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韓国の竹島親書返送の非礼に対する、金持ち喧嘩せず外交の日本。

竹島問題がややこしいことになっていますね。
こういう問題であまり軽はずみな意見を述べると、当ブログまでややこしいことになってしまうのでずっと静観していましたが、今日のニュースを聞いて少しだけ私見を。
野田佳彦首相が李明博大統領宛てに送った親書を同国が返送してきた問題について、日本政府は郵便返送されたこの親書を受け取り、再び送り返すことはしない方針を決めたそうですね。
その理由について「これ以上、親書を巡るやりとりが続くのは我が国の外交の品位を考えた場合、好ましいものでない」とのこと。
つまり、「金持ち喧嘩せず」ですね。

私はこれで正解だと思いますよ。
韓国が親書を突き返すといった国際外交上例のない非礼な行為に出たことに対し、日本側は親書を持参した在日韓国大使館職員に対して、外務省敷地内への立ち入りを拒否するという日本にしては珍しい喧嘩腰の態度を示しました。
それに対して韓国は、今度は親書を郵便書留で送り返すといった考え難い非礼に出たわけですが、これをまた日本が受取拒否などしたら、それこそ韓国と同じレベルで、幼稚な子どもの喧嘩になります。
どちらかが大人になって事の収拾を図るべきで、この場合、向こうより先にこっちが折れたほうが、諸外国からのイメージも良くなるでしょう。
この日本政府の対応について、おそらくまた「弱腰外交」といった批判の声が上がるでしょうが、少なくとも今回は、韓国大統領の数々の行き過ぎた言動に対して遺憾の意を表す親書を送り、突き返されたものの日本側の毅然としたメッセージは向うに伝わったはずです。
これ以上、感情的な対立姿勢で事に臨んでも、日本にとって得することは何ひとつありません。
それとも、「弱腰外交」と批判する方々に聞きますが、これ以上事を荒立てて、戦争でもおっぱじめますか?
その場合、あなた方が戦線の最前線に立ってくださいよ!
それが嫌なら、この辺で大人の対応をすべきですよ。
韓国が通常あり得ない非礼な態度で突き返した親書を日本は粛々と受け取ることで、韓国の礼節をわきまえない19世紀レベルの幼稚な外交能力を世界に知らしめ、同時に日本の成熟した国家としての姿勢をを世界にアピールすることになります。
外交は感情論で臨むべきではありません。
わが国にとって何が国益に繋がるかで、事にあたるべきなんじゃないでしょうか。

私は、竹島は日本の領土だと思っています。
なぜそう思うのかと聞かれたら、鬱陵島云々の歴史解釈など色々とありますが、突き詰めれば、「日本人だから」です。
日本人である以上、日本人の一般的歴史観を信じるのは普通のことですよね(一部そうでない方もいますが)。
でも、同様の質問を韓国人にしたら、きっとこう答えるでしょう。
「韓国人だから」だと。
そんな問題を日本側の理屈で解決しようなんて、どだい無理な話なんですよ。
そもそも国際社会の場で正論なんてものは存在しませんし、正史なんてものもありません。
平たく言えば、強い方の主張が正論になるのです。
憲法で戦争を禁じられているわが国が外交の場でできることは、ひたすら事を荒立てないように務め、どんな言いがかりをつけられても感情的にならず、大人の態度で臨んで国際世論を味方につけることしかないでしょう。
まさしく「金持ち喧嘩せず」です。
その意味で、今回の日本政府の対応を私は支持します。

もうひとつ東シナ海でもややこしい問題を抱えていますが、あちらの方は現状わが国が実効支配しているわけですから、竹島問題よりもっと大人の対応ができるはずです。
とかく過激な論調になりがちな領土問題ですが、国の指導者たちは、冷静になってとるべき道を選んでほしいと思います。

毎年8月になると聞こえてくる「戦争反対」の叫びや「戦争責任」の追及の声。
一方で、この度のような近隣諸国の非礼な行いには過激な論調があとを絶ちません。
こういった話題になると、私はいつも思うことがあります。
戦後生まれの私たちには、先の戦争の戦前責任も戦後責任もありませんが、未来に起こるかもしれない戦争の戦前責任は、私たちにもある・・・と。


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by sakanoueno-kumo | 2012-08-24 18:50 | 政治 | Trackback | Comments(2)  

レバ刺しは危険で大飯原発は安全という日本の指導者たち。

6月いっぱいでレバ刺しが禁止になっちゃいましたね。
皆さんは最後に食されたでしょうか?
私も先週食べに行こうと思っていたのですが、予定していた日に急用ができてキャンセルとなり、そうこうしているうちに行きそびれてしまいました(涙)。
特にレバ刺しが好物だったわけでもないのですが、食えなくなると聞くと名残惜しくなるもので・・・。
先月は日本中に私のような俄レバ刺しファンがたくさんいたようで、6月の焼肉業界はちょっとしたレバ刺し特需があったようですが、おそらくおびただしい数の生レバが日本全国に出まわっていたものの、死亡事故の報道はなかったようです(ちょっとした食中毒はあったみたいですが)。
まあ、そんなもんだと思いますけどね(ふぐ料理にあたるのと同じような確率なんじゃないかと)。
昨年4月に発生した焼肉チェーン店の集団食中毒をきっかけに規制が厳格化してしまいましたが、そもそもあの事件はあの店の衛生管理が杜撰だったことが原因で、ちゃんと管理していれば、そんな簡単に死亡事故が発生するものでもないと思うのですが(実際に今まで普通に売られてきたわけですから)。
でも、厚生労働省によれば、確率はどうあれ「生で安全に食べるための有効な対策が見いだせていない」というのが禁止の理由だそうですから、残念ではありますが、やむを得ない決定なんでしょうね。
ただ、その理由から考えるに、将来的にもし安全に食べるための有効な対策が見いだせたとしたならば、またレバ刺し文化が復活する可能性はあるということですよね?
その日を楽しみに待ちたいと思います。

さて、そのレバ刺し禁止が始まった7月1日、関西電力大飯原発再稼働しました。
福島原発事故の原因究明もできておらず、政府自らが「暫定的な安全基準」と認める中での再稼働です。
しかも、電力需給が逼迫する夏季限定ではなく、秋以降も継続的に運転させるとのこと。
再稼働決定の理由について、野田佳彦総理は「国民の生活を守るため」と言っていましたが、そもそも安全基準が“暫定的”である現状で、どうして国民の生活を守ることが出来るのでしょう?
私の日本語解釈が間違っていなければ、「暫定的=見直しが必要」ということですよね?
つまり、レバ刺しと同じく、「安全に運転する有効な対策が見いだせていない」現状じゃないんですか?
にもかかわらず、レバ刺しは危険で大飯原発は安全だと判断する根拠がどこにあるのでしょう?
昨年4月の集団食中毒を受けて安全基準を見直し販売禁止にいたったレバ刺しと、昨年3月の福島原発事故を受けての安全基準の見直しもままならないまま再稼働した大飯原発。
これ、どちらも同じ政府が決めたことですからね。
釈然としないものがあります。

私は原発に詳しくはありませんし、闇雲に「原発反対」を訴えているわけではありません。
むしろ、場合によっては原発継続もやむを得ないと思っているくちです。
「核開発技術を失ってはならない」という意図も、理解できなくもないです。
ですがそれは、あくまで安全の確保が成された場合に限ってです。
それも、原子力ムラの人たちが立てた手前味噌な安全基準ではなく、あらゆる角度(天災・経年劣化・ヒューマンエラー・テロなど)から客観的に見た安全基準です。
たぶんそれは、1年や2年でできることではないのでしょう。
でも、そうしてこそ初めて原発継続か否かの土俵に立てるわけで、あれだけの事故を起こしながら安全基準を見直すことなく再稼働するのは、免停期間中に無免許で運転するようなものです。
レバ刺しは、規制などなくとも死にたくなければ食わなきゃいいわけで、危険とわかって食べる人はある意味自己責任といえますが、原発は自分の意志で避けることはできません。
だから、たとえ何億分の1の確率であっても、危険があってはならないのです(実際、大飯原発の直下に断層があるともいわれていますし、日本中にある原発の中でも、危険度の高い原発とも聞きます)。

再稼働を決めた野田政権、ひいては民主党政権はもうすぐ終わりを迎えるでしょう。
もし、この先再稼働した原発に最悪な事故が発生したとしても、そのとき彼らは責任を負う立場にいません。
こんな場当たり的な決断をしておいて、無責任な話ですね。
この政権が残した最大の功績、最大の英断は、レバ刺し禁止の決定となりそうです。


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by sakanoueno-kumo | 2012-07-04 16:57 | 時事問題 | Trackback | Comments(7)  

消費税増税法案の衆議院通過に思う。

消費税増税法案が衆議院で可決しましたね。
すでに民主党・自民党・公明党の3党の間で合意されていたことですから、法案の可決については誰しもがわかっていたことですが、この度注目されていたのは、民主党内からどれだけ青票を投じる造反議員がでるかでした。
結果は反対票を投じた民主党議員は小沢一郎元代表、鳩山由紀夫元総理をはじめ57名、欠席または棄権した議員が17名で、民主党政権が過半数割れする54名をはるかに超える造反がでました。
「政治生命を懸ける」と大見得を切って臨んだ野田佳彦総理でしたが、その意気込みどおり増税法案の成立は確実にしたものの、民主党内の亀裂が決定的になったことで政権運営は難航必至
まさしく、この法案成立を最後に総理の政治生命は終止符を打つことになるかもしれません。

それにしても、小沢さんはいったい何がしたいんでしょうね。
「増税の前にやることがある」
なるほど、その言葉だけ聞けばご立派なご意見ですが、とてもそんな純粋な考えからきた行動とは思えません。
「こわし屋」の異名をとり、これまで幾多の結党解党を繰り返してきた小沢氏ですが、今回また党を分裂させてまで自説を貫いて、その先にいったい何を見ているのでしょうか。
この度の小沢氏の行動に対して前原誠司政調会長は、「目先の選挙のことしか考えていない」と批判していましたが、はっきり言って今、党を割って新党を作って選挙に臨んでも、小沢新党に追い風が吹くとは思えません。
小沢さんを支えているのは小沢グループと言われる数の力ですから、民主党に残っても新党を作っても、今選挙を戦えばその子分の多数を失うのは確実で、政界での自身の影響力を保持したいならば、できるだけ野田政権を引っ張って解散総選挙を先延ばしするべく協調路線に舵を切るべきだったんじゃないでしょうかね。
今回ばかりは「目先の選挙」のことすら見誤っているように思えてなりません。
かつては「選挙の鬼」といわれた小沢さんですが、さすがにここへ来てその神通力も賞味期限切れのようです。

一方の野田総理ですが、今のところ造反議員の処分については「厳正に対応する」との言葉にとどめていますが、どうあれここは厳しい処分を下すべきでしょう。
これが小泉純一郎元総理なら、即刻造反者を除名、解散総選挙で民意を問うとともに、造反者の選挙区には刺客を送るでしょう。
あれは高い支持率の小泉政権だったから出来たことだといわれるかもしれませんが、これだけの造反者がでた以上、もはや安定した政権運営は行えません。
ならば、政党政治の原則倫理に則って造反者に厳しい処分を下し、真っ向勝負で戦って政権が倒れたなら、そのときは潔く切腹すべきですよ。
それが「政治生命を懸ける」ということではないでしょうか。

あと、小沢さんの陰に隠れていますが、ある意味ずるいのは自民党ですよね。
もともと消費税増税は自民党の案だったわけで、その“泥”を民主党が被ってくれるならむしろその方がありがたいわけで、それを難癖つけては押したり引いたり足払いしたりして政局の道具にしているだけで・・・。
政治とはそんなものだといえばそれまでですが、彼らにしてみれば、小沢さんが造反して民主党が分裂することを見越しての3党合意だったわけですよね。
自分たちの手を汚さずに消費税増税を実現して、それで民主党が分裂してくれたら一石二鳥、このまま解散総選挙に持ち込んで政権奪回といった目論見なんでしょうが、有権者はそこまで馬鹿ではないですよ。
次の選挙で民主党は確実に議席を失うでしょうが、その分が自民党に流れると思ったら大間違いで、おそらくはどの党にも追い風とならない混沌とした選挙になるんじゃないでしょうか。

国民のほとんどは、増税が必要なことはある程度理解しているんですよ。
増税は痛いけど、国に金がないんだからやむを得ないだろうと。
でも、そこへ行き着くまでのプロセスがあまりにもお粗末じゃないですか。
民主党も自民党も、野田さんも小沢さんも谷垣さんも、結局のところ彼らの頭の中にあるのは政局か選挙のことばかりで、国民の側を向いた政治を行なっている政党や政治家はほとんど見受けられません。
きっとガラガラポンしても大して変わり映えするとも思えませんし、日本の政党政治の限界がきているのかもしれません。
もっと、日本の政治のシステム自体を変えなければ、政権交代しただけでは何も変わらないんじゃないかと。
だから、まだ海の物とも山の物ともつかない橋下徹氏が率いる維新の会に注目と期待が集まるんですね。
少々過激だと思いながらも、何かを変えてくれるんじゃないかと・・・。
もっとも、3年前の政権交代のときも、そう思っていたんですけどね。

さて、選挙のためであれ政局のためであれ、法案の賛否を明確にした議員は、ある意味議員としての最低限の仕事はしました。
もっとも卑怯なのは、棄権・欠席した議員の方々です。
これこそ、自身のことしか考えてない愚行といっていいでしょう。
最後に、その方々を枚挙します。

▼棄権
【当選6回】 小沢鋭仁(山梨1)
【当選5回】 原口一博(佐賀1)
【当選4回】 黄川田徹(岩手3)
【当選3回】 篠原孝(長野1)・村井宗明(富山1)
【当選2回】 橋本清仁(宮城3)・福田昭夫(栃木2)
【当選1回】 石森久嗣(栃木1)・空本誠喜(広島4)・玉置公良(比例近畿)・宮崎岳志(群馬1)・柳田和己(比例北関東)・山岡達丸(比例北海道)
▼欠席
【当選14回】 羽田孜(長野3区)
【当選2回】 石関貴史(群馬2)・梶原康弘(兵庫5)

こんな大事な法案の採決を棄権した奴らに、国会議員として給料をもらう資格はありません。
即刻、議員辞めていただきたく思います。


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by sakanoueno-kumo | 2012-06-27 17:11 | 政治 | Trackback | Comments(2)  

野田第2次改造内閣発足と消費税増税法案について思う。

混迷を続けている野田内閣ですが、先日、地下鉄サリン事件の容疑者逮捕の報道の陰に隠れるように、第2次改造内閣が発足しました。
その人事は、2度に渡って行われた野田佳彦総理と小沢一郎元代表との会談が不調に終わったことで、野田総理は自民党と連携して消費税増税法案を通す方向へ舵を切ったもので、問責決議を受けた前田武志国土交通大臣と田中直紀防衛大臣をはじめ、スパイ疑惑のある中国大使館の元1等書記官との関係が浮上した鹿野道彦農林水産大臣など5人の閣僚を交代させるという、いわば自民党の要求に応じて首を差し出したかたちといっていい人事です。
新閣僚の面々は、あまりメジャーでない方々で、言い換えれば見栄えしない顔ぶれですが、サプライズは、民間からの入閣として拓殖大学大学院教授の森本敏氏が防衛大臣に就任したことですね。
この方はTVにもよく出演されていますから、知っている人も多いと思います(正直いって私も他の新閣僚の方々のことはあまり知りません)。
森本氏は防衛大卒の元自衛官で、自民党政権時代には防衛大臣補佐官として在日米軍再編などの安全保障政策に深くかかわった、いわば防衛のスペシャリストといっていい人物ですが、一方で、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から相応しくないという声もあがっているようです。
防衛大臣に民間人を起用するのは初めてのことだそうで、民意で選ばれた議員ではない人物が国の最高軍事機密を抱えることへの疑念や、有事の際に政治的な責任が負えないのではないかというのが、森本氏の大臣就任に批判的な意見の理由だそうです。
なるほど理屈でいえばそうなのかもしれませんが、じゃあ民意で選ばれた議員だからといって、田中直紀氏のような無知無能な人物に大切な国防を任せていたことを思えば、森本氏の方が100倍も1000倍もマシだと私は思いますけどね。
それに民意を得ていないという観点でいえば、野田内閣自体が民意を得ていないといってもいいんじゃないでしょうか。
野田総理自身は選挙で選ばれた議員かもしれませんが、野田内閣自体は、参院選で惨敗したにも関わらず1年以上も政権にしがみついていた菅直人前内閣を引き継いで発足した内閣ですから、もはやそこに民意など存在しません。
野田総理は森本氏の起用にあたって、「最終的には最高指揮官である内閣総理大臣が責任者となることだから、シビリアンコントロールは野田内閣の下できちっとできる。」と述べていましたが、その内閣自体が民意を得ていないもので、そんな内閣がシビリアンコントロールの責任を負うわけですから、考えてみれば恐ろしい話です。
昨今ではアイドルグループのセンターポジションも民意で決めるというのにね(笑)。
議院内閣制自体が限界に達しているように思えます。

さて、野田総理が「政治生命を懸ける」とまで豪語してのぞんでいる消費税増税法案ですが、小沢氏との不和で与党のみでの採決がほぼ不可能となり、そのキャスティングボードは野党の自民党と公明党が握っています。
これだけ自民党に迎合する内閣改造を行ったにも関わらず、法案を通す気があるのかどうか態度を明確にしていなかった自民党でしたが、本日、谷垣禎一総裁が民主党との修正協議に入る方針を表明したようですね。
「政治生命を懸ける」と大見得を切ってしまった以上、野田総理にしてみればどんな手を使ってでも法案を通したいところでしょうが、自民党の修正案を丸呑みするようなかたちになれば、今度は与党内が黙っていないでしょう。
民主党と同じく自民党もまた一枚岩ではないようですし、すでに公明党は法案成立に協力しない態度を示していますから、法案成立の行方は未だ混沌としています。
これで法案成立が不可能になれば、たちまち野田総理は退陣を迫られることになるでしょうね。
私は野田政権を支持するつもりは毛頭ありませんが、ただ、またまた1年前後で首相交代という道は、好ましくないと考えています。
よくよく考えてみれば、民主党も自民党も推進派慎重派も、野田さんも谷垣さんも小沢さんも、消費税増税自体を反対と主張している人はいないわけで、つまりは今やるか、後からやるか、どんな方法でやるか、といった話で、それも純粋に政策論で争っているわけではなく、政局や選挙のためというのがそれぞれの主張の背景でしょう。
国益や国民のことよりくだらない政局に明け暮れる政党政治には、いい加減ウンザリですね。
どうでもいいから早くそれぞれの妥協点を見つけて、前にすすんでほしいものです。
いずれにせよ、この国の行方は前途多難です。


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by sakanoueno-kumo | 2012-06-07 14:24 | 政治 | Trackback | Comments(2)  

野田佳彦新政権の船出に思う。

民主党政権となって約2年にして早くも3人目の総理大臣となる野田佳彦新首相が誕生し、昨日、野田新内閣が発足しました。
このところ私は超多忙の毎日を過ごしており、ゆっくり新聞もニュースも見れない生活だからかもしれませんが、どうも、新総理誕生にしては世間の関心が薄いように思えます。
それもそのはず、この5年間で6回目の首相交代ですから、もはや国民にとって首相交代は慣れっこ、特別騒ぎ立てるような出来事ではないのでしょう。
誰かが言ってましたが、まるで“生徒会長”のようだと・・・。
上手いこというなぁと思いましたよ(笑)。
1年ごとに交代する姿はまさに生徒会長、実質、中身もそのレベルだったかもしれません。
笑いごとじゃないですけどね。

前原誠司氏の民主党代表選出馬によって、下馬評は前原氏と海江田万里氏の一騎打ちムードとなり、一時は影が薄い存在となっていた野田氏でしたが、結果は大方の予想を覆して、海江田氏との決選投票の末、逆転勝利しました。
党首選挙における決選投票での逆転当選は、1956年の自民党総裁選挙での石橋湛山元総理以来、55年ぶりのことだとか。
その石橋内閣ですが、この度の野田氏と同じく2位からの逆転選出だったため、党内の足並みがそろわず組閣が難航し、石橋総理自身が一時的にほぼ全ての閣僚を兼務するという一人内閣状態で発足しており、そんな心労もあってか、総理就任から2ヵ月ほどで病に倒れ、在任期間65日という短さで退陣しています。
さてさて、この度の野田総理は、はたしてどうなるでしょうね。
正直、短命内閣はもう勘弁して欲しいのですが・・・。

でも、私は野田さんで良かったんじゃないかと思っています。
海江田さんになれば、マニュフェストの見直しはなかったでしょうから、またいたずらに政治の停滞が続いたでしょうし、なによりも小沢さんの影が見え隠れして挙党一致とはいかなかったでしょう。
前原さんは、主婦層には人気が高い人ですが、野党時代の堀江メール問題のときや、昨年の尖閣諸島問題のときなどを見ても、はじめは威勢のいいことを発言していても、次第に尻窄みになって結果的には何も解決していないという、どうも、“口だけの人”という心配が否めません。
自民党の石原伸晃幹事長が前原さんを評して、「政策的に散らかす癖がついている。言いたいことは言っているが後始末をしていない」と批判していたそうですが、八ッ場ダム問題JAL再生などの件を見ても、まさしくそのとおりかな・・・と。
その点、野田さんは・・・いや、正直いって地味すぎて、これといった印象はないのですが、何となく、堅実な実務家といったイメージがあります。
今のような混乱期には、派手なリーダーシップよりも彼のような人物のほうが、四方八方丸く治めることができるんじゃないでしょうかね。
それに何よりも、小沢一郎鳩山由紀夫菅直人という3人の色があまり感じられず、その色を払拭するにも、ちょうどいい人なんじゃないでしょうか。

野田新首相も好きだといっていた作家・司馬遼太郎氏は小説『翔ぶが如く』の中で、「政治家や革命家が一時代を代表しすぎてしまった場合、次の時代になお役に立つというのは、まれであるといっていい。」という言葉を残されています。
この言葉は、明治維新の立役者・西郷隆盛を指した言葉ですが、実際に明治政府が軌道に乗り始めたのは、幕藩体制を壊して新政権樹立した西郷隆盛木戸孝允大久保利通維新三傑が死んでからのことで、そのバトンを受け継いで政治を安定させたのは、実務家の伊藤博文でした。
西郷たち維新三傑は、革命家ではあっても実務家ではなかったわけです。

維新三傑と小沢さんたち3人を比較するにはあまりにも次元が違うかもしれませんが、しかしながら彼ら3人がいなければ、一昨年の政権交代はおそらくなかったであろうことは間違いなく、その意味では、政権交代の立役者であり、民主党三傑といっても差し支えないでしょう。
しかし彼らも、革命家ではあっても実務家ではなかったということで、むしろ新政権を運営していく上では、弊害でしかないということがこの2年間でよ~くわかりました。
民主党政権を長続きさせたいのであれば、お三方にはそろそろ死んでもらわねばなりません(もちろん、政治家として・・・という意味ですよ!)。
野田政権が長続きするか否かは、それ次第ではないでしょうか。

小泉政権以降、党の代表選びは、「選挙に勝つための党首選び」という主旨があからさまになってきた感がありますよね。
野党の党首選びはそれもありかと思いますが、与党の党首選びは首相選びでもあるわけですから、選挙ばかりを見た人選であってはいけないでしょう。
「選挙に勝たなければ政権を維持できないじゃないか!」という意見もあろうかと思いますが、実際、安倍晋三さんや麻生太郎さんなど、選挙を見越して選んだはずの党首で選挙に惨敗しているわけですから、そこは有権者もバカじゃないということだと思います。
その意味では、今回の野田さんの人選は、少なくとも「選挙に勝つための人選」ではななさそうですよね。
その辺りも評価したいところです。

野田さんの支持率は今のところ低いようですが、この5年間の5人の総理の就任当初の支持率を見れば、皆60%以上という異常なまでに高い支持を受けており、しかし最終的に退陣するときは悲惨な支持率になっていましたよね。
ですが野田さんの場合は、これ以上下がりようがないほど最初から低い支持率ですから、ある意味開き直って臨むことができ、意外と評価が上がるかもしれません。
肝心なのは、就任当初の支持率ではなく、1年後、2年後の支持率ですから。

とにかく、野田佳彦新政権の船出です。
“戦後最大の国難”といわれる今、新政権に最も望まれるのは、じっくりと腰を据えた長期政権です。
今度こそは、“生徒会長”などと揶揄されることのないよう願いたいものです。


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by sakanoueno-kumo | 2011-09-03 04:06 | 政治 | Trackback(1) | Comments(2)