夏休み中播磨路紀行2016 その3 「林田大庄屋旧三木家住宅」
姫路市林田町にある「林田大庄屋旧三木家住宅」を訪れました。
ここは、かつての英賀城主・三木氏の流れをくむ大庄屋の邸跡と伝えられます。
天正8年(1580年)、織田信長の命で播磨国に侵攻してきた羽柴秀吉により英賀城が落城した際、そのときの英賀城主の三木氏一族は、各地に逃れました。
英賀城最後の城主となった三木通秋の弟にあたる三木定通が、ここ林田村に逃れて帰農し、林田村構の三木家の祖となったと伝えられ、江戸時代を通じて大庄屋を務めたそうです。
大庄屋はふつうの庄屋とは違って、数ヶ村から十数ヶ村を統括し、身分は農民ですが、名字帯刀を許され、格別の特権と扱いを受けていました。
建物の建築年代は江戸時代初期と推定され、大庄屋の建築としては県下で年代が推定できる最古の遺構だそうです。
広大な敷地には主屋、長屋門・長屋、米蔵、内蔵、新蔵を有しています。
母屋は17世紀建築だそうで、入母屋造りで茅葺屋根です。
中はこんな感じ。
米蔵、内蔵は土蔵造で、19世紀前期の建築だそうです。
庭園に面して縁側があります。
こういう光景は、都会でマンション暮らしの私らにしてみれば、憧れの空間です。
その縁側で記念撮影。
次回につづきます。
ブログ村ランキングに参加しています。
よろしければ、応援クリック頂けると励みになります。
by sakanoueno-kumo | 2016-09-30 22:14 | 兵庫の史跡・観光 | Trackback | Comments(0)