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訃報・・・日本女子マラソンのパイオニア・佐々木七恵。

<佐々木七恵さん>27日に死去 日本女子マラソンの草分け

 女子マラソンのパイオニア、佐々木七恵さんが亡くなられた。享年53歳。
 私は高校時代陸上部で、当時(80年代前半)は瀬古利彦や宗茂・猛兄弟など日本男子マラソンの黄金期であった。一方、女子マラソンは歴史も浅く、世界とは大きく水を開けられていた時代だった。

 佐々木は1981年に2時間40分56秒の日本最高記録を樹立し、その翌年には2時間35分00秒で自己の日本記録を塗り替えている。しかし、当時の世界記録は2時間25分台で、まだまだ10分近い差があった。そんな中、彗星の如く現れた若干19歳の新鋭、増田明美が、当時の佐々木七恵の記録を大きく上回る、2時間30分30秒(当時ジュニア世界記録)という記録を樹立する。以後、世界に通用する初めてのランナーとして注目は増田に集まり、佐々木は日陰の存在になった。

 増田に刺激された佐々木は、教員を辞職して本格的に陸上に取り組むため、当時瀬古利彦などが在籍していたヱスビー食品陸上部に入部した。天才と言われながら若さ故に走りにムラがあった増田明美に対して、地道にコツコツと我慢のレースを重ね、1984年に初めて正式種目になったロサンゼルスオリンピックの女子マラソン代表に、増田と二人で選ばれた。

 向かえたオリンピック当日。誰もが増田の好走を期待したものの、プレッシャーの重圧に押しつぶされた増田は16キロ付近で途中棄権。一方、自分の走りを失わなかった佐々木は、2時間37分04秒で完走。順位は19位に終わったが、自身の持てる力は十分に出し切っており、マラソンにおける精神力の大切さを証明する結果となった。

 当時、佐々木七恵は28歳。以後、日本の女子マラソンは着実に力をつけ、世界のトップクラスに位置するに至ったが、オリンピックで好成績を残した選手たちは皆20代後半の年齢で、若くして国内大会で好タイムを記録しても、大舞台では結果を出せてきない。<有森裕子(26歳)バルセロナ銀・(30歳)アトランタ銅、高橋尚子(28歳)シドニー金、野口みずき(26歳)アテネ金、など>

 世界に誇る実力となった女子マラソン。その草分け的存在だった佐々木七恵さんの早すぎる訃報は残念でならない。
 心からご冥福をお祈りいたします。


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以下、記事本文引用
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<佐々木七恵さん>27日に死去 日本女子マラソンの草分け
 日本の女子マラソン界の草分け的存在で、1984年ロサンゼルス五輪代表だった永田七恵(ながた・ななえ、旧姓・佐々木)さんが27日、死去した。53歳。葬儀は親族のみで行う。旧所属先のエスビー食品関係者によると、ここ数年、がんのため治療を受けていたという。
 岩手県出身。日体大時代は中距離ランナーとして活躍したが、卒業後、地元で教員をしながらマラソンに取り組んだ。ロス五輪で女子マラソンが正式種目に決まり、盛岡一高の教員を退職し、82年にエスビー食品に入社。瀬古利彦選手を育てた中村清氏(故人)に師事した。代表選考レースの83年東京国際女子マラソンで日本人として初めて優勝した。ロス五輪は19位だった。
 引退レースとなった85年3月の名古屋国際女子マラソンで自己最高、当時日本歴代3位の2時間33分57秒で優勝。同年6月に結婚した。引退後はエスビー食品陸上部のコーチや顧問、解説者などとして活躍した。

 ◇努力の天才の人

 ロサンゼルス五輪女子マラソンに共に出場した増田明美さんの話 昨夜訃報(ふほう)を聞き、悲しくて眠れませんでした。七恵さんは努力の天才。ロサンゼルス五輪で七恵さんに抜かれたのは一番悔しい思い出ですが、昨秋に十何年かぶりにお会いした際には「私たちは戦友だから、仲良くしましょう」と声を掛けてもらいました。市民ランナーを出発点に、女子マラソンの歴史と共にあった人でした。

 ◇教職捨てて走りに徹する

 エスビー食品で同時期に所属し、共にロサンゼルス五輪に出場した瀬古利彦さんの話 20代半ばに教員の職を捨ててまで、マラソンのために中村門下生になったのがすごかった。女子マラソンのパイオニアのような存在だった。すごく練習していて、それが強さにつながったと思う。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090629-00000510-san-spo

by sakanoueno-kumo | 2009-06-29 16:00 | 他スポーツ | Comments(0)  

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