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天地人 第21話「三成の涙」

 石田三成と直江兼続の友情が交わされた本話。終始コミカルに描かれていた本話の演出には多少違和感を感じたものの、今後の物語に大きく関わってくる話。後の関ヶ原合戦において、二人の共謀説をとるであろうこの物語では、二人の友情は重要なエピソードとなってくる。

 あらためて説明するまでもないが、秀吉の死後、上杉家が会津にて挙兵。徳川家康を東国に引きつけている間に大阪にて石田三成も挙兵。そして関ヶ原合戦へと繋がっていく。この戦略を兼続と三成が事前に謀り、言い合わせていたというのが二人の共同謀議説である。この説ははっきっりした証拠がないことから歴史学者らは否定的な見解が多いよう。しかし共同謀議がなければ、ああいう結果はなかっただろうという人も多い。興味深い歴史の謎である。

 聡明、有能ではあるものの融通がきかず、己以外の者を見下したところがあり、人望を得られなかったといわれる石田三成。謹厳実直な性格が災いして武功派諸将から反感をかっていたというのが定説。いわゆる官僚型の人物で、人の上に立つ器ではなく、秀吉のような政治家タイプの人物の参謀としてこそ光る男だったのだろう。

 自分が何故に嫌われるのかを客観的に理解した上で「性分だから仕方がない。」という三成。この言葉に融通のきかない不器用さがうかがえる。しかし私はこの不器用な男が嫌いではない。性分とは分かっていても簡単に変えられるものではなく、聡明な三成は自分が大将の器ではないことも理解していたと私は思う。にも関わらず、謹厳実直な性格が彼を不向きな道へと歩ませてしまったことが、石田三成という人物の不器用且つ不幸な性分だといえよう。

 彼のように聡明ではないが、私も彼に似た性分で他人とは思えない。命まで落とすことはないと思うが・・・。



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by sakanoueno-kumo | 2009-05-25 02:04 | 天地人 | Comments(0)  

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