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松井秀喜選手の引退に思う、日本人が誇れる日本人の姿。

松井秀喜選手が現役引退を表明しましたね。
まあ、ここ2~3年の状況からみてそう遠くないとは思っていましたが、それでも正式に引退表明の言葉を聞くと、一抹の寂しさは拭いきれません。
松井選手といえば日本が誇るスラッガーであることはもちろん、その真摯で謙虚な人柄も含め、チームの枠を超えて誰からも愛された選手だったと思います。
私は熱烈な阪神ファンでアンチ巨人ですが、松井選手が日本にいた頃、「巨人は負けて松井だけ頑張れ!」と思っていたものです。
奇しくも松井選手の恩師である長嶋茂雄氏も、かつてはチームの枠を超えて誰からも愛された選手でしたよね。
スターとしての要素というのは、もちろん実力と実績があった上で、最後は人間的魅力なんでしょうね。
アンチイチローはよく耳にしますが、アンチ松井はあまり聞いたことがありません。
そんな松井選手のメジャーリーグでの活躍は、日本人が誇れる日本人の活躍だったといっても過言ではないと思います。

もちろん、松井選手の人気は人柄だけではなく、残した功績の大きさは言うまでもありません。
メジャーリーグに挑戦した日本人野手で、シーズン100試合以上出場を5年以上記録したのは、イチロー選手と松井選手だけ。
米通算175本塁打は、言うまでもなく日本人歴代最多です。
昭和の野球界ONに支えられた時代なら、平成の野球界は間違いなく松井選手とイチロー選手によって支えられたといっていいでしょう。
その一角が今シーズン限りでユニフォームを脱ぐ・・・。
ひとつの時代が終わろうとしていることを実感させられます。

米球団との契約が進まない松井選手に対して、複数の日本球団からオファーがあったようですが、彼の選択肢に日本球界復帰の道はなかったようです。
おそらく松井選手なら、きっとそうだろうと思っていました。
それでこそ一流だと私は思います。
これは私が予てから思っている個人的な意見ですが、メジャーに挑戦するのは個々の勝手だけど、ダメだったからと言って安易に帰ってくるな!・・・と言いたい。
日本プロ野球は米野球のマイナーリーグではありません。
誰とはいいませんが、ちょっと日本で活躍したからといって安直にメジャー志向になって、引き止める球団を背にメジャーに渡ったものの、たいした結果を残すことなく帰国し、その選手を日本球団が高値をつけて獲得するという現状に、一プロ野球ファンとして大いに不快感を持ちます。
あっち(米国)で通用しなかった選手はこっち(日本)でも通用してほしくない。
落ち武者が腕をふるえるほど、日本のプロ野球のレベルは低くないと思いたいですね。
簡単に帰国する選手もそれを高値で獲得する日本球団も、どちらも日本プロ野球をバカにしているとしか思えないのですが、いかがでしょうか。
来季から我が愛する阪神タイガースにも、そんな選手がひとり入ります。
ハッキリ言って、あまり応援する気にはなれません。

松井選手は日本球界復帰のオファーを断った理由について、「巨人の4番打者ということに対して非常に誇りと責任を持ってプレーしてきた」と前置きした上で、「ファンの方は『10年前の姿を見たい』と期待してくれると思うが、その姿に戻れる自信は強くは持てなかった」と語っていましたね。
この言葉からも、メジャーで10年間それなりの実績を残しながらも、松井選手は決して日本プロ野球を低く見ていない、日本プロ野球に敬意を払っていることがわかります。
こういうところが松井秀喜の松井秀喜たる所以ですね。
まさしく野球選手としても人間としても、一流の中の一流だと思います。
今、メジャーリーグに所属する日本人選手たち、あるいは今後メジャーに渡ろうと考えている選手たちも、松井選手の言葉をよく噛み締めてほしいものです。

何はともあれ、20年間の現役生活、本当にお疲れさまでした。
いつの日かまた、指導者・指揮官としてグラウンドに戻ってきてくれることを楽しみにしています。


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by sakanoueno-kumo | 2012-12-30 02:53 | プロ野球 | Comments(2)  

Commented by リスボン at 2013-01-16 21:17 x

彼の場合は巨人に入ったのが不運だったでしょう。
90年代の固い人工芝がホームのチームで、FA導入でコーナーポジションしか守れないベテランパワーヒッターばかり補強したせいで、元々内野手で適性もサードファーストのパワーヒッターの彼が、清原などFA加入選手に比べ若く足があったこと、センターを守れる選手がいなかったことなどで、彼が長年センターを守ることになってしまいました。
強打者で走り回ることが要求される負担の大きいセンター自体ほとんどいませんが、重量級選手の肉体をより消耗させ膝などへの負担がかかり寿命を削るのが明白です。王さんがあれだけ打てたのは天然芝時代に20歳からずっと負担が軽い一塁手だったというのが大きいでしょう。メジャーでも強打者でセンターは劣化が早いですし人工芝出身のグリフィーは足の故障の連続でしたから。
Commented by sakanoueno-kumo at 2013-01-17 01:56
< リスボンさん

コメントありがとううございます。
おっしゃられることも理由のひとつではあるでしょうね。
人工芝の負担というのはわれわれが思っている以上にキツいそうですから。
ただ、ジャイアンツ以外の球団なら内野手だったかどうかはわかりません。
確か星稜時代はサードだったと思いますが、それほど守備が上手かったわけでもなかったですし、ジャイアンツでも何度かサードコンバートの話が出てキャンプで試されていましたが、結果クビになってますから。
いずれにせよ、巨体の選手の晩年というのはどうしても膝にきてしまいますよね(逆に小さい選手は腰を痛める選手が多いですね)。

ちなみに、強打者の中堅手といえば、WBCの監督になった山本浩二氏がいましたね。
もっとも、天然芝の広島市民球場がホームでしたが・・・。

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