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磯野波平こと永井一郎さんの急逝を悼む、日本の父親を失った気分。

声優の永井一郎さんが亡くなられたそうですね。
永井さんといえば、国民的人気アニメ『サザエさん』磯野波平役を実に半世紀近くも演じてこられた、「日本の父」とでも言うべき声の主ですね。
e0158128_2029916.jpg82歳だったそうですが、波平役のみならず現役バリバリで活躍されていましたから、突然の訃報に驚きの声が広がっているようです。
たしか、ビートたけしさんと安住紳一郎アナのニュース番組のナレーションもしておられましたよね。
ナレーションはともかく、いまごろ波平役の後任探しに右往左往してることでしょう。
波平さんは存在感の大きな役ですからね。
「ばっかもーん!」
あの声が聞けなくなるのは寂しいかぎりです。

e0158128_20343858.jpg永井さんの代表作は波平さんでしょうが、わたしにとっては、『宇宙戦艦ヤマト』佐渡酒造徳川彦左衛門2役のイメージが、波平役と同じくらい印象深いです。
当時わたしは子供でしたから、2人の声を同じ人が演じてるとはまったく気づいておらず、それを知ったときは驚きましたね。
声優さんってスゴイなあ・・・と。
とくに心に残っているのは、やはり最終回のラストシーン。
昨年亡くなられた納谷悟朗さんが演じる沖田十三の死に際に立ち、敬礼するシーンです。
このとき佐渡先生は絶句するだけで台詞はないのですが、その息遣いがこちらに伝わってきました。
納谷さんも永井さんも、もとは声優さんではなく俳優さんですから、きっと台詞のないところでも演技されていたんでしょうね。

おそらく『サザエさん』は、この先何十年経ってもずっと続いていく作品でしょうから、やがては声優さんすべてが入れ替わり、2代目、3代目の波平役の方へと引き継がれていくでしょう。
でも、われわれ世代の波平役は、たぶんこれからも永井さんであり続けると思います。
永井さんの訃報の数日前には、アニメ『巨人の星』星一徹役だった声優の加藤精三さんも亡くなられたそうですね。
磯野波平、星一徹、昭和を代表する父親像だといっても過言ではないでしょう。
もう、消滅してしまった父親像ともいえるかもしれませんね。
お二方が亡くなられたことで、厳格な父親像は、よりいっそう過去の遺物化していくかもしれません。
昭和は遠くなりにけりです。

日本の父親を失った・・・そんな気さえします。
心よりご冥福をお祈りします。


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by sakanoueno-kumo | 2014-01-29 20:45 | 映画・小説・漫画 | Trackback | Comments(2)  

銭形のとっつぁんこと、昭和の名アテ師・納谷悟朗さんの逝去を悼む。

アニメ『ルパン三世』銭形警部などの声で活躍した納谷悟朗さんが亡くなられましたね。
たしか、一昨年放送の同作品から、銭形警部の声は山寺宏一さんに交代していたと思いますが、そのときは峰不二子役の増山江威子さんや石川五エ門役の井上真樹夫さんらも一緒に揃って交代していたので、単なる世代交代だと思っていました。
実は体調を崩されていたんですね。

納谷さんといえば、銭形警部をはじめ『宇宙戦艦ヤマト』沖田十三艦長や、『風の谷のナウシカ』ユパ・ミラルダなど、たいへん存在感のある役どころの声優さんとして人気を集めましたが、意外にもご本人は、「声優」と呼ばれることに激しい抵抗を感じていたそうです。
もともと俳優畑から洋画の「アテレコ」を始めた納谷さんは、「声優である以前に俳優である」という姿勢とポリシーを持っていたそうで、「声優という呼び方は許さない」というのが口癖だったそうです。
インタビュー取材の際に「“声優の”納谷悟朗さん」と呼ばれたことに憤慨し、取材を断ったこともあったとか。
いまでは声優業というものがしっかり確立されていて、「声優になりたい」という人もたくさんいるそうですが、納谷の世代の方々にとっては、「声優=俳優くずれ」「声優<俳優」といったイメージが強かったのでしょうか?

昨今では声優さんがアイドルのような扱いを受けたりしていますが、声優ブームのきっかけとなった『宇宙戦艦ヤマト』のとき、アフレコスタジオの外でよくファンが出待ちをしていたこともあったそうで、そのときのことを振り返って、自身は「キャラクターの声を当てているだけであり、それがスターみたいな扱いをされるのは不思議でしょうがなかった」と語っていたそうです。
スターになるべくはキャラクターであり、その声の主がスター扱いされるのは本末転倒だ・・・ということでしょうね。
言わんとすることはわかります。
ただ、まあ、魅力的なキャラクターだからこそ、その声の主に興味がわくのもまた、当然のファン心理なわけで・・・。

納谷さんといえば、主役ではなく重要な脇役の声を担当していることが多かったと思いましが、その作品のもっとも重要な台詞を担当していることが多いんですよね。
e0158128_15271752.jpgその代表的なものが、映画『ルパン三世~カリオストロの城~』のなかの、有名すぎるほど有名なあのラストシーンのくだりです。
銭形警部 「くそっ、一足遅かったか! ルパンめ!まんまと盗みおって!」
クラリス 「いいえ。あの方は何も盗らなかったわ。私のために戦って下さったんです。」
銭形警部 「いや、ヤツはとんでもないものを盗んでいきました・・・あなたの心です。」
何十回と観たシーンですが、何度聞いてもシビれる台詞ですよね。

e0158128_15275622.jpgそれから、『宇宙戦艦ヤマト』ファンにとっては伝説的となった第一シリーズのラストシーン。
「地球か・・・何もかも懐かしい。」
はるか29万6千光年の旅を終えて地球に帰還する直前、死の間際に言った有名な台詞ですね。
この台詞を思い出すだけで、いまでも目頭が熱くなってしまいます。
沖田艦長の声を出していたとき、納谷さんはまだ40歳代、あの重厚な存在感は、どうやって醸しだしていたのでしょうか?

e0158128_15281188.jpg『ルパン』『ヤマト』がラストシーンの重要な台詞なら、『風の谷のナウシカ』では、作品最初の台詞を担当しています。
「また村がひとつ死んだ・・・。行こう。ここもじき腐海に沈む。」
物語はユパ・ミラルダのこの一言から始まります。
観る人をぐっと引きつけるための最初の台詞は、『ナウシカ』という作品の象徴ともいえる台詞でした。
ユパさまのカッコ良さ=納谷さんの魅力といっても過言ではないでしょう。

こうして見ても、何十年経っても語り継がれるような名台詞を数多く担当しているんですよね。
もちろん、台詞は脚本があるわけであって、納谷さん自身の言葉ではないのですけど、想像するに、脚本家あるいは演出家が、重要な台詞を納谷さんに語らせたいと思わされるような、そんな存在の方だったんじゃないかと・・・。
これだけ多くの名台詞を担当していたというのは、声優冥利に尽きるのではないでしょうか?
おっと、“声優”という名称はタブーでしたね。

納谷さんは、「声優」という言葉が一般的でなかったころに使われた「アテ師」という言葉には、それほど抵抗はなかったそうです。
またひとり、昭和の名アテ師がこの世を去りました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。


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by sakanoueno-kumo | 2013-03-13 15:38 | 映画・小説・漫画 | Trackback | Comments(0)  

映画 「SPACE BATTLESHIP ヤマト」 鑑賞記

 先日、遅ればせながら映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を観てきました。以前、拙ブログの別稿でも述べましたが(参照:宇宙戦艦ヤマトに思う、「世界統一国家」という夢)、私は小学生の頃、ヤマトファンクラブに加入していたほどアニメ『宇宙戦艦ヤマト』が好きでしたから、この度の実写版映画は、何としても劇場で観ておかねばという使命感(?)に駆られていた次第で、なんとか公開終了間際に足を運ぶことができて安堵しています。で、本日はその鑑賞記です。多少のネタバレを含みますので、まだ観られていない方で今後鑑賞予定の方は、この先はご遠慮下さい。

 ストーリーを簡単にいえば、謎の侵略者・ガミラスの攻撃により滅亡の危機に瀕していた地球人の最後の希望を載せて、はるか14万8千光年離れたイスカンダルに向けて旅立つ、アニメ1作目の『宇宙戦艦ヤマト』と、惑星テレザートテレサから発信されたSOSを受けて、宇宙全体の平和と秩序を守るために白色彗星帝国と戦った、劇場版映画2作目『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』をミックスしたような作品となっていました。アニメ作品は、その後3作目、4作目と続きますが、古いヤマトファンの共通の意見として、「ヤマトは2作目まで」という声が多く、今作品はその名作2作を合体させた作りとなったのでしょう。私と同じくアニメ・ヤマト世代である山崎貴監督ですから、おそらく同じ思いだったのだろうと思います。

  

 で、私の意見を述べさせてもらうと、アニメ1作目と2作目はまったく別の作品。ミックスすべきではなかったと思います。太平洋戦争末期の1945年、片道分だけの燃料を積んで玉砕戦に旅立ち、東シナ海に眠った戦艦大和。それから250年後の世に再び蘇ったヤマトは、滅亡寸前の人類の最後の希望を乗せた往復航海を終え、無事帰還して地球を救う・・・というのが1作目のストーリーで、そこでは、ヤマトだけでなく主要な乗組員たちも皆、「目的を果たして生還」するところが重要なポイントだったと思います。2作目の劇場版アニメでは、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』のタイトルどおり、「宇宙愛」をテーマに、愛する人のため、愛する祖国のため、乗組員たちのほとんどが死んでいきます。そこでの世界観は、まさに祖国防衛玉砕戦。それはそれで、この作品としては良かったのですが、1作目と2作目では主旨がまったく違っていたわけです。

 ここまで言ってしまうと、ほとんどネタバレの観はありますが、そうです、今作品では、主要乗組員の多くが死んでいきます。ストーリーの大筋は1作目でありながら、結末は2作目という、私としては受け入れがたい展開となっていました。オリジナルと違うから駄目だと言っているわけではありません。1作目と2作目では、そもそもストーリーに求められるテーマが違うのです。人類の「希望」を乗せたヤマトは、「生還」してこその「希望」であって、「希望」が玉砕してはいけないと思うのです。古代進「特攻」は、ヤマト艦長となったアニメ2作目でこそあり得たわけで、1作目のストーリーでそれをやってしまうと、沖田艦長の存在の意味がなくなってしまいます。

 アニメ作品では、敵方ガミラス人にも侵略行為をしなければならない理由がありました。ガミラス星の、星としての寿命が尽きようとしていた状況下で、移住する星を求めて標的となったのが地球。つまり、ガミラス人にとっても生きるための侵略行為だったわけです。その辺りの事情が今作品では伝わってきませんでした。アニメの中で、ガミラス星での最終決戦にヤマトが勝利したあと、壊滅したガミラスの廃墟を見つめながら古代進がこんな台詞を吐きます。
 「我々がしなければならなかったのは、戦うことじゃない。愛しあうことだった!」と。
 少々クサイ台詞ではありますが、この台詞がヤマト全編を通してのテーマで、このテーマ無くしてヤマトは語れません。ガミラス人は自分たちが生き延びるために地球人を滅ぼそうとしました。そんなガミラス人を地球人は憎んでいました。しかし、結局地球人がしたことは・・・そうです。ガミラスと同じことをしたのです。つまり、自分たちが生き延びるために他の星を滅ぼしたのです。ガミラスを滅ぼして初めてそのことに気づいた・・・そのときの台詞が、上記の言葉です。今作品では、そのテーマが抜け落ちていました。ただ、人類の危機に際して立ち上がった、勇敢な戦士たちの姿を描いていただけで・・・。

   (古代進の名台詞のシーンです。故・富山敬さんは、やっぱ名声優ですね。)
                    ↓↓↓
  

 2作目の劇場版アニメ『さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち』では、古代進をはじめほとんどの登場人物が死んでいくわけですが、映画公開翌年にTVシリーズ化された『宇宙戦艦ヤマト2』では、ストーリーを変更して、古代たちは生き延びる結末となります。これについては当時、続編制作のために設定を変えたなどと批判されたりもしましたが、実際には、制作者のひとりである松本零士氏が、特攻を美化するような2作目の結末に難色を示し、プロデューサーの西崎義展氏に対して「戦争で若者を死なせてはいけない。」と苦言を呈したことから・・・というのが、古いヤマトファンの中では周知のところだと思います。そういった経緯から考えても、今回も松本氏の意向を尊重してほしかったと思うのですが、いかがでしょうか。

 と、厳しいことばかり述べてきましたが、良かった部分もありました。まずはガミラスとイスカンダルの解釈。なるほどな・・・と。アニメのように、青塗りの顔をした役者さんがデスラーを演じて、地球人と日本語で会話をするというのは、アニメの世界では有りでしょうが、実写版でそれをやってしまうと、あまりにも現実離れしてしまって興ざめしそうです。そのあたりの設定は、おそらく苦慮されたことでしょう。どうやって地球人と会話させるか・・・上手く考えていたと思います。スターシャは、アニメ2作目のテレサのような扱いになっていました。デスラーは伊武雅刀さん、スターシャは上田みゆきさんでしたね。このあたりにも、往年のヤマトファンの心をくすぐる配慮がなされていました。

 古代進島大介の設定も良かったですね。アニメでは、2人とも19歳の設定でしたから、制作発表で木村拓哉さん、緒形直人さんと聞いたときは少々抵抗がありましたが、考えてみれば、アニメのように訓練生あがりの若造がいきなり戦闘隊長航海長の任務に就くほうがおかしいわけで、今回の設定はスンナリ受け入れられました。

 VFXも見事でした。ブラックタイガーコスモゼロの戦闘シーンも見応えが有りましたね。ヤマト発進のシーンは事前に宣伝の映像で知っていましたが、スクリーンで観ると迫力倍増でした。日本映画もついにここまできたかと。中でも、最も良かったのは、波動砲発射のシーン。オリジナルアニメに忠実でありながら、迫力はアニメを超えていたと思います。さすが制作費40億円もかけただけのことはありました。
 「ターゲットスコープオープン、電影クロスゲージ明度20、エネルギー充填120%、発射10秒前、対ショック、対閃光防御、5、4、3、2、1・・・波動砲発射!」
 この台詞、子供の頃、何度真似したことか(笑)。木村拓哉さんも、きっと快感だったことでしょう。ただ、細かいことをいえば、発射までの時間に、もうちょっと間を作って欲しかった。あの焦れったい間で、緊迫感が伝わってくるんですけどね。

 日本映画が初めて手がけたSF超大作映画『宇宙戦艦ヤマト』が選ばれたのは、往年のヤマトファンとしては嬉しい限りです。タイトルを『SPACE BATTLESHIPヤマト』としたのは、海外進出を視野に入れてのことだとか。既に台湾では公開されているそうで、続いて香港・タイ・シンガポール・フランス・ドイツ他13カ国での公開が予定されているそうです。なるほど、映像技術などは、世界に出しても決して恥ずかしくない作品となっていますが、ストーリーはというと、やはり日本人向けの作品のような気がします。戦艦大和に込められたスピリッツは、「大和魂」ですから・・・。

 この作品で初めてヤマトの世界を知った若い人には、ぜひとも往年のアニメ作品を観て欲しいですね。



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by sakanoueno-kumo | 2011-02-16 17:29 | 映画・小説・漫画 | Trackback | Comments(34)  

宇宙戦艦ヤマトに思う、「世界統一国家」という夢。

 宇宙戦艦ヤマトの実写版映画「SPACE BATTLESHIP YAMATO」が話題になっていますね。私は小学生の頃、ヤマトファンクラブに入っていたぐらい好きでしたから、何とか時間を作って観に行きたいと思っているのですが、師走の多忙の中、まだ実行できていません。アニメの実写化というと、大概は残念な仕上がりになっている場合が多いのですが、この度のこの作品は、観てきた方々のブログなどを読むと高い評価の声が多いようで・・・。早く観てみたいものです。

 ヤマトといえば、未来の宇宙を舞台とした戦争物語ですが、子供の頃の私にとってはそれよりも、14万8千光年の彼方にある未知の星イスカンダルへ旅する、いわゆる冒険ストーリーというとらえ方でした。アポロ11号月面着陸して間もない時代でしたから、宇宙開発は当時の子供にとって大きな憧れであり、大人になったら誰でも簡単に宇宙旅行が出来るようになると本気で信じていました。(学研の科学にもそう書いていましたし・・・笑)。ところが西暦2010年の現在、人類はまだお隣りの火星にも降り立っていませんし、先日の金星探査機「あかつき」の金星周回軌道投入失敗などを見ても、まだまだイスカンダルは遠いようです(笑)。

 で、そのイスカンダル(もちろん架空の星って知ってますよ!)のある14万8千光年という距離は、どれほど遠いのかというのをちょっと調べてみました。1光年とは、現代科学(相対性理論)ではこれ以上の速度はないと言われている光速(秒速約30万km)で1年かかる距離で、約10兆kmだそうです。14万8千光年というと、光速で14万8千年かかる距離ですから、148京km。数字で表すと、1,480,000,000,000,000,000kmとなります。私たちホモ・サピエンスが地球上に生息し始めた頃に放たれた光が、いまやっと届くぐらいの距離ということです。見当もつきませんね。

 では、この距離を現時点での人類の最先端技術であるスペースシャトルで目指したとすると、スペースシャトルの速度は時速3万kmといわれますから・・・え~っと・・・な、なんと約60億年かかっちゃいます。つまり地球の歴史とほぼ同じ時間です。余計にわかんなくなっちゃいましたね(笑)。そんな途方もない距離を、ヤマトは1年間で往復しちゃうわけです。宇宙戦艦ヤマトの舞台は西暦2199年ですから、いまからたった約190年後のこと。どう考えても「ありえね~!」わけですが、ではなぜ西暦5000年とか10000年とかに設定しなかったのかと考えれば、宇宙戦艦ヤマトが企画制作された1970年代当時、宇宙開発は未来永劫、飛躍的に進歩するはずだと、誰もが信じていたということでしょう。(学研の科学にもそう書いていましたし・・・笑)。

(スキャット「無限に広がる大宇宙」です。ヤマトといえば、やはりこのメロディでしょう。)
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 そんなわけで(どんなわけやねん!)、イスカンダルへの道はまだまだ難しそうですが、それよりもっとあり得ない未来がヤマトの中にはありました。子供の頃は何の違和感もなく観ていましたが、宇宙戦艦ヤマトの舞台である西暦2199年には、「世界統一国家」が誕生しているということです。アメリカも中国も日本もない、「地球」という名の国家です。そこには地球の大統領がいて、地球防衛軍があります(なぜかそれらが皆、日本人なんですが・・・笑)。これって、戦艦が宇宙を航海することよりも、人類が14万8千光年離れた星に行くことよりも、実はあり得ないことなんじゃないでしょうか。いまだ着地点が見つからない中東問題や、昨今の日本を取り巻くアジアの情勢などを見ても、「世界統一国家」はおろか、世界各国が皆手を結んだ戦争のない平和な地球の実現すら、何千年の時を経ても訪れそうにありません。宇宙戦艦ヤマトは、宇宙開発という夢以上の大きな夢のまた夢を、実は描いていたのです。

 では、どうなれば地球は「世界統一国家」となり得るか。宇宙戦艦ヤマトの舞台での地球は、ガミラス星からの無差別な侵略攻撃を受け、降伏か全滅かの瀬戸際でした。つまり、全世界共通の敵が現れたわけです。地球外からの外圧を受けたことにより、人類は初めて「地球人」というナショナリズムを持ち得た・・・と。かつて三百諸藩の連邦国のようなかたちだった江戸時代の我が国が、黒船来航という外圧を受けたことにより、「日本人」というナショナリズムが生まれ、明治維新を経て日本という国が出来たように・・・です。宇宙戦艦ヤマトの舞台での「世界統一国家」は必然だったわけですね。実際にガミラスが攻めて来たら、世界は明日にでも手を結ぶのではないでしょうか。逆にそんなことでもなければ、「世界統一国家」など夢のまた夢でしょうね。でも結局それも、地球内の戦争から宇宙戦争に変わるだけで・・・。そう考えれば、私たち人間というのはつくづく、「戦争によって進歩してきた愚かな生物」だということでしょう。

 世界平和のために、この辺で一度ガミラスに攻めてきてもらいますか・・・(笑)。


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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101212-00000000-dal-ent

by sakanoueno-kumo | 2010-12-14 17:46 | 映画・小説・漫画 | Trackback | Comments(4)  

「宇宙戦艦ヤマト」の実写版。

 かねてから噂のあった、宇宙戦艦ヤマトの実写版映画が正式に発表された。1970年代後半、空前の大ヒットをした日本アニメ映画の草分け的存在のこの「宇宙戦艦ヤマト」。実写版映画の制作は、賛否両論だ。

 現在42歳の私にとってヤマトは最も思い入れのあるアニメ。ガンダムもエヴァンゲリオンもよく知らないが、ヤマトの話となると俄然テンションが上がる。40歳代にはそんな人が多いんじゃないだろうか。30年以上経った今、実写版として蘇ることになったわけだが、果たして平成の現代に受け容れられるかは少々疑問な気もする。

 私の主観だが、アニメ映画「宇宙戦艦ヤマト」は1作目と2作目につきる。3作目以降は正直言っていらない。物語は2作目の「愛の戦士たち」で完結していたはず。実際、2作目のパンフレットで「ヤマトは再び皆さまの前に現れることはありません。」と、当時西崎プロデューサーの文章で記されていた。しかし、映画はその後何作も制作され、正直言ってガッカリしたものである。私の中では2作目で終わっている。

 今回、実写版ということで、キャスティングだけを見ればそうそうたるメンバー。一流の役者さんばかりである。力の入れようがうかがえるが、果たしてどのような作品が出来るのだろう。古代進、島大介は、原作では19歳の設定でキムタクや緒方直人とはギャップが否めないし、佐渡先生や相原は女性になっている。原作とは全く違うストーリーに描かれるのだろうか? とすれば、今回はヤマト乗組員だけが発表されているが、ガミラスやイスカンダルの物語ではなく、デスラーやスターシャは登場しないのだろうか。今後の発表が待たれるところ。

 兎にも角にもファンとしては、名作「宇宙戦艦ヤマト」のイメージを壊さないで欲しいというのが一番の願い。駄作は決して許されない。


《実写版「宇宙戦艦ヤマト」キャスト一覧》
古代 進・・・・・・・木村拓哉 ヤマト戦闘班リーダー
森  雪・・・・・・・・黒木メイサ ヤマト戦闘班ブラックタイガー隊
真田志郎・・・・・・・柳葉敏郎 ヤマト技術班班長
島 大介・・・・・・・緒形直人 ヤマト航海班班長
斉藤 始・・・・・・・池内博之 ヤマト乗組員、空間騎兵隊隊長
相原・・・・・・・・・・マイコ ヤマト乗組員、通信班
古代 守・・・・・・・堤 真一  進の兄。駆逐艦ゆきかぜ艦長
佐渡先生・・・・・・・高島礼子 ヤマト艦内の医師
藤堂平九郎・・・・・橋爪 功 地球防衛軍司令長官
徳川彦左衛門・・・西田敏行 ヤマト機関班班長
沖田十三・・・・・・・山崎 努  ヤマト艦長


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下記、記事本文引用
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キムタク・古代進で初の実写版ヤマト発進!
 日本SFアニメの名作「宇宙戦艦ヤマト」が初めて実写映画化され、SMAPの木村拓哉(36)が主人公の古代進を演じることが2日、分かった。題名は「SPACE BATTLESHIP ヤマト」(山崎貴監督)で来年12月に公開。日本映画で本格的に宇宙を描くのは史上初だ。ヒロイン役には沢尻エリカ(23)が内定していたが、“解雇騒動”の余波で黒木メイサ(21)に“交代”した。
 1970年代から80年代に一大ブームを呼んだ人気アニメが、ついに実写化される。
 製作のTBSによると約5年前から実写化構想がスタート。主演にキムタク、監督に「ALWAYS 三丁目の夕日」を大ヒットさせた山崎貴氏(45)を配し、原作となる74年のテレビアニメ第1作の企画者、西崎義展氏(74)の許可も得て“夢”が実現した。
 木村は「自分が子供のころに夢見ていた船に、素晴らしいキャスト&スタッフとともに乗れることに本当に感激しています」と、配給の東宝を通じてコメントした。
 木村はアニメが日本テレビ系でスタートした74年10月、まだ1歳11カ月だった。が、77年8月に公開され、興収21億円をあげたアニメ映画第1作や、78年に瞬間最高視聴率50%を記録したテレビ再放送などで幼きキムタクは、ヤマトの世界にどっぷりハマっていた。
 山崎監督も「木村さんなら地球を託すに足る存在感がある」と大きな期待を寄せる。木村とは顔合わせ済みで、「幼稚園の時に最初に描いた絵がヤマトの船だったと話していた」と明かす。
 その他の主要キャストも決定した。TBSによると森雪役は沢尻で内定していたが、9月中旬ごろ所属事務所から「契約解除の方向で話し合いを始めている」との報告があり、黒木にキャスト変更された。山崎監督は「キャストが流動することはよくあること。黒木さんに期待している」と話した。
 実写化にあたり一部設定も変更。森雪は原作よりも戦う女性のイメージを強調し、アニメで中年男性だった医師の佐渡先生役に高島礼子(45)を起用するなど、一部キャラクターを女性にする。また、デスラー総統ら敵役は後日発表される。今月中旬にクランクイン。
 題名に英語を取り入れて海外進出も視野に入れた21世紀版ヤマト。CGを駆使し、製作費は20億円を超える空前のSF超大作となりそうだ。

by sakanoueno-kumo | 2009-10-03 13:47 | 映画・小説・漫画 | Trackback(1) | Comments(4)