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いつもあこがれ・・・掛布雅之氏が阪神タイガースの来季二軍監督に就任。

来季からの阪神タイガース監督に金本知憲氏が就任し、スポーツ紙などではその組閣についていろんな憶測がとんでいますが、そのなかで、掛布雅之氏に二軍監督の就任を要請したと報道されていますね。
それも、金本新監督のたっての希望だそうで、ほぼ決まりだとか。
いや~、驚きました。

掛布氏といえば、言わずと知れた3代目(あるいは4代目)ミスタータイガース
現在48歳のわたしたち世代にとっては、子どもの頃、あこがれの選手でした。
遊びの野球ではサードが一番人気でしたし、下駄箱の31番はいつも取り合いでした。
大人になったいまでも、ロッカーなどを使用するときとか、31番が空いているといると使いたくなりますし、現在、わたしのマイカーはマンション駐車場の31番で、これ、結構自慢です(笑)。
子どもの頃の強い思いというのは、いくつになっても消えないものですね。

そんなわたしですから、掛布氏がいつかタテジマのユニホームに袖をとおす日を待ち望んでいたのですが、今回の報道を聞いて、正直、なんとも複雑な心境です。
二軍か~!・・・と。

ミスタータイガースの称号を持ちながら、これまでタテジマのユニホームを着ることがなかった背景には、いろんな憶測が飛び交っていましたよね。
有名な話としては、故・久万俊二郎オーナーとの確執とか、ジャイアンツ系の日テレとの契約がどうのとか・・・。
ただ、掛布氏自身は、それらの憶測を肯定も否定もしていませんので、どこまでが本当でどこからがデマなのか、実際のところはよくわかりません。

その後もいろいろありましたが、いまとなっては、セ・リーグ全球団の監督さんが40歳代になろうとしているなか、いまさら60歳の掛布氏に逆戻りするようなことはないだろうなぁと、諦めていました。
ところが、このたび二軍監督に就任するという報道にビックリ。
だったら、一軍やらせてよ!・・・みたいな。
いや、べつに金本監督がダメと言ってるわけじゃないですよ。
ただ、岡田彰布氏も真弓明信氏も一軍の監督やったわけでしょ?
なのに掛布氏が二軍監督って、なんか釈然としないんですよね。

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写真は、掛布氏が現役を引退した28年前に発売された写真集です。
この写真集、当時、掛布氏が経営していた豊中市のスポーツ用品店でしか売ってなくて、わざわざ買いに行ったものです。
いまでも、こうして後生大事に本棚に飾っています。
タイトルの「いつもあこがれ」は、当時、掛布氏がサイン色紙に必ず書いていた言葉です。

e0158128_21503466.jpg

なにはともあれ、掛布氏自身が引き受けたわけですから、わたしがとやかく言うことではありませんね。
とにかく、掛布氏のタテジマ姿が見られるわけですから、嬉しいことですよね。
掛布氏の引退以来、ミスタータイガースの称号は誰にも与えられていません。
ぜひ、その後継者を育ててほしいものです。
来季を楽しみにしましょう。


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by sakanoueno-kumo | 2015-10-21 22:01 | プロ野球 | Trackback | Comments(0)  

鉄人・金本知憲選手が引退。~今日しか来られないファンのために~

阪神タイガースの鉄人・金本知憲選手が引退しましたね。
残念ながら仕事が忙しかったため、引退試合の中継をリアルタイムで観ることはできませんでしたが、私は阪神電車で通勤しており、残業を終えて帰宅の途につくため電車に乗り込むと、背番号「6」のタテジマのユニフォームやハッピを着た甲子園球場帰りの大勢の阪神ファンたちと乗り合わせ、それを見て思い出しました。
あぁそっか、そういえば今日が引退試合だったんだ・・・と
で、23時過ぎに帰宅してからすべてのチャンネルのスポーツニュースをハシゴし、さらに深夜に放送していた金本選手引退記念特番を観て、こんな時間になっちゃいました(ただいま深夜2時半)。

スタメン4番レフトで出場した引退試合は、4打数1安打1盗塁
残念ながら期待されたホームランや長嶋茂雄氏の記録にあと1と迫っていた打点は叶いませんでしたが、トリプルスリーを達成した広島カープ時代を彷彿させる抜群のスタートの盗塁や、ホームタッチアウトにはなったものの2塁からの全力疾走した姿は、常に全力プレーにこだわっていた金本選手らしい引退試合だったといえるのではないでしょうか。

そして引退セレモニー。
平易な言葉で、肩肘をはらずに、カッコつけずに、いかにも金本選手らしい挨拶でしたね。
「野球の神様、ありがとう!」
古い野球ファンなら周知のことですが、金本選手は入団当初から将来を嘱望されたエリート選手ではありませんでしたし、レギュラーに定着する道のりも決して速くはありませんでした。
彼がこれほどまでの実績を残す選手に成長するとは、当初はほとんどの人が思ってなかったでしょうし、金本選手本人も思ってなかったんじゃないでしょうか。
その意味での、「野球の神様、ありがとう!」だったのでしょうね。
金本選手の実直で真摯な人柄が満ちた言葉だったと思います。

金本選手の通算成績は2578試合に出場し、歴代7位となる2539安打歴代8位となる1521打点、それにホームランは歴代10位となる476本でした。
1492試合連続フルイニング出場の世界記録は今さら語るまでもないでしょうし、自身が引退発表会見のときに最も誇りに思うと語っていた1002試合連続無併殺という日本記録も、おそらくそう簡単に破られることはないでしょう。
まぎれもなく日本プロ野球史に燦然と輝く大打者となった金本選手ですが、彼の魅力はそういった数字の記録よりも、野球に対するひたむきさストイックな姿勢にあると思いますし、そこが後輩選手たちからリスペクトされるところですよね。
144試合のうち1試合たりとも手を抜かない・・・。
なぜそこまで金本選手が全力プレーにこだわるのか・・・最後に、彼の著書『覚悟のすすめ』の中から引用します。

「一年のうち今日しか来られないファンもいる。僕はそういう人のためにフルイニング出場を続けるんです。」

金本選手、あなたはまぎれもなくプロ中のプロでした。
21年間、お疲れさまでした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121009-00000007-spnavi-base


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by sakanoueno-kumo | 2012-10-10 03:09 | プロ野球 | Trackback | Comments(2)  

金本知憲選手の通算2500安打達成に思う、横綱の引き際。

昨日、阪神タイガースの金本知憲選手が史上7人目の通算2500安打を達成しました。
44歳2カ月での到達は、1991年に43歳5カ月で達成した門田博光(当時福岡ダイエーホークス)を超える史上最年長記録だそうで、大卒選手としては初めての快挙だそうです。
今月3日には札幌ドームで史上9人目の1500打点も達成しており、23日には通算474本目の本塁打を放ち、阪神OBの田淵幸一氏と並んで歴代10位と、不惑を過ぎてなお衰えを知らない鉄人ぶりには脱帽するしかありません。
2500安打以上を記録した歴代選手を列挙すると、

日本プロ野球歴代安打数
1位 張本 勲 3085安打 2752試合
2位 野村克也 2901安打 3017試合
3位 王 貞治 2786安打 2831試合
4位 門田博光 2566安打 2571試合
5位 衣笠祥雄 2543安打 2677試合
5位 福本 豊 2543安打 2401試合
7位 金本知憲 2500安打 2517試合(2012年6月28日現在)
※参考記録(日米通算安打数)
イチロー 3706安打 2700試合(2011年度シーズン終了時)
松井秀喜 2629安打 2470試合(2011年度シーズン終了時)

となります。
このまま大きなケガがなければ、今シーズン中に5位まで上がるでしょうし、調子が良ければ4位の門田氏にも届くかもしれませんね。
海の向こうで活躍するイチロー選手と松井秀喜選手を度外視すれば、その上は張本勲氏、野村克也氏、王貞治氏といったアンタッチャブルな大選手だけとなります。
張本、野村、王の次ですからねぇ・・・スゴイことですよ。
金本選手は素晴らしい選手だとは思いますが、正直言ってこれほどの記録を打ち立てる選手になろうとは思いませんでした。
失礼ながら、たぶん本人も思ってなかったんじゃないでしょうか。
だって、広島入団時にはそれほど期待された選手じゃなかったですし、事実、安定した成績を残すようになったのは、20代後半になってからですよね。
入団3〜4年目までは、左投手のときは代打を出されるようなレベルの選手でしたから。
使い古された言い方をすれば、金本選手は「努力の人」で、「鍛錬」によってここまできた選手だと思います。
彼のその強靭な精神力を支えているのはいったい何なんでしょうね。

私は、一昨年まで続けていた連続フルイニング出場の世界記録が途切れたとき、これで金本選手の張り詰めていた緊張の糸が切れ、気力も失せていくんじゃないかと思っていました。
彼のアンチエイジングの源は、記録更新にこそあったんじゃないかと・・・。
ところが、記録が途絶えたあとも、全盛期のそれには及ばないにしても、打撃面においてはそれなりに結果を出し続けています。
昨日の試合後のインタビューで金本選手は、「記録は足し算だから、長くやっていればいつか到達する。2500という数字より、その中で何本が勝ちに貢献できたかが大事。」と述べたとか。
つまり、俺は記録のためにやってるんじゃない、勝つためにやってるんだ!!・・・と。
いかにも優等生が言いそうな教科書どおりの答弁にも聞こえますが、一昨年に世界記録が途絶えたあとも気持ちが切れなかったこと思えば、タテマエではなく本当の気持ちかもしれませんね。
さすがは多くの後輩たちからリスペクトされるアニキ金本。
村上春樹風に言えば、「やれやれ、たいしたもんだよ、金本さん」・・・です(笑)。

ただ、少々辛口なことを言わせてもらえば、「どれだけ勝ちに貢献できたかが大事」という彼の考えに立脚すれば、ディフェンス面ではほとんど勝ちに貢献できておらず、むしろ、金本選手がレフトを守っていたために負けたゲームも少なくありません。
一昨年に痛めた右肩の棘上筋は断裂したままだと聞きますし、守備範囲も若い外野手のそれとは比較にならないほど狭く、広い甲子園の外野手としては致命的ともいえます。
「勝ちに貢献」というのは、なにも攻撃面だけじゃないんじゃないでしょうか?
そんな金本選手を引きずり下ろすような選手が出てこないから・・・といってしまえばそれまでですが、上述したように、張本、野村、王の次に名前が上がるような大選手の肩を叩くことができる人はなかなかいません。
昨今、ボロボロになるまで現役を続けることの美学、といった風潮が主流となっている感がありますが、二流選手の場合はそれもありだと思いますが、頂点を極めた超一流選手は、自らの決断で引き際を決める必要があるんじゃないでしょうか。
かつて王貞治氏は、「本塁打が打てなくなった」といって引退しましたが、最後のシーズンも30本打ってましたからね。
横綱は横綱としての相撲が取れなくなったら土俵をあとにします。
金本選手はまぎれもなく横綱だと思うんですけどね。


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by sakanoueno-kumo | 2012-06-29 18:06 | プロ野球 | Trackback | Comments(2)  

金本知憲選手の連続試合出場ストップに思う。

 先日、阪神タイガース金本知憲選手の連続試合出場が、1766試合で止まりましたね。この記録は、元・広島東洋カープ衣笠祥雄氏が持つ2215試合に次ぐ歴代2位の記録です。まあ、衣笠氏の記録を塗り替えるには、まだあと3年強ありましたから、現在43歳の金本選手には普通に考えて無理がある話で、どのみちどこかでピリオドが打たれ、歴代2位となるのは誰しもがわかっていたことでした。ただ、その終わり方があまりにもあっけない幕切れでした。敵地での中日戦で今季初めて先発を外れ、8回2死一塁から代打で出場。しかし、一塁走者の俊介選手が盗塁失敗。打席を完了せず、直後の守備に就かなかったことで、足掛け14年に渡って続けてきた大記録に終止符が打たれた、というわけです。“ルールの盲点”をつかれる思わぬ形になり、球界やファンの間で波紋が広がっているようです。

 この終わり方について、私は最高の着地点だったんじゃないかと思っています。正直いって、金本選手の連続出場に無理があることは、ファンの間では周知のところでした。そのことは、ご本人が一番わかっていたことだと思います。しかし、積み重ねてきた数字があまりにも偉大すぎて、監督を含め周囲が必要以上に気を使っているという状況だったと想像します。昨年4月、連続フルイニング出場の世界記録1492試合でピリオドを打ったのは、右肩痛に苦しんでいた金本選手自らの決断によるものでした(参照:金本知憲選手の決断)。あの時点で連続出場記録にも終止符を打つべきだったと私は思うのですが、その後も真弓明信監督は金本選手を代打で使い続けました。真弓監督にしてみれば、それは人情だったのでしょうが、しかしその後の金本選手も、決して使い続けるべき状態には見えませんでした。金本選手も、無理に記録を伸ばすことは本意ではなく、「無理して出すのはやめてください。あまり気にしないでください。」と常にいっていたそうです。しかし、真弓監督にしてみれば、その引導を渡す決断は、なかなか出来なかったのでしょう。金本選手にしても、真弓監督の気持ちを無碍に出来ないという思いもあったんじゃないでしょうか。

 そんな状況の中での今回の終止符。誰の決断でもなく、野球のルールによって終止符が打たれたわけです。金本選手にしてみれば、広陵高校の後輩である俊介選手の果敢なプレー(セオリーでいうと、あそこでの盗塁はいただけませんが)によってもたらされた結果ですから、ある意味、本望なんじゃないでしょうか。こんな終わり方は誰にも想像がつきませんでしたが、金本選手も正直ホッとしているところがあるかもしれません。一番ホッとしているのは、真弓監督かもしれませんが・・・。

 この1766試合連続出場という数字は偉大だと思いますが、正直いって、ここ数年は無理に記録を伸ばした観は否めませんね。金本選手の記録を否定するわけではありませんが、続けることに意味があるとは私は思いません。常に100%の力を出せる状態での連続出場であれば価値があると思いますが、続けることによってパフォーマンスが落ちるなら、続けるべきではないと私は思います。“皆勤賞”を高く評価し、少々体調が悪くても無理して働くことを美徳とするのは日本人の国民性ですが、それは所詮、一流半以下の場合だと思います。本当の一流なら、休まず働いて80%しか力が出せないよりも、適度に休息をとって100%の力を発揮するほうが、結果的に会社のため、チームのためになるのではないでしょうか。一流選手は、そうすることが許される立場なわけですから。

 プロ野球は興業でもありますから、エンターテイメントという観点で見れば、人気選手は出場し続けることに価値があるともいえるかもしれません。球場に足を運んで、ひいきの選手が休んでいたらファンはガッカリするでしょう。その意味では、プロ意識が強いといえるかもしれませんが、しかし、ファンにとってはひいきの選手の“活躍”を見たいわけで、活躍できない状態にあるのなら、出るべきではないと思います。好きな歌手のコンサートに行って、風邪ひいて声が出ない状態だったら、「金返せ!」と言いたくなりますよね。プロのエンターティナーである以上、最高のパフォーマンスが出来るよう体調管理すべきで、それに失敗したときは、人前に出るべきではないと私は思います。

 金本選手は、自身の著書『覚悟のすすめ』の中で、「自分が連続出場を続けてきたのは、自分が主力選手ではなかったからだ。」と述べています。自分は広島時代、レギュラーに定着した選手ではなかったから、少々体調が悪くとも与えられたチャンスを逃したくはなかった・・・休んだら、次は使ってもらえないかもしれない・・・その思いで出続けていたら、いつの間にか記録となっていた・・・と。それは正直な言葉だと思います。スポーツのみならず、どんな世界でもそうですが、認めてもらうまでは、少々無理してでも与えられたチャンスにしがみつかなければ、一流にはなり得ません。その意味では、当初の連続出場は“必要な無理”だったのでしょう。しかし、後半の金本選手は誰しもが認める超一流選手。であれば、満身創痍の状態で尚も無理をする必要はなかったのでは・・・と思わざるを得ません。いつの頃からか、記録のための連続出場になっていたのではないでしょうか。

 てなことを言ってきましたが、金本選手の野球に対する取り組みや考え方は素晴らしいと思っています。その真摯な姿勢が、この連続出場の数字になったともいえるでしょう。ただ、後半はその数字が彼を縛っていたようにも思えました。今回、記録が途絶えたことで、その呪縛から解き放たれて、また違った金本選手が見られるような気がします。43歳とはいえまだまだ阪神にとっては金本選手は必要。これからは適度な休息をとりながら、ここ一番のところで100%のパフォーマンスを見せてほしいと思います。そして出来れば後輩たちに、こういってほしい。
 「俺の記録を目標にするな。一流になったら、休める選手になれ。」・・・と。


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by sakanoueno-kumo | 2011-04-20 21:41 | プロ野球 | Trackback | Comments(0)  

金本知憲選手の決断。

 阪神タイガース・金本知憲選手が更新していた連続試合フルイニング出場の世界記録が、昨日18日、1492試合で止まった。1500試合が目前だっただけに、記録ストップを惜しむ声が後を絶たないが、予てから「記録のためには出ない。」と語っていた金本選手としては、逆に今の状態であと8試合出場することが耐えられなかったのだろう。賢明な決断だ。

 今回のスタメン落ちは自らの申告だったらしい。正直言って、それが一番良い着地点だっただろうと私も思う。少しでも野球がわかっている人なら、金本選手の守備の衰えはもうずいぶん前からわかっていたこと。スタメン4番はともかく、試合後半の守備交代はハッキリ言って何年も前から必要だった。2度の阪神リーグ優勝の功労者であり、球界最高年棒の大選手であり、世界記録更新中の彼に、誰がその引導を渡すのか・・・というのは、阪神ファンなら誰もが注目していたところ。監督といえども苦渋の決断を強いられたであろうこの問題は、金本選手自身が身を引くというのが最も望ましいかたちだった。スタメンを外れる決意を示した金本選手に、真弓監督は最後まで考え直すよう説得したそうだが、それは武士の情けで、実はその言葉を待っていたのではないだろうか。

 このように言うと、まるで金本選手の記録更新がチームのマイナスになっていたように聞こえるが、決してそうではなく、チーム内で金本選手を引きずり下ろすような選手が現れなかったという方が正しい。守備のリスクは差し引いても、4番金本という存在に頼らなければならない実情がチーム内にあった。本来は、若手選手の台頭によって自然にベテラン選手が押し出されるかたちが一番望ましいわけで、金本選手自身もそのかたちを望んでいるような発言が度々聞かれた。自身の衰えを感じながら、それでもまだ若い選手には負けていないという自負心との狭間でずいぶんと悩んだことだろう。「これ以上出てもチームに迷惑をかけてしまう。とくに投手にね。勝つための手段として、決めました。」と語った金本選手。決断した後、実はホッとしたのではないだろうか。

 足かけ12年の大記録。近年は2度の左膝手術を乗り越え、満身創痍の身体で騙し騙しここまできたが、今年開幕前に右肩を痛め、これが致命傷となった。今シーズンの阪神のゲームで走者2塁からレフト前ヒットを打たれた際、相手チームの3塁コーチは全て腕を回した。バックホームが出来ない。これはもはやプロ野球の姿ではなかった。昨日の対横浜戦。葛城選手がレフトの守備についた。金本選手以外の選手が阪神のレフトを守るのは実に8年ぶりのこと。同じ走者2塁でのレフト前ヒットの場面で、今シーズン初めて相手チームの3塁コーチが走者を止めた。これが本来のプロ野球の姿であると感じたと同時に、何とも言えない切なさを感じた。

 金本選手は代打で出場し、フルイニングの記録は途絶えたものの連続試合出場の記録は1638試合と更新中。でも、それももういいのではないだろうか。もし、まだ気持ちが切れていないのであれば、ここで一旦全てをリセットして、身体を休めて改めて臨んで欲しい。全てをリセットした後、また以前のような活躍を見せてくれることによって、記録のために出続けてきたわけではないという自身の言葉を証明して欲しい。それが例え4番じゃなくても、代打であっても・・・。


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by sakanoueno-kumo | 2010-04-19 18:32 | プロ野球 | Trackback(1) | Comments(0)  

使い続けざるを得ない選手に!鳥谷敬の今後に期待。

 連日貧打の続く阪神。昨日ソフトバンク戦で8回、3番鳥谷に代打・桧山が送られた。これによって鳥谷選手が続けていた連続フルイニング出場は181試合で途絶えた。

 鳥谷選手の最近5試合の打率は、1割6分7厘。数字で見れば代打起用は当然の内容。むしろここまでスタメンで起用されてきたのも、この連続記録があるための温情だったとも思える。代打の桧山選手の結果は空振りの三振。しかしそれは結果論で、代打を送った真弓監督の決断は評価したい。
 鳥谷選手の連続フルイニング出場は、数々の取材の中でも語っているように、彼自身のプロ野球生活で最もこだわるところのようである。過去にも2005年から2007年まで398試合連続フルイニング出場を続けていて、遊撃手としてのプロ野球記録を持っている。(2007年のシーズン残り4試合を残して、わき腹に受けた死球の影響で欠場を余儀なくされた。)捕手に続いて難しいと思われる遊撃手としての連続出場に、彼の強い思いがあるようだ。

 連続1368試合フルイニング出場(2009年5月20日現在)の世界記録を更新中の金本知憲選手は、自身の著書「覚悟のすすめ」の中で「連続フルイニング出場なんて記録は、目指すべき記録ではない。」と語っている。「使い続けざるを得ない選手であり続ける。」ことが大切なのであり、その結果が連続出場記録となっているに過ぎないということ。「連続フルイニング出場」を目標の念頭に置くのは本末転倒だということである。
 まさしくそのとおりで、鳥谷選手はまだ「使い続けざるを得ない選手」という評価には及んでいないということなのだろう。今回の途中交代で、彼が「何を思いどう取り組むか」が問われる。
 今後の鳥谷選手の活躍を、今まで以上に期待したい。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090521-00000501-san-base


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by sakanoueno-kumo | 2009-05-21 15:04 | プロ野球 | Trackback | Comments(0)  

金本知憲という男。

どう形容したら良いか言葉が見当たらない。
一昨日に続いて、今日も3打席連続本塁打を記録した金本知憲。
ここまで7試合を消化して、31打数17安打21打点17本塁打、打率はなんと驚異の6割7厘。
ここ3試合で見てみると、9打数8安打12打点6本塁打、打率8割8分8厘。
約半月前、イチローに降りてきた「野球の神様」が、今は金本選手に降りてきているよう。

現在41歳。
35歳を過ぎてから、年々進化し続けているように思える金本知憲。
野球選手の場合、35歳から40歳の間でほとんどの選手が選手生命に幕を閉じる。
あの長嶋茂雄氏や王貞治氏でも例外ではない。
野村克也氏や落合博満氏は40代半ばまで現役を続けたものの、全盛期のそれではなかった。
金本選手は、ただ長く現役を続けているわけではない。
実績にしがみついているわけでもない。
今もなお向上し続けているのだ。
発展しているのだ。
常識を覆しているのだ。

一般社会の人間であれば、41歳といえばもっとも働き盛り。
サラリーマンでいえば会社の中軸、クリーンナップといったところだろう。
職人さんでいえば経験と知識が揃ってもっとも頼りになる年代。
いろんな世界で社会の中心となる年齢。
体力勝負のスポーツ選手の世界においても、体のケア次第ではまだまだ働けるということを身をもって実行してくれている。
これからの20代30代の若いスポーツ選手たちにとっての道しるべになるだろう。
まだまだ進化し続けてほしい。


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by sakanoueno-kumo | 2009-04-11 00:23 | プロ野球 | Trackback | Comments(0)  

恐るべき41歳、金本知憲。

3打席連続本塁打を記録した金本知憲。
しかも左打者にとって最も本塁打が難しいとされる甲子園でだ。
例をあげれば、昨年36本の本塁打を打っている巨人の小笠原道大選手でも、甲子園では昨年1本も打っていない。
そのことからも甲子園での左打者の本塁打がいかに難しいかが窺えるだろう。
その甲子園で金本選手は、いとも簡単に3打席連続本塁打を記録した。
しかも4打数4安打、7打点、昨日の試合から通算6打席連続打点。
まさに恐るべき41歳、金本知憲。

数か月前、金本選手の著書「覚悟のすすめ」を読んだ。
(そのときの私の記事です。)
    ↓↓↓
金本知憲氏「覚悟のすすめ」を読んで

彼の野球への思い、体作りの準備など、一流の精神が窺える。
41歳といえば、野球選手にとっては晩年。
35歳を過ぎるとほとんどの選手が衰えを見せる。
しかし金本選手はむしろ35歳を過ぎてから、どんどん脂がのってきたようにさえ思える。
まだまだ若手を全く寄せ付けない。衰えた姿が想像できない。スゴイ男だ。

願わくば、35歳から40歳位が野球選手の限界という概念を覆してほしい。
これからの後輩選手たちのためにも。

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by sakanoueno-kumo | 2009-04-08 21:55 | プロ野球 | Trackback | Comments(0)  

金本知憲氏「覚悟のすすめ」を読んで

阪神タイガース金本知憲氏の著書「覚悟のすすめ」を読んだ。
私は読書が好きで常に継続して何か本を読んでいるが、そのほとんどが小説類でこの種の本はめったに読まない。
ただ今回、知人に強く勧めらたこともあり、ちょうど最近こむずかしい本ばかり読んでいたので、息抜きのつもりで読んでみた。(私は阪神ファンでもあるし。)

あまり人を褒めないとされる、現・楽天監督の野村克也氏をして、 「4番バッターは育成はなかなかできない。現在の球界で真の4番バッターというのは阪神の金本を除いて他にいない」と言わしめる人物の心中というのにも興味があった。

e0158128_2313969.jpgタイトルのとおり精神論を綴った内容である。
ただ私の思う「覚悟」と、金本氏のいう「覚悟」は違っていた。
私の思う「覚悟」とは、抜き差しならない境地に置かれたときに腹を据えて掛かる気持ちというような、一種の「ひらきなおり」の境地を指すものと考えていた。
金本氏のいう「覚悟」とは、「準備」であると語っている。
野球選手に限らず、会社であっても家庭であっても、何か問題が起こったときにどうにもならなくなるのは、事前の「覚悟」=「準備」が足りないからだと語る。
つねに最悪の状況を意識的に想定し、絶対に気持ちがブレないよう、崩れないよう、前もってそのための準備をし、覚悟を決める。
「準備なくして覚悟は決められない。」ということである。
彼の鍛え上げられた強靭な肉体はその「覚悟」の賜物なのである。

非常に平易な言葉で書かれているので中学生くらいでも十分理解できる内容。
来年高校受験を迎える息子にも読まそうと思う。
受験を迎える「覚悟」を決めてもらえるよう・・・。

by sakanoueno-kumo | 2009-01-22 23:15 | プロ野球 | Trackback(1) | Comments(0)