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キャンディーズのスーちゃんこと、田中好子さんの逝去を悼む。

キャンディーズスーちゃんこと、女優の田中好子さんが、21日午後、亡くなられました。
享年55歳、乳がんだったそうです。

驚きました・・・・大変ショックです。
以前、名曲紹介の稿でも述べたとおり(参照:心に残る名曲 No.3 『つばさ』 キャンディーズ)、私は小学生の頃キャンディーズの大ファンでした。
初めて自分の小遣いで買ったレコードもキャンディーズでしたし、初めて部屋にポスターを貼ったのもキャンディーズでした。
今でも、たまに思い出して、You Tubeなどで歌を聴くことがあります。
それほど好きだったにもかかわらず、スーちゃんが闘病生活を送っておられたことは、この度の訃報を聞くまでまったく知りませんでした。
聞けば、1992年に一度、乳がんを発病していたそうで、それがまた、昨年、再発してしまったとか。
つい最近も、ドラマに出演している姿を見たように思っていたのですが・・・。

キャンディーズのスーちゃんこと、田中好子さんの逝去を悼む。_e0158128_9363981.jpgキャンディーズといえば、センターボーカルは一番人気があったランちゃんこと伊藤蘭さんのイメージが強いと思いますが、実はデビュー当初はスーちゃんがセンターボーカルだったことは、あまり知られていません。
今でもときどき流れるキャンディーズの映像は、ほどんどがランちゃんがセンターの映像ですからね。(↑の写真もそうですし)
1973年のデビュー曲「あなたに夢中」から、4曲目の「なみだの季節」までは、スーちゃんがセンターでメインボーカルを歌っていたのですが、残念ながらヒットに恵まれず、5曲目でランちゃんにセンターを譲った「年下の男の子」が大ヒットしたため、それ以後、ランちゃんがメインボーカルを担当し、スーちゃんは向かって右の立ち位置でコーラスを担当するようになりました。
3人の中で、ひとりだけ2歳年下だったスーちゃんでしたから、当時はいろいろと気遣いがあったのかもしれません。
しかし、デビュー時にリードボーカルだったという事実からもわかるように、3人の中で最も歌唱力が高かったのは、スーちゃんでした。

解散後は、3人の中でスーちゃんが最も出世したといっていいと思います。
女優として、数々の映画やドラマで活躍され、1989年の映画『黒い雨』では日本アカデミー賞最優秀主演女優賞も受賞されました。
最近では、お母さん役としてシリアスな役からコミカルな役どころまで幅広くこなされ、女優としての円熟味を感じさせてくれていたのですが・・・。
残念でなりません。

キャンディーズは解散後一度も再結成をしていません。
当時の芸能界を激震させた解散宣言に始まり、最高の状態で解散したこと、そしてその後は決して安易に再結成しない潔さで、単なる「過去のアイドル」の枠を超えて、30年以上経った現在では半ば伝説化・神格化されつつありました。
残念ですが、キャンディーズはこれで永遠に「伝説のグループ」となってしまいました。

謹んで、ご冥福をお祈りします。


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下記、時事通信社記事本文引用
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田中好子さん死去=元キャンディーズ、女優としても活躍
 元キャンディーズのメンバーで「スーちゃん」の愛称で親しまれた女優の田中好子さん(たなか・よしこ、本名小達好子=おだて・よしこ)が21日午後7時4分、乳がんのため東京都港区の病院で亡くなった。55歳だった。東京都出身。25日に都内で告別式を行う予定。喪主は夫の小達一雄(おだて・かずお)氏。
 スクールメイツを経て、テレビの歌謡ショーのオーディションで合格した伊藤蘭さん、藤村美樹さんとともにキャンディーズを結成。1973年の「あなたに夢中」でデビューした。「年下の男の子」「春一番」「やさしい悪魔」「微笑がえし」などのヒットを連発したが、78年に「普通の女の子に戻りたい」との名言を残し、グループを解散。最後のコンサートとなったファイナルカーニバルは、会場の後楽園球場に入場できないファンがあふれるほどの伝説的コンサートとなった。
 グループ解散後はソロ歌手、女優として活躍。出演作に映画「鉄道員(ぽっぽや)」「ゴジラvsビオランテ」「明日への遺言」、テレビ「おんな太閤記」「おしん」「ちゅらさん」「家なき子」など。89年の「黒い雨」では原爆症に苦しむ女性を熱演し、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した。
 このほか、作詞作曲を手掛けたり、墨彩画を描いたりするなど、多方面で才能を発揮。福祉活動にも熱心で、厚生省の公衆衛生審議会委員や日本エイズストップ基金運営委員なども務めた。
 21日会見した夫の小達さんによると、田中さんは30代で乳がんを発症。手術を受けたものの、その後も再発を繰り返し、今年2月に症状が悪化したという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110421-00000619-san-ent

by sakanoueno-kumo | 2011-04-21 23:59 | 芸能 | Trackback(6) | Comments(4)

 

Tracked from What will be.. at 2011-04-22 00:17
タイトル : ショックです
田中好子さん死去 キャンディーズのスーちゃん 第一報をTwitterで知ったんですが、本当だったとは。 世代的にはジャストではなく、もうちょい上の世代がジャストだったんでしょうが、個人的にはピンクレディよりも好きだったこともあり、キャンディーズには何となくの思い入れがあります。 それだけに、まさかスーちゃんが亡くなるとは思いもよりませんでした。 55歳とはまだまだ若かったのに……。 まずはご冥福をお祈りします。... more
Tracked from 【キャンディーズ】田中好.. at 2011-04-22 01:23
タイトル : 【田中好子】キャンディーズのスーちゃん死亡!乳がんで【春..
キャンディーズのメンバー、女優の田中好子(たなか・よしこ)さん、乳がんのため東京都内の病院で死去。... more
Tracked from 2ちゃんねるコメントNEWS at 2011-04-22 01:32
タイトル : 【キャンディーズ動画有】田中好子さん、乳がんで死去
1: アイドルグループ「キャンディーズ」のメンバーとして人気を博した女優の田中好子(たなか・よしこ、本名・小達好子=おだて・よしこ)さんが21日、乳がんのため東京都内の病院で死去した。55歳だった。  昭和31年、東京都生まれ。同47年にNHKの歌番組のオーディションに伊藤蘭さん、藤村美樹さんとともに合格し、同48年に「キャンディーズ」としてシングル「あなたに夢中」でデビュー。スーちゃんの愛称で親しまれ、「年下の男の子」や「春一番」など数多くのヒット曲を送り出した。    同53...... more
Tracked from 【キャンディーズ】田中好.. at 2011-04-22 02:23
タイトル : 【田中好子】キャンディーズのスーちゃん死亡!乳がんで【春..
キャンディーズのメンバー、女優の田中好子(たなか・よしこ)さん、乳がんのため東京都内の病院で死去。 ... more
Tracked from 阪神と格闘技と「あるがま.. at 2011-04-22 03:02
タイトル : 【訃報 田中好子逝く】永遠なれ!キャンディーズ
asahi.comより*****************元キャンディーズのメンバーで俳優の田中好子(たなか・よしこ、本名・小達好子〈おだて・よしこ〉)さんが21日、乳 ...... more
Tracked from ショコラの日記帳 at 2011-04-22 23:17
タイトル : 元キャンディーズの田中好子さん死去
元キャンディーズの田中好子さん(55)が、21日、乳がんのため東京都内の病院で亡くなられたそうです。まだ若いのに、びっくりです。92年に乳がんを発症し、去年、再発して治療を...... more
Commented by ブラック奄美 at 2011-04-22 15:37
松平健さんと共演していた和菓子のCMも最近あまり見かけないなと思っていましたが、まさかこのような顛末を迎えるとは・・・・。本当に親しみを覚える笑顔で、誰からも好かれる女優さんだったと思います。そして、アイドル出身でありながら、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞も受賞するなど人一倍の努力家でもありましたが、その裏には、19年間もの長きわたるすさまじい癌との戦いもあったのですね。それにしても享年55歳は若すぎます。やはり美人は薄命なのでしょうか。心よりご冥福をお祈りいたします。
Commented by ショコラ at 2011-04-22 23:27
スーちゃんが初めはセンターだったなんて、知りませんでした(^^;)
いろいろ事情があったんですね。

私は、3人の中では、ミキちゃんが好きでした♪
全然、出てきませんね(^^;)

スーちゃんが一番、活躍されましたね♪
本当に惜しい方を亡くして残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
Commented by sakanoueno-kumo at 2011-04-22 23:44
< ブラック奄美さん。
とにかく残念でなりません。
熱烈なキャンディーズファンで知られる、自民党の石破茂政調会長は、「青春そのもの」というコメントをされていましたが、石破氏より10歳ほど若い私はそこまでではないにしても、幼い頃から大切にしてきたものを失ったような気分です。
本文でも述べましたが、決して安易に再結成をしなかったキャンディーズですから、この度のような不幸がなくとも、3人が並んだ姿を私たちが見ることは今後もなかったと思いますが、それでも、これで完全に伝説のグループになってしまったかと思うと、やはり悲しいものです。
そう、仰るように、スーちゃんは大変な努力家だったと聞きます。
89年に『黒い雨』で原爆症に苦しむ女性を演じられたのですが、その後すぐに、癌に侵されていたというのは皮肉ですね。
癌のことは、ごく親しい人しか知らされていなかったそうです。
それは、周りに気を使わせない、ある意味プロの女優さんだったのでしょう。
Commented by sakanoueno-kumo at 2011-04-22 23:49
< ショコラさん。
ミキちゃんは女性に人気がありましたね。
3人の中で、一番“素のまま”という感じだったからでしょうか。

私は、ノーマルにランちゃんが好きでしたが、オッサンになった今、あらためて当時の3人の写真を見ると、ミキちゃんが一番美人だったんだなぁと思います。
スーちゃんは、おっとりした可愛らしさがありましたね。
その可愛さは、オバサンになっても変わりませんでした。
本当に残念です。

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