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第5回AKB48総選挙に見る、そろそろ祭りのあとの予感。

一昨日の土曜日は、AKB48総選挙でしたね。
昨年はたしか平日に行われていたので、仕事から帰ってリアルタイムで観たのは上位の5〜6人だけだったと記憶していますが、今年は土曜日でたまたま仕事も休みだったこともあって、ガッツリTV中継の最初から最後まで観てしまいました(笑)。
一年前は4〜5人しか顔と名前が一致しなかった私でしたが、今年はもう少しわかるようになってましたしね。
昨年もそうでしたが、翌日のスポーツ新聞の一面はほとんどこのネタで、一般紙やNHKのニュースでも取り上げられるという大騒ぎぶりは、一年前の拙稿でも申し上げましたが(参照:AKB48総選挙とAKB商法について思う。)、ただの芸能ネタの域を超えて一種の社会現象といっていいでしょう。
で、とくに熱心なわけもなく、観るともなしに見ていた私ですが、今年も思いついたことを場当たり的に綴ります。

1位はなんと、大番狂わせの指原莉乃さんでしたね。
数日前の中間速報で1位だとは聞いていましたが、まあ、それも盛り上げるために秋元康氏が描いた演出かな・・・なんて思っていたのですが、まさか本番まで逃げ切るとは思いませんでした。
指原莉乃さんといえば、約1年前のスキャンダルによって福岡へ流罪になった子ですよね。
私は、あの話題でようやくこの子の顔と名前を知った次第です。
話題作りとはいえ、秋元さんも酷なことをするなあ・・・と。
でも、結果的にあの流罪によって、私らのようなオジサン世代にもぐっと認知度が高くなったのは事実で、この1年バラエティ番組などの露出度も飛躍的に増え、結果的にこのたび1位となったわけですから、彼女にとっては良かったのか、それとも、それも秋元さんのシナリオだったのか・・・。
元彼のリークによるアイドルのスキャンダルといえば、私ら世代が思い出すものとして、昭和58年(1983年)の高部知子さんのニャンニャン事件がありますが、あのとき高部知子さんは芸能界を追われ、リークした元彼は自殺にまで追い込まれたことを思えば、スキャンダルを糧に(あるいは利用して)トップアイドルの頂点に上り詰めたさしこちゃんは、時代が違うとはいえ、運の強さを感じます。
いまふうにいえば、持ってるな!・・・と。

で、そのさしこちゃんに負けた大本命の大島優子さんですが、思いのほかあっさりとしてましたね。
でも、なんとなく彼女の心情はわかるような気がします。
一昨年までは前田敦子さんとのトップ争いで神経をすり減らしていたでしょうし、昨年はその前田さんが抜けたことによって、絶対に負けられないプレッシャーがあったでしょう。
その意味では、今年はこれまでほどの緊張感がなかったんでしょうね。
彼女にとってライバルは前田敦子さんだけ、その前田さんがいなくなったいまは、とくに誰に負けても悔しくないし、負けたからといって自身の価値が下がるわけでもなく、女王の貫禄とでもいいますか・・・。
そんなところだったんじゃないかと・・・。

あと、私の贔屓だった篠田麻里子さんが卒業(脱退)を表明しましたね。
昨年、「席を譲らなければ勝てないようなメンバーはAKBでは勝てません。」「私をつぶすつもりで来てください」と発言して話題を呼んだ彼女でしたが、1年後の今年は、席を譲る気になったと。
昨年は昨年でなかなか肝の座ったコメントでしたが、今年もまた男前の発言だったな・・・と。
今後の活躍を期待します。

私がこの総選挙を初めて観たのは昨年ですが(それ以前もTVでやってたのかな?)、昨年は平日だったのが今年は土曜日のゴールデンタイム4時間というランクアップで、会場も武道館から日産スタジアムに変わり、観客も7万人という過熱ぶり。
ここまで来ると、冒頭でも述べたとおり芸能ネタを超えて社会現象といっていいと思いますが、一方で、誰かが「お祭りのような総選挙」といっていましたが、まさしく、昨年までのような張り詰めた空気はなく、良く言えば和やか、悪く言えば緊張感に欠ける総選挙だったように思えました。
こういったものは、手に汗握る緊張感が伝わってこそ面白いわけで・・・。
AKBフィーバーもそろそろ・・・じゃないですかね。
今回は立候補制にするなどして、マンネリ化を避けるための策は施されていたようですが、そもそも、この選挙自体、どこまでが脚本でどこからが真実なのかわかりませんし(昨年も言ったことですが、公正な選挙管理委員会をおいて行われているわけでもなく、結果なんて、秋元氏のさじ加減ひとつでどうにでもなるんじゃないかと)、そのあたりを書いている新聞や雑誌も出てきているようですしね。
こういうものは、舞台裏が見え始めると一気に冷めるものです。
それは過去のピンクレディーおニャン子クラブモーニング娘。などを見ればわかることで・・・。
たぶん、あの娘とあの娘とあの娘あたりだけが芸能界に残って、あとはブームとともに消えていくんだろうなあ・・・なんて、勝手なことを言いながら総選挙を観ていた中年オヤジのひとりごとでした。
コアなファンにはお叱りを受けそうですが・・・。

ところで、来月の参院選はこれほどの盛り上がりを見せるでしょうかね(笑)?


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by sakanoueno-kumo | 2013-06-10 14:54 | 芸能 | Trackback | Comments(2)  

Commented by heitaroh at 2013-07-11 14:21
私も大島優子がおばさんに見えますし、篠田麻里子はもう見てて辛いです。
あの世界も次から次に若いのが入ってくるから、大変ですねえ。
昔、広岡達朗さんも同じ事言ってましたが。
Commented by sakanoueno-kumo at 2013-07-12 19:27
< heitarohさん

でも、おじさんは次から次に入ってくる若いのが、ぜんぜん覚えられないでいます(笑)。

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