白鷺の天守閣がよみがえった姫路城を歩く。 その1 ~三の丸~
写真は天守南側の三の丸広場から。

本当はもっと早く訪れたかったのですが、春先は連日2~3時間待ちとの報道でしたから、ちょっとほとぼりが冷めてから行こうと様子を見ていたところ、夏になっても状況はあまり変わらず、しびれを切らして朝早くから強行したのが10月17日。
この日も、朝9時のオープンに合わせて訪れたのですが、すでに天守への登城は40分待ちでした。
まあ、9月末のシルバーウイークなんて、とんでもないことになっていたみたいですから、まだましかなぁと・・・。

テレビの報道などで既に何度も目にしていましたが、実際に訪れてみて、やはりこの白さに目を奪われます。
姫路城の美しさの象徴でもある白漆喰壁の天守は、白い鷺が舞い立つように見えることから、別名「白鷺城」と呼ばれています。
この度の改修工事で屋根までもが白くなりましたから、まさに白鷺の姿となりました。
これは、瓦の継ぎ目に屋根目地漆喰を一面に塗ったせいで、角度によって屋根全体が白く見えるようになったそうです。

ただ、この白さが保たれるのも長くて2年だそうですね。
漆喰の弱点はカビに弱いそうで、梅雨などの湿気の多い季節をすぎると、カビで黒ずんでくるんだそうです。
わたしが訪れたときも、既にオープンからひと夏を越してましたから、春先よりは若干白さが失われはじめていたかもしれません。
白い姫路城を見たい人は、早めに行ったほうがいいですよ。

写真は三の丸広場です。
かつてこの三の丸には、御殿や屋敷が立ち並んでいましたが、いまは芝生広場として、市民憩いの空間となっています。

ご存知のとおり、国宝である姫路城は、平成5年(1993年)に奈良の法隆寺とともに、わが国最初の世界遺産に登録されました。
その理由はいくつかありますが、池田輝政によって現在の5重7階の天守が建てられてから400余年、改修工事を繰り返しながらも一度も建て替えられていないことがあげられます。
日本の現存天守12城(復元天守ではない城)のなかでは、最も大きく優れた木造建造物だという評価だそうです。
兵庫県民の誇りですね。
次回に続きます。
白鷺の天守閣がよみがえった姫路城を歩く。 その2 ~門~
白鷺の天守閣がよみがえった姫路城を歩く。 その3 ~三国堀・二の丸・本丸~
白鷺の天守閣がよみがえった姫路城を歩く。 その4 ~天守閣~
白鷺の天守閣がよみがえった姫路城を歩く。 その5 ~西の丸~
白鷺の天守閣がよみがえった姫路城を歩く。 その6 ~下山里~
白鷺の天守閣がよみがえった姫路城を歩く。 その7 ~姫山公園・姫路神社~
白鷺の天守閣がよみがえった姫路城を歩く。 その8 ~内堀~
白鷺の天守閣がよみがえった姫路城を歩く。 その9 ~武蔵野御殿跡・千姫の小路~
白鷺の天守閣がよみがえった姫路城を歩く。 その10 ~男山・千姫天満宮・配水公園~
白鷺の天守閣がよみがえった姫路城を歩く。 その11 ~池田輝政公菩提寺旧蹟~
白鷺の天守閣がよみがえった姫路城を歩く。 その12 ~姫路城天守眺望~
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by sakanoueno-kumo | 2016-01-27 19:58 | 姫路城めぐり | Trackback | Comments(2)
何でこんなに人が多いんだろうなぁ・・・、ツアーで行かれたのかな・・・などと思ってましたが、こんなに多いなんて意外です。
外国人の姿もあまり写ってないようですし・・・。
私は完全に少なくなってから行きます(笑)。