の理想の姿だと思う。あんな父親になりたいものだが・・・ほど遠い私である。


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by sakanoueno-kumo | 2010-02-15 02:28 | 龍馬伝 | Trackback(5) | Comments(4)