バンクーバーオリンピックが終わって

17日間にわたって行われたバンクーバーオリンピックが、無事閉幕しました。
日本人選手のメダル総数は、銀メダル3個と銅メダル2個の計5個で、自国開催だった長野オリンピックには及ばなかったものの、2002年のソルトレイクでは銀メダル1個と銅メダル1個、前回のトリノオリンピックでは、あの荒川静香選手の金メダル1個だけという寂しさでしたから、今回のオリンピックは日本人選手としては優秀な結果だったのではないでしょうか。
競技別で見ると、スピードスケートで銀メダル2個と銅メダル1個で、他も多く入賞を果たしており、見事な成績だと思います。
フィギュアスケートに至っては、メダルを獲得した男女2人以外でも全ての選手が入賞を果たしており、フィギュア王国日本の到来といっても過言ではないんじゃないでしょうか。

氷の世界では見事な活躍だった日本勢ですが、雪の世界では今ひとつ結果が残せませんでした。
女子モーグルの上村愛子選手はとても惜しい4位でしたが、他では惜しかったといえる競技はなかったように思います。
もちろんメダルだけが全てではないのですが、かつてはお家芸といわれたジャンプや、2大会連続で金メダルを獲得したノルディック複合など、強かった時代があっただけに寂しい思いです。
4年後の復活を期待したいですね。

いずれにしても、長野オリンピック以降の3大会の中では最もいい結果を残せた今回ですが、実はこれも長野オリンピックのおかげとも言えるんですね。
日本勢が冬季五輪史上最多の10個のメダルを取った長野オリンピックは運営面でも大成功だったそうで、45億円もの黒字をもたらし、そのうちの40億円が「長野オリンピック記念基金」としてスポーツ振興のために使い切る基金として積み立てられ、この12年間ウィンタースポーツを支えてきたそうです。
その基金も今回のバンクーバーオリンピックでほぼ底をつくらしいですね。
長野の遺産の「恩恵」を受けられるのも今回が最後で、今後はその助成なしで国内の大会運営や競技強化などを進めていかなければならないそうです。
ウィンタースポーツ界の先行きは暗雲・・・といったところでしょうか。
ただでさえ昨年の事業仕分けでヤリ玉に上がってましたから・・・。
「2位じゃダメなんですか?」なんてこと言ってたら3位も取れなくなっちゃいますよね。
やるからには皆1位を目指して頑張ってるわけで、でもそれにはお金が掛かるわけで・・・。

思い起こせば日本がメダルを取ったのはバンクーバーが最後だったなぁ・・・なんてなことにはならないよう願いたいものです。

何はともあれ、五輪代表の皆さん17日間楽しませていただきありがとうございました。



にほんブログ村ランキングにエントリーしています。
下記、応援クリック頂けると嬉しく思います。
      ↓↓↓
にほんブログ村 ニュースブログ 時事ニュースへ
にほんブログ村

by sakanoueno-kumo | 2010-03-02 17:48 | 他スポーツ | Trackback | Comments(4)  

トラックバックURL : https://signboard.exblog.jp/tb/12240221
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by T37umanami at 2010-03-03 17:41
こんにちは。
俺も同意見ですね。
トップを目指さない限り、いい成績が出ないのと同じだと思います。
それは、政治でも産業にも言える話で、
そんな発言が出るあたり、意欲が薄くなってしまい
日本がよくなるとは到底思えないのですが。
まあ、少し重たい話でしたが、明日面接に行ってきます。
Commented by sakanoueno-kumo at 2010-03-04 16:44
<T37umanamiさん。
コメントありがとうございます。
マイナー競技に助成金が必要か・・・という発想がそもそも理解出来ないですね。
マイナー競技だからこそ援助が必要なんですから。
Commented by へいたらう at 2010-03-04 18:45 x
でも、日本はスポーツ選手育成のための、凄く充実した施設があるんですよね?
まだ、出来てない?
あるいは、夏の種目だけとか?

ただ、いくら成績=投資額・・・が今の時代の風潮とはいえ、経済規模では小さい韓国があれだけ頑張っているわけですから、もう少し何か考える余地があるのではないかというような気もします。

実際、前の五輪のときも批判されましたが、日本は選手以外の連盟役員などの現地入りが著しく多いですよね。
その人たちが、どの程度、貢献しているのかはわかりませんが、実際に成績に繋がってない以上、本当に必要なのかは一度、検証してみる必要があるのではないでしょうか。
先日もテレビで、韓国と日本の五輪派遣団の構成を比べてましたが、日本は選手も多かったけど、それ以上に、連盟役員などの数が著しく多かったですよ。
(三倍くらい?)
それで、結果が残せてればまだしも、残せてないのであれば、ロシアの大統領が言った「必要なのは選手であり、太った猫のような連盟ではない」ように、日本も一度、考えてみる必要があるのではないかと思うんですけどね。

Commented by sakanoueno-kumo at 2010-03-04 23:26
< へいたらうさん。
ナショナルトレーニングセンターのことでしょうか?
詳しくは知りませんが、文科省が北京五輪に向けて進めていたプロジェクトで、結局北京には間に合わず、出来たのは最近だったように思います。
国立科学スポーツセンターはもう少し以前からありましたが、どちらにしても、冬の競技には余り貢献していないように思われます。

冬の競技は、マイナーにもかかわらずお金がかかるものが多いんですよね。
ボブスレーなんて、そりの運搬費だけで選手によっては年間1千万以上の自己負担だとか・・・。強化以前に遠征のエントリーすらままならないわけで・・・。

カーリングは美人選手の人気のおかげでスポンサーがついて、またそのおかげで競技人口が増えつつあり、そうすると強化種目の対象にもなってやがてレベルアップにつながるように思えますが、そういう選手に頼らなければならないというのも辛い話です。そうそうスター性のある人が現れるものでもないでしょうし・・・。

連盟役員の件はおっしゃるとおりですね。
といっても、あの人たちが現地でどのような仕事をされているのかも私はよく知りませんが・・・。

<< 龍馬伝 第10話「引きさかれた愛」 龍馬伝 第9話「命の値段」 >>