「ほっ」と。キャンペーン

タグ:滝 ( 2 ) タグの人気記事

 

太平記を歩く。 その8 「布引の滝」 神戸市中央区

神戸市中央区にある「布引の滝」を訪れました。

ここは元弘元年(1331年)に隠岐島に配流となった後醍醐天皇(第96代天皇・南朝初代天皇)が、その道中に立ち寄ったとされます。

場所は、JR新幹線の新神戸駅の北側の山中にあります。


e0158128_17415901.jpg

布引の滝は、日光の華厳の滝、那智勝浦の那智の滝と並んで、日本三大神滝のひとつに数えられていますが、他のふたつの滝と違って、現在は人工的に水量をコントロールされています。


e0158128_17435054.jpg

布引の滝は雄滝(おんたき)・雌滝(めんたき)・夫婦滝(めおとだき)・鼓ヶ滝(つつみがだき)の4つの滝の総称で、生田川の布引渓流にあります。

南からハイキングコースを登っていくと、最初に目にするのは「雌滝」です。


e0158128_17450803.jpg

一番下流にある約19mの雌滝は、その名のとおり細くしなやかに流れる女性的な印象です。


e0158128_17461664.jpg

たしかに、その名のとおり白い布を引いているように見えます。


e0158128_17475903.jpg

続いて渓谷沿いに登っていくと、「鼓ヶ滝」という石碑があるのですが、滝が見えません。


e0158128_17490474.jpg

実は、鼓ヶ滝を見られるのは、覆っている木々の葉が枯れる冬だけだそうです。

ここを訪れたのは5月14日。

滝の姿は見えず、かろうじて滝壺が覗けるのと、あとは音を聞くだけです。

「鼓ヶ滝」という名称の由来は、その滝音が鼓のような響きだからだそうです。


e0158128_17503136.jpg

そして、いちばん上流にあるのが「雄滝」、その下にあるのが「夫婦滝」す。


e0158128_17524337.jpg

「雄滝」は高さ43m、滝壺は面積430㎡、深さ6.6mあります。

下流の「雌滝」とは対照的に、5段に折れながらダイナミックに落下する迫力の名瀑です。


e0158128_17535798.jpg

滝の横には5箇所の甌穴があり、竜宮城に続いているという伝説もあるのだとか。


e0158128_17544523.jpg

マイナスイオンが出まくりです。


e0158128_17554305.jpg

「雄滝」の滝壺から更に下の段に落ちる高さ9mの滝が、「夫婦滝」です。

2本に分かれた滝がひとつになっている様子が、まるで夫婦のようだということから、「夫婦滝」と呼ばれるようになったのだとか。


e0158128_17571098.jpg

山道を登っていくと、滝を横から見下ろすこともできます。


e0158128_17585679.jpg

ここ「布引の滝」の景観は、古くは平安時代の歌集『伊勢物語』『栄花物語』など、多くの和歌紀行文、詩歌などに登場する場所で、古来、景勝地として知られています。

5つの滝の散策道には、各所に平安時代から江戸時代にかけて詠まれた布引の滝の名歌の碑「布引三十六歌碑」が建てられています。

後醍醐天皇のものはありませんでしたが。


e0158128_18025985.jpg

「松の音琴に調ふる山風は 滝の糸をやすけて弾くらむ」 紀貫之


e0158128_18023932.jpg

「布引のたきのしらいとうちはへ てたれ山かせにかけてほすらむ」 後鳥羽院


当時としても全国的に知られた景勝地だった布引の滝。

島流しの道中に観光するなんて、さすがは後醍醐天皇、肝が据わっていますね。

この水しぶきを見ながら、きっと再起を誓っていたのでしょう。




「太平記を歩く。」シリーズの、他の稿はこちらから。

 ↓↓↓

太平記を歩く。


ブログ村ランキングに参加しています。
よろしければ、応援クリック頂けると励みになります。
   ↓↓↓
にほんブログ村 テレビブログ 大河ドラマ・時代劇へ
にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ

[PR]

by sakanoueno-kumo | 2017-02-02 20:40 | 太平記を歩く | Comments(0)  

夏休み播磨路紀行 その3 日本の滝100選「原不動滝」

先日からお届けしております自己満足シリーズの続きに今日もお付き合いください。
e0158128_14175185.jpgこの日、宿泊した波賀温泉「楓香荘」は、波賀不動滝公園の玄関口になっています。
その波賀不動滝公園にある「原不動滝」は、日本の滝100選に選ばれている名滝です。
ここから少し北の、兵庫県と鳥取県の県境に聳える氷ノ山を中心としたこの地域は、氷ノ山後山那岐山国定公園に定められており、氷ノ山の周りには、この原不動滝の他にも、天滝猿尾滝雨滝と、4つの日本の滝100選に選ばれている滝があります。
他にも多くの滝があるようで、このあたりはまさしく滝の宝庫と言えるでしょう。

で、せっかくここまで来たのだから、その名滝を見ていかない手はないだろうと、周辺の散策も兼ねて原不動滝に向かいました。
e0158128_14255861.jpg

滝に向かう入口には立派な門があり、しばらく進むと不動尊が祀られています。
不動尊とは・・・スミマセン、興味のある方は下の説明看板を拡大してお読みください(笑)。
e0158128_14354285.jpg

“原不動滝”の名称は、この不動尊に由来するようですね。

険峻な渓谷の上に架けられた吊り橋「かえで橋」を渡ります。

e0158128_14482537.jpg
e0158128_14483327.jpg

吊り橋の渡り口には、「橋をゆすらないで下さい」といった注意書きの看板が設置されていましたが、そう言われるとゆすりたくなる幼稚な私です。

e0158128_1455384.jpg

橋の下を流れる清流が、心地よい冷気を運んでくれます。

e0158128_1733472.jpg

道中はアップダウンの激しい山道です。
歩きやすい靴じゃないと、ちょっとしんどいかも・・・。

e0158128_1522927.jpg

そして更に奥へ進み、原不動滝を見るための吊り橋「奥かえで橋」を渡ります。
渡るといっても、この吊り橋は滝を見るために作られた橋のようで、奥は行き止まりです。

e0158128_159741.jpg

e0158128_1514299.jpg橋から見た原不動滝です。
吊り橋のワイヤーが写っていますが、素人撮影なのでご容赦下さい。
この原不動滝は、男滝女滝からなり、男滝は落差88mと県下最大の高さを誇っています。
女滝は、源流を異にして男滝に寄り添うように同じ滝壺に流れています。

そのことから「幸福の滝」「恋愛成就の滝」とも言われているとか。
まあ、オジサンにはあまり縁のない話ですが(笑)。
この滝の景観は、1969年発売の国定公園シリーズ切手にもなっており、周囲は、原不動滝森林公園の名称でひょうごの森100選にも定められているそうで、紅葉の名所としても有名だそうです。
紅葉狩りなど随分とご無沙汰ですから、ぜひ、今度はそのシーズンに訪れてみたいですね。

滝見物の帰りに、吊り橋の下を流れる清流に下りて、ちょっと子供たちと水遊び

e0158128_16511673.jpg
e0158128_16513021.jpg

とにかく、水が冷たくてきれい!
ここは、そうめん「揖保乃糸」の産地で有名な揖保川の支流で、竹呂山(1129m)を源流とする引原川支流の八丈川流域の渓流となります。
この美しい水で、美味しいそうめんが作られているのですね。
この日は水着を持参していませんでしたが、子供連れの方にはぜひとも水着持参をお勧めします。
恰好の川遊び場ですよ。

そんなこんなで、気がつけば、写真だらけの稿となってしまいました。
近日中に、その4につづきます。

夏休み播磨路紀行 その1 「なでしこジャパン」ならぬ「なでしこの湯」
夏休み播磨路紀行 その2 波賀温泉「楓香荘(ふうかそう)」
夏休み播磨路紀行 その4 戸倉峠名物「滝流しそうめん」
夏休み播磨路紀行 その5 家原遺跡公園「古代村」



ブログ村ランキングに参加しています。
よろしければ、応援クリック頂けると励みになります。
     ↓↓↓
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
[PR]

by sakanoueno-kumo | 2011-09-22 17:22 | 兵庫の史跡・観光 | Comments(0)