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ロンドンオリンピック体操男子団体の銀メダルに見る、後味の悪さ。

昨夜(正確には本日未明)、柔道と卓球の観戦記を起稿したあと寝るつもりでしたが、やはり体操男子団体の動向が気になり、結局最後まで観てしまいました。
結果は残念ながら痛恨の4位・・・と思いきや、内村航平選手のあん馬の採点について日本側が抗議した結果、審議後に逆転で銀メダル獲得となりました。
「おめでとう!」と言っていいのかどうか・・・でも、公正な審議の結果の逆転ですから、やはり「おめでとう!」でいいですよね。
ただ、なんとなく後味の悪い思いを抱いてしまっているのは私だけでしょうか?
選手たちは全力を尽くして戦っているわけですから、本当は素直に拍手を贈りたいんですけどね。

先日の柔道男子66キロ級の海老沼匡選手のときといい、今回の体操男子団体といい、ジャッジの見直しによって日本側に有利にはたらいてはいるものの、なんとも後味の悪さを感じてしまいます。
なんか、ラッキーでメダルを貰ったみたいじゃないですか!
柔道のときに再判定によって敗者となった韓国の選手は、現実を受け入れられずにしばらく畳から下りようとしませんでしたが、今回の体操男子団体でも、日本が繰り上がったことでメダル圏外に押し出されてしまったウクライナの選手は、きっと納得がいかなかったことでしょう。
銀から銅に格下げとなったのが開催国イギリスだったのも日本にとっては不運でしたね。
別に彼らが悪いわけじゃないのに、会場内のブーイングを一身に受けて気の毒なかぎりでした。
それもこれも、最初から審判が正確にジャッジしてくれていたら、感じずに済んだ後味の悪さです。
オリンピックでしか体操競技を観ない私にはわからないことですが、審議によって判定が覆るような事例は頻繁にあることなのでしょうか?
採点を競う競技は、どうも釈然としない結末が多いように思えてなりません。

それにしても、金メダルに最も近い男といわれた内村航平選手が苦しんでいるようです。
予選での鉄棒演技での落下を精神的に引きずっているのか、それとも何か身体的原因を抱えているのか、いずれにせよ、大会前の自信に満ちた内村選手でないのは確かです。
やはり、4年に1度しかないオリンピックの舞台に、心身ともにベストの状態を作るのは難しいことなんですね。
団体戦終了後のインタビューで彼は、「メダルはとれたが、後味の悪いチーム戦だった。」と述べていましたが、彼のいう後味の悪さは、私たちが思う審判のジャッジに対するものではなく、自分の演技に対する後味の悪さでしょう。
審判のジャッジがどうあれ、自分として納得いく演技ができなかったのは事実。
納得いく演技ができた上でメダルを逃したのなら諦めもつくでしょうし、納得いかない演技でメダルを獲得しても、素直に喜べない思いがあるのでしょうね。
メダルの色というのは目標のひとつの指標であって、本来の目的は世界の大舞台で自分の持てる力を最大限に発揮することにあります。
今回、4位から2位に判定が覆ったからといって、自身の演技が変わったわけではありませんからね。
団体戦は終わってしまいましたが、でもまだ個人戦があります。
気を取り直して、本来のダイナミックな演技を見せてほしいものです。

体操団体の観戦を終えて就寝しましたが、朝起きたら競泳女子100メートル背泳ぎで寺川綾選手が、男子100メートル背泳ぎでは入江陵介選手が、さらに女子100メートル平泳ぎでも鈴木聡美と、3人の競泳陣が揃って銅メダルを獲得していました。
なかでも、自身の持つ日本記録を更新して銅メダルとなった寺川綾選手は27歳でのメダル獲得で、これは日本の女子競泳史上最年長のメダリストだそうです。
なにより、美人ですよね~。
オジサンはファンになっちゃいそうです(笑)。

それにしても、先日の男子400メートル個人メドレーの萩野公介選手に続いてメダルラッシュの競泳陣ですが、決勝の時間があまりにも深夜(早朝?)すぎて、リアルタイムで観れていません。
そろそろ寝不足がピークを向かえそうです。


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by sakanoueno-kumo | 2012-07-31 12:11 | 他スポーツ | Trackback | Comments(0)  

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