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天地人 第20話「秀吉の罠 」

 「本能寺の変」から3年の年月が経った本話。関白秀吉になるまでの過程、清州会議や賤ケ岳の戦いは割愛されていた。秀吉という人間を知る意味でも一番面白い時代なのだが、兼続が主役である以上、さすがに絡めるのは難しいといったところだろうか。少々残念。

 越中の落水城にて羽柴秀吉と上杉景勝が会見、このとき初めて関ヶ原の合戦の首謀者である石田三成と直江兼続の二人が出会ったという話が残っているが、実際会見したという記録は残っておらず、事実か否かはわからない。もっともこのドラマの設定では初対面ではないのだが・・・。
 会見を前にして、上杉を「所詮、田舎侍」と蔑む三成に対して言った秀吉の言葉。
「人とはの。会ってみなければわからぬものじゃ。だからこそ面白いのじゃ。」
秀吉という人物を表す上でとてもわかりやすい言葉に思えた。

 人たらしと言われた秀吉は、非常に計算高く、巧みに人の心を魅了する策士のように描かれることが多いが、そういう面はもちろんあったにせよ、根本はこの言葉どおり「人間好き」だったであろうと私は思う。うわべだけの世渡り上手というだけでは本当に心は掴めない。信長、家康と比較して劣らないほど、卑劣な行為もしてきた秀吉なのだが、後世に愛すべく英雄として印象付けられているのは、この「人間好き」たる所以だろう。

 天才であるが故、己以外信ずることが出来なかった信長は、秀吉のように人望を得ることが出来ずに天下取り目前で落命した。平成の現代にも、天下取り目前で人望を得られずに代表辞任に追い込まれた信長型の政治家がいる。しかし、命まで取られない現代のまつりごとでは、代表代行というわけのわからないポストで、選挙を仕切るらしい。それは多分に、秀吉型の政治家がいないせいだろう。


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by sakanoueno-kumo | 2009-05-18 00:34 | 天地人 | Comments(0)  

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