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東北地方太平洋沖地震発生。

本日午後2時46分、三陸沖を震源地とする、マグニチュード8.8巨大地震が発生しました。宮城県で『震度7』の非常に激しい揺れを観測したほか、福島県では7メートルを超える大津波が観測されるなど、東北から関東にかけての広い範囲で津波や火災が発生しているようです。 
地震の規模を示すマグニチュード8.8は、地震の観測が始まった明治以降、国内では最大だそうです。揺れの強さを示す『震度7』というのも、過去、1995年の阪神・淡路大震災で記録された1回のみで、今回の地震の大きさが伺えます。

私はその阪神・淡路大震災を経験した神戸市民です。
今日の地震は、遠く離れた神戸でも揺れを感じたほどですから、大変な規模だということがわかります。
本当は今日、全く違う話題を起稿しようと思っていたのですが、とてもそんな気になれず、ただただテレビの地震報道を観ています。
私たち神戸市民にとって、地震報道は無関心ではいられません。
報道を見ながら、16年前の恐怖が蘇りました。
テレビは、どのチャンネルも地震に関する情報を伝えていますが、現段階では、災害の全容がはっきりしないようで、情報が混乱しているようです。
しかし、究極の被災地にいる方々は、もっと情報が伝わらず、不安なときを過ごしていることだと思います。
16年前の私たちも、テレビも映らない状況の中、自分の目の前に広がる状況以外、まったく情報がなく、ただただ余震に怯えるときを過ごしていました。
日本中が同じ状況に違いないと思ったくらいです。
きっと16年前も、地震発生当日は、こうしてテレビで報じられていたのでしょうね。
震災当時、神戸市民は、被災地の真っ只中にいながら、まったく状況を把握できていませんでした。
おそらく他の地域に住む方々のほうが、被害の状況など詳しく理解していたと思います。
今もきっと被災地の方々は、そんな状況にあると想像します。

ただ、被災地の方々の恐怖は、逆に私たちには、計り知れません。
テレビの映像では、真の恐怖は伝わりませんから。
揺れの強さも、おそらくテレビで流されている映像より、はるかに強いものだったはずです。
余震が襲うたびに、生きている心地がしない・・・今夜はきっと、眠れないことでしょう。

気象庁はこの地震を、「東北地方太平洋沖地震」と名付けたそうです。
今はまだ、災害のほんの一部しか見えていませんが、被害者の数が一人でも少なくすむよう願うばかりです。

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13日、追記。
地震の規模を表すマグニチュードは、その後、8.8から9.0に修正されました。
その件については、次稿の『東北地方太平洋沖地震の深刻さを、改めて思う3日目の夜。』で、改めて起稿いたしましたので、そちらをご覧ください。


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下記、記事本文引用
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死者数百人、不明多数 仙台で200人超の遺体

 東北・関東大地震による死者は11日、数百人に上ることが確実になった。行方不明者も多数に上っている。宮城県警によると、仙台市若林区で200〜300人の遺体が見つかった。若林区役所によると、区内の津波警戒地域内にある約1200世帯が、ほぼすべて津波被害に遭ったとみられる。福島県では336人が行方不明。岩手県大船渡市内で中学生23人を含む48人が津波で行方不明となった。岩手県山田町で多数の死者が出ている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110311-00000164-jij-soci

by sakanoueno-kumo | 2011-03-11 23:55 | 時事問題 | Trackback(2) | Comments(14)  

Tracked from 防災グッズは必需品!防災.. at 2011-03-12 02:33
タイトル : 防災グッズは必需品!防災・地震対策の常備アイテムショップ
防災グッズの解説しています。... more
Tracked from 平太郎独白録 親愛なるア.. at 2011-03-14 12:44
タイトル : 東北地方太平洋沖地震の現状に心を痛めています。
親愛なるアッティクスへ 今日の福岡県地方はまったく、腹立たしいほどに快晴です。 あの日・・・、先週末の金曜日、私は、翌日の12日に迫っていた九州新幹線開通のプレ・オープンに行くべく、博多駅にガキを連れて行こうと、多忙な中、何とか仕事を早めに切り上げて車に乗り、エンジンを掛けて・・・、ラジオで初めて、今、東北地方で起きている事態を知りました。 言うまでもなく、東北地方太平洋沖地震の惨状です。 すぐに、ワンセグに切り替えて、映像を見て、その事態の深刻さを改めて知り、帰宅して、改めてちゃんとテレ...... more
Commented by ブラック奄美 at 2011-03-12 13:49 x
●被災地の方、不安だと思いますが、何とかくじけずに頑張って欲しい・・・・それしか言えません。

●サンテレビで阪神大震災、インドネシアの津波を研究した神大の教授や、若手の研究員が効果的な視点を持ってます。是非、総理官邸に諮問スタッフとして出向いて欲しいものです。

・ホバークラフトの上陸用舟艇・・・・活用できないのだろうか?
Commented by sakanoueno-kumo at 2011-03-13 22:34
< ブラック奄美さん。
レス遅くなってスミマセン。
時間が経つにつれ見えてくる、被災地の惨状に、ただただ胸を痛めるばかりです。
今日夕方、ようやく津波注意報が解けたようですね。
明日からは踏み込んだ救助活動が可能でしょうから、専門的なことはわかりませんが、一人でも多くの命が救われることを願うばかりです。
Commented by ブラック奄美 at 2011-03-14 00:35 x
>レス遅くなってスミマセン。
非常時です。私が勝手に、コメントさせてもらってるだけなので、レスのことなど、全く気になさらないように。

ところで、今回の東京電力の「輪番停電」措置を見て、「エヴァンゲリオン」ファンなら、一度は想起したであろう、あの「ヤシマ作戦」実は、私もその一人でした。もしかしてと思い、念の為に検索してみると、なんとボランティアの実践者がおられました。そしてこの方のご家族は、石巻市で被災され未だ連絡が取れていないそうです。なんとも心が痛みます。(続く)
Commented by ブラック奄美 at 2011-03-14 00:40 x
このような活動、効果のほどを疑問視されたり、又、「悪ふざけが過ぎる」と眉をしかめる向きもあるかもしれません。しかし、このような活動が、節電を実践される方にとって少しでも「心の糧」になれば・・・と、私は思いますし、ネット上で徐々に賛同者が増えつつあるのも喜ばしいことです。何とか良い方向で結実することを願います。

「輪番停電」は今後、1ヶ月以上の長きにわたるオペレーションとのこと。これだけ長いと、関東と関西の周波数を同一にする「周波数変換所」の増設も視野に入るかも知れないですね。「関西人」でもお手伝いできること・・・・意識しておく必要がありそうです。

●ヤシマ作戦について(紹介)
http://yashima.me/about.html

●ネットで広がる節電
http://enjoy.nikkansports.com/topics/gather/1103121216.html

●エヴァ制作サイドも賛同(オオ、商売抜きに純粋に頑張れ!)
http://eva2.0.b-ch.com/blog/2_0/archives/306

●オリジナルのヤシマ作戦の紹介
http://wikiwiki.jp/eva-shingeki/?cmd=read&page=%CD%D1%B8%EC%BD%B8%2F%A5%E4%A5%B7%A5%DE%BA%EE%C0%EF
Commented at 2011-03-14 01:02 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sakanoueno-kumo at 2011-03-14 02:18
< ブラック奄美さん
私は「エヴァンゲリオン」がまったくわかりませんので、その「ヤシマ作戦」というものも初めて聞きました。
紹介していただいたサイトを少し覗いてみましたが、元来、典型的文系人間である私は、電力云々と言われただけで、拒絶反応を起こしてしまいます(苦笑)。
今夜はもうこんな時間ですので、明日にでもまた読んでみようと思います。
Commented by sakanoueno-kumo at 2011-03-14 02:21
< 非公開コメントさん
ご指摘ありがとうございます。
その件については、次稿で紹介しましたが、おっしゃるように、本稿でも補足説明を加えておくことにします。
Commented by sakanoueno-kumo at 2011-03-14 14:49
< ブラック奄美さん
ご紹介のサイト、目を通しました。
確かに今回の震災云々の話は別にしても、節電は悪いことではありません。
が、これを“被災者のため”という声は、必ずしも正しくはないようです。
昨日あたりから、節電等のチェーンメールが飛び交っているようですが、これには間違った情報も多く含まれているそうで、公式の呼びかけ以外には従わないでくださいとの報道が現在されています。
救援物資などの情報も同じで、チェーンメールやツイッターでデマが飛び交っているようで、私の知人も、物資を指定された窓口に持っていったところデマだったようで、怒っていました。
こうした情報は“いたずら”もあるでしょうが、本当に“善意”で流された情報もあろうかと思います。
しかし、それが良かれと思ってした行為でも、結局それが、本当に必要な情報を曇らせる結果となる場合があります。
今後、動き出すであろうボランティア活動もそうです。
何か力になりたいという思いはわかりますが、無責任な素人判断の行動は、結果的に本来の復興活動の妨げになる場合があります。
非常事態には、逸る気持ちを抑え、正しい情報のもとに動くことが大切だと思います。
Commented by ZODIAC12 at 2018-10-15 11:08 x
あれから7年も経ったとは、時の流れは早いもので・・・・私もかつて被災した一人です。
東北ではなく茨城県に住んでるのですが、東北とはすぐ南隣なものですから、こちらにも影響がありました。
東北程じゃないにしても、生まれて初めての大打撃を受けましたよ。
その時の事は拙ブログ(と言っても誤って消失させてしまった前ブログでですが)に記事で書きました。


本記事がアップされた日、すなわち東日本大震災が起こった日、私は仕事休みで、車を運転して遠出していました。
道路上で信号待ちしてる最中に突如地震が起こったのですが、運転してる車が長い事激しく揺れたので驚きました。
揺れが止まって走り出したら、街中のあちこちで建物や設備が破損してたり、道路も破損してたり歪んでたり、人が建物の外に避難の為に出てたりとかの光景が見られました。

暫く走ってる内に、私も段々不安になって家に電話を掛けてみたら、いくらかけても繋がりませんでした。電話回線があまりに混雑してたせいです。
「こりゃただ事じゃないな・・・」と思い、目的地へ行くのを中止して、自宅まで引き返しました。
帰宅してみたら、大正時代に建てられた我が家の石蔵が、無惨なまでにメチャクチャに破壊されてました。
電気・ガス・水道のライフラインは完全にストップし、夜も明かりはなく、町中まるでゴーストタウンみたいになってしまいました。東北地方じゃないのにこの被害ですから、如何に凄まじいものだったか・・・・。


不幸中の幸い、と言えるかどうか、その日の午前中、つまり地震が起きる直前に、車のガソリンを満タンに補給しておいたので、それ以降の長蛇の列に並ばずに済んだのですが。
もっとも電気とガスは幸いにも、かなり早くに復旧出来たのですが、水道とガソリンの回復が酷く遅れました。
行政も東北地方最優先で、こちらは後回し(あるいはさほど意識してなかったのかも)になったようで、それが些か辛かったですね。
Commented by ZODIAC12 at 2018-10-15 11:12 x
水は行政やら篤志的な個人からの寄付に頼ったりして、何とかやりくりしてました。
トイレとかにもほとんど水が流れないのですから、正直困りましたよ。風呂にも入れませんでしたしね。

前述の通り、車のガソリンを満タンにしておいたおかげで、そこだけは何とか安心出来ました。
その間地元のガソリンスタンドは軒並み営業停止か、長蛇の列か、でしたし。
そんな状況では遠出など全く出来なくなり、それこそ約二ヵ月もの間、自宅と職場を車で往復するだけの毎日が続きました。
自宅から近いので、ほとんど燃料を消費する事もなかったので、それ以来一回もガソリン補給してなくても、ずっともちました。


地元がどうにか立ち直れたのは、記憶が確かなら翌月(4月)下旬~5月上旬に懸けてだったと思います。
ガソリンスタンドも営業再開出来て、ようやく気晴らしに遠出が出来るようになりました。

不幸中の幸いと言いますか、我が地元では死者は一人も出てないようです。
けれど我が家の石蔵は、理由はよく分からないのですが、今でも無惨に破壊されたまま、再建される事もなく放置状態です。
金がないとかだけの問題でもなさそうですが。


それにしても・・・・戦後生まれなのに、まさか一生の内にこんな体験をする羽目になるとは・・・・・。
「千年に一度」位の大規模な地震だそうですが、それがまさか自分の生きてる内に起こるなんてねえ・・・・・。
こんな体験はもう二度と御免です。

あれからまだ7年ですから、まるで昨日の事のように憶えています。
詳細に至るまで全部記憶してる、という訳でもないですが、あの時の不安感、恐怖感は今でも忘れられません。

sakanoueno-kumoさんは神戸に御住まいなようですし、阪神大震災で被災されたそうですから、恐らく私と似たような思いをされた事かと思います。
ただ、こちらは阪神大震災よりもずっと巨大な規模でしたが。
Commented by sakanoueno-kumo at 2018-10-15 16:55
> ZODIAC12さん

ご推察のとおり、わたしは阪神大震災の被災経験があり、そのことは、拙ブログでも何度かふれています。
幸いにしてわたしの家族は皆無事でしたが、わたしの友人が亡くなっており、また、同じ職場の人間は、娘さんを亡くされたりして悲しい思いをしました。
その経験から言わせてもらえば、

>こちらは阪神大震災よりもずっと巨大な規模でしたが。

というお言葉は、私たち神戸市民のほとんどが不愉快に思う言葉です。
察するに、貴兄はわたしより少し若い世代だと思いますが、関東にお住まいだということで、当時、どれほど関心を持って見ておられたかはわかりませんが、阪神大震災は観測史上はじめて震度7を記録した地震であり、東日本大震災は、地震、津波、原発事故というトリプルパンチで未曾有の災害となりましたが、調べていただければわかりますが、こと地震のみの災害でいえば、阪神大震災は東日本大震災を遥かに凌ぎます。
東日本大震災は2万人以上の死者が出ましたが、そのほとんどが津波による被害だったのに対し、阪神大震災は、わずか40秒間の揺れだけで6000人以上の命が奪われました。
激震地の建物倒壊率はほぼ100%。
高速道路や高層ビルまでが軒並み倒壊し、廃墟となった街のいたるところに毛布をかけられた御遺体が並んでいた光景は、いまでも脳裏から消えません。
不幸中の幸いだったのは、地震が起きたのが午前6時前という街がまだ動き出す前の時間帯だったことで、もし、あの地震があと2時間遅く起こっていたら、何万人もの犠牲者が出ていたことでしょう。
東日本大震災が巨大な規模と言われるのは、その被災範囲の広さと、津波、原発事故などの二次災害によるもので、地震そのものでの被害の大きさでいえば、阪神を凌ぐものではありませんでした。
Commented by sakanoueno-kumo at 2018-10-15 16:55
> ZODIAC12さん

コメントの続きです。

本来、このようなものは比べることではないのでしょうが、なぜそれほどこだわるかというと、東日本大震災が起きたことによって、それまで戦後最大の災害という位置づけだった阪神大震災が、戦後2番目の災害に格下げとなり、そのことによって、まるで災害自体がたいしたことなかったかのように錯覚している関西以外の人が多くなったからです。
われわれ神戸市民が、あのあと何年もかかって瓦礫の街から復興を遂げた過程をよく知りもしない人に、安直にその規模を語られたくない。
街が廃墟となったあの絶望感と、そこから這い上がってきた過程の辛さは、筆舌に尽くしがたいもので、二度と味わいたくない経験です。
神戸の町は表向きは復興を遂げましたが、裏路地に入れば、20余年経ったいまでも震災の爪痕は残っています。
悪気がない発言であることは理解していますが、阪神を東日本と比べて大したことなかったかのように言われるのは、やめていただきたいと思います。
Commented by ZODIAC12 at 2018-10-16 17:11 x
そうでしたか。私とした事が図らずも失言をしてしまったようで、大変失礼致しました。

私が「ずっと巨大な規模」と言ったのはあくまでも、御指摘にありますように、被災範囲の広さと死者数の多さというニュアンスです。
決して阪神大震災の悲惨さを軽視したり、矮小化したりするニュアンスを込めたつもりはありませんでした。
が、そういう物言いに神戸の皆さんが敏感になられ、反感を抱かれるという事には思い至りませんでした。

仰る通り悪意はなく、何気なく言っただけなのですが、却って余計な事を言って御気を悪くさせてしまい、誠に申し訳ありませんでした。
Commented by sakanoueno-kumo at 2018-10-16 18:46
> ZODIAC12さん

わたしの方こそ、ちょっと感情的になってしまって申し訳ありません。
ご理解いただけて、ありがたく思います。

2、3年前まで、拙ブログでは毎年1月17日に阪神大震災の備忘録を起稿していました。
震災20年を過ぎたので、そろそろ後ろを振り返るのはやめようと思い、近年は起稿していませんが。
下記は震災15年目のときに起稿したわたしの身近な話です。
ブログをはじめて浅い頃の稿なので文章が稚拙ですが、ご興味があれば、ご一読ください。
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