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ホテル食材偽装問題に思うこと。

阪急阪神グループの一流老舗ホテルに端を発した一連の食材偽装問題ですが、その後、不祥事は全国の名だたるホテル百貨店などに広がり、最初の発覚から1ヶ月以上が過ぎたいまでも収まる気配が見えません。
連日、謝罪会見の映像が否応なしに目に入り、正直ウンザリですね。
最初に大阪新阪急ホテルの偽装が発覚したとき、この不祥事で同業他社さんたちはチャンスとばかりにガッツポーズをしているか、あるいは同じ穴のムジナで青ざめているか、たいへん興味深いところでしたが、やはり結果は後者でした。
ある程度、想像はしていましたが、でもここまで広がるとも思っていませんでしたね。
阪急阪神などは氷山の一角、ほとんど業界全体といっても過言ではないのかもしれません。
ちょっと呆れちゃいますよね。

「偽装」と聞いて真っ先に思い出すのは、何年か前に大問題となったマンションの耐震偽装事件、いわゆる「姉歯事件」です。
あのときと今回とでは、事件の大きさも対象物の価値も違いすぎますが、あのときもたしか「氷山の一角」といった言葉がささやかれていたと記憶しています。
でも、その後、業界に飛び火することはありませんでしたね。
ただ、一説には、コストダウンのための手抜き建築など、全国にゴマンとある・・・とも聞きます。
にも関わらず姉歯事件だけでとどまったのは、もし、あのとき大手建設会社メス入れしていれば、国家レベルの大問題に発展していた・・・だから、ある意味、あの事件を見せしめとして、業界全体に釘を刺したかたちで幕を引いた・・・と、推測する人もいます。
その辺については、私は門外漢なのでわかりませんが、あり得ない話ではない気がしますね。

一方で今回の偽装問題は、業界全体に飛び火してとどまる気配がありません。
その中には、この機に乗じて自らカミングアウトした企業もあるほどです。
それは、つまりどういうことか・・・お叱りを覚悟で言わせてもらえば、つまり今回の偽装問題は、大した問題じゃないということだと思います。
だって、おとなりの国のように腐った食材衛生上問題のある食材を使ったわけではなく、ただ表現を偽ってただけですからね(偽装ではなく「誤表記」だといった言い訳は見苦しかったですけどね。いうなれば、妻以外の女性とラブホテルから出てきたところを見つかったのに、相談に乗っていただけだと言ってるようなもので(笑))。
もちろん、それはそれで度が過ぎると詐欺罪になるのかもしれませんが、ただ、誰かが死んだわけでもなく、誰かの財産を著しく損ねたわけでもなく、誰かの人生を狂わせたわけでもないわけで・・・。
あっ・・・別にわたし業界関係者じゃありませんよ。
むしろ、このたびの不祥事で多少の迷惑を被ったひとりです。
ただね、今回の騒動を見ていて思うのは、むしろ、ここぞとばかりに鬼の首を取ったように批難する人たちや、食べてもないのに食べたと偽って返金を求める不忠者が続出しているということのほうが、よほど憤りを感じますけどね。
こうなると、どっちもどっちなんじゃないですかね。

バナメイエビ「さすがは芝エビだ!」と思って美味しく食べた人は、そこで幸せな気分になれたのだから、もういいんじゃないですかね。
ストレートジュースでもフレッシュジュースでも、美味しいジュースだったんでしょう?
松阪牛だと期待して食べたのに、牛脂注入肉と大して変わらないじゃないか・・・と思ってた人だけ、文句を言うべきなんじゃないですか?
もちろん、騙された側より騙した側のほうが悪いに決まってるわけですが、でも、連日の報道を見ていると、文句を言う方も言う方だなあと思ってしまいます。
もう勘弁してやっていいんじゃないでしょうか?
たぶん、もうやらないでしょうから・・・。

姉歯事件以降に建てられたマンションは安心していいと言う人もいます。
さもありなんですね。
いま、ホテルのレストランに行けば、きっと良いものを食わしてくれますよ。
これを機に、業界の悪しき体質が改善されたとすれば、結果オーライなんじゃないですかね。


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by sakanoueno-kumo | 2013-11-21 22:18 | 時事問題 | Trackback | Comments(4)  

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Commented by ryusunboar at 2013-11-23 12:37
食品偽装の発端は、東京ディズニーリゾートだったと思います。
この問題を受けて、阪急阪神グループも調査したら
今の通りに大問題かつ、業界全体への問題に…

阪急阪神が、これだけ見せしめ的に叩かれ
発端のはずの東京ディズニーリゾートは
問題が無かった様な風潮になっているのは不思議です。


建設業界の偽装と違って、食品偽装の問題は
国民の人々も心の中で
やっぱりそうなんだと納得してる所もあるのではないでしょうか。
実際の流通量かみれば、あり得ない位表示がありましたし。
やっぱり、日本人の「ニッポンブランド」信仰が根強いのも
偽装が大々的になってしまった一因かもしれませんね。

いずれにしても、提供者は正直に表示、
消費者も安くても美味しいものは美味しいと評価する世の中になって欲しいです。
Commented by sakanoueno-kumo at 2013-11-25 19:05
< ryusunboarさん

そうでしたね。
阪急の場合、老舗高級ホテルだったことと、グループ全体に飛び火したことが、攻撃の的になったのでしょうね。
東京ディズニーリゾートにしてみれば、世間の注目が阪急に移ってくれてラッキー!!!・・・といったところでしょうか。

>やっぱりそうなんだと納得してる所もある

たしかにそうですね。
ただ、数年前にあった食肉偽装事件とは違って、今回の場合“高級”を売りにしているホテルや百貨店での発覚ですからね。
耐震偽装や食肉偽装は、ある意味、デフレ経済が生み出した悲劇ともいえると思うのですが(あのときの新築マンションなんかは、あり得ないほど安い物件が乱立していましたからね)、高級ホテルの高級レストランなどは、皆、ステータスを買いに行っているわけで・・・。
安くなければ売れないスーパーなどと違って、高価だからこその需要ですからね。
私は、この度の騒動までは、高級レストランの食材を疑ったことはありませんでした。
・・・てか、そんなところに行く機会はめったにありませんけどね(笑)。
Commented by いしやま at 2013-12-16 05:07 x
家康も知っていた古代年号
最近珍しい書籍を教えてもらいましたので、ご存知かもしれませんが、紹介したいと思います。
安土桃山末期、江戸初めの1608年に、ロドリゲスというポルトガル人が日本での布教に来て、日本語教科書を作るため、日本文化を幅広く聞き書き収集して著した、「日本大文典」という印刷書籍です。
400年前の広辞苑ほどもあるような大部で驚きです、家康の外交顧問もしていました。
興味深いことに、この本の終わりに、当時ヨーロッパ外国人により聞き取られた、日本の歴史が記載され、倭国年号から大和年号に継続する年号が記載されていることです。この頃あった、古代からの日本の歴史についての考を知ることができる タイムカプセル でしょうか。これを見ると明治以後、歴史ぎそう・・・。もう既に見ていますか。
ついでに
倉西裕子著
『「記紀」はいかにして成立したか』
720年日本紀と 日本書紀は 別物という考証です。これも歴史ぎそう・・・
宜しくお願いします。
Commented by sakanoueno-kumo at 2013-12-17 22:48
< いしやまさん

「日本大文典」についてはよく知りませんが、歴史に偽装はつきものなんじゃないでしょうか。
明治以降の歴史は薩長が都合よく作った歴史ともいえますし、それ以前の歴史も、ときの勝者たちが作った虚偽はたくさんあるでしょう。
先の戦争ですら、日本側とお隣の国とでは、歴史認識は180度違う。
歴史に正史などは存在しないと私は思っています。

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