にっぽん城まつり in 愛知 備忘録
先日、愛知県国際展示場で開催されていた「にっぽん城まつり」というイベントに行ってきました。
毎年、年末にパシフィコ横浜で「お城EXPO」というイベントが開催されていますが、いつか行きたいと思いながらも、師走のクソ忙しい時期に関西から横浜まで遊びに行くような余裕などなく、機会を得られずにいました。
今回、たまたま名古屋に出張中、愛知県で似たようなイベントが開催されていることを知り、何とか仕事を早めに切り上げて足を運んだ次第です。

会場が愛知県国際展示場と聞いて、てっきり名古屋市内にあるものだとばかり思っていたのですが、名古屋から車で30分ほどかかる知多半島の常滑市にあるんですね。
中部国際空港のある人工島に令和元年(2019年)8月にオープンしたばかりの新しいイベント会場です。


会場内では、各自治体のブースで地域のお城観光のPRを熱心に行っていました。

ブースでは各地の御城印が数多く販売されていました。
巷の御朱印集めのブームに便乗して、最近は御城印集めというのが城ファンの間では流行り始めていますが、わたしも、城めぐり歴は長いですが、御城印集めは最近はじめたばかりで、まだ数枚しか持っていません。
ただ、ここで御城印を大人買いするのはどうよ!って気がするんですけどね。
やはり、こういうものは、現地で買ってこそ価値があるもんじゃないかと。

目を引いたのは、でかい日本地図の上に展示された天守の模型。
主だったものを紹介します。

わがまち兵庫県が誇る世界遺産、姫路城。

平成27年(2015年)に5つ目の国宝天守に指定された松江城。








このあたりは、復元、復興天守です。
大阪城、岡山城、広島城、名古屋城は、わたしも攻略済みです。



駿府城と安土城、江戸城は復元天守もありませんから、想像の天守ですね。

今はなき首里城正殿。
一度行きたいと思いながら、機会を得られぬまま焼失してしまいました。
でも、沖縄県のブースの人の話では、2026年までに正殿を再建する予定だとか。
そんなに早く出来ちゃうんですね。
もっとじっくり時間をかけてもいいから、ちゃんと忠実な復元をしてほしいと城好きのわたしなんかは思っちゃうのですが・・・。

こちらは、中上義邦氏という方が製作された名古屋城天守。
第二次世界大戦で焼け落ちる前のお城の模型だそうです。

石垣の積み方まで忠実に再現されているそうです。

上の写真は中上氏ご本人から、この角度で撮影したらどうかと勧められたアングル。
確かに、現実の名古屋城での撮影スポットでもありますね。

名古屋城天守にある金鯱の原寸大模型が展示されていました。

特設ステージや別室の講演会場では、いろいろな企画が催されていたようですが、わたしが訪れたのは開催2日目の15時前で、閉館まであと2時間というタイミング。
別室の講演会場では高橋英樹さんと城郭考古学者の千田嘉博先生のトークショーをやっていましたが、残念ながら満席で観ることは叶わず。
ところが、会場内をうろちょろ歩いていると、静岡大学の名誉教授で日本城郭協会理事長であらせられる小和田哲男先生に遭遇。

このあと、ステージ最後のトークショーに出演されるとかで、来場者から声を掛けられては写真撮影に応じられていました。
わたしも小和田先生の著書は何冊も読んでいるので、一緒に写真撮影をお願いしたかったのですが、次から次へと声を掛けられていて、タイミングを逸しました。

で、最後のトークショー。
満席だったため後部からの立ち見です。
スマホのズーム撮影なので、顔はわからないですね。

思っていたより意外に小さい方でした。
先生はテレビ出演などのときよりはるかに舌なめらかで、時代考証を担当されていた大河ドラマ『麒麟がくる』の裏話など、楽しい話をたくさん聞かせていただけた30分でした。
大和田先生は大河ドラマの時代考証を8作品も手がけられているのだとか。

で、せっかくなので何か記念のものを買って帰ろうと思い、手に取ったのがこれ。

御城印帳です。
御城印帳はいろんなブースで売っていましたが、こちら小笹商店さんの御城印帳にいちばん気を引かれました。
写真織と言う織り方で製織したシルクの生地を贅沢に表紙に使用した逸品で、金額は1冊4,400円とちょっと高かったのですが、どうにも魅せられてしまい、2冊も衝動買い。
名古屋城や犬山城など地元の城バージョンが人気のようでしたが、わたしは、わたしの地元である兵庫県の2城、姫路城と竹田城を購入。

姫路城を広げると、こんな感じになります。

こちらは竹田城。

中はポケットになっています。
御城印集めはまだ始めたばかりですが、2冊も買っちゃったので、これから集めます。

出張ついでに寸暇を惜しんで訪れた「にっぽん城まつり」。
わずか2時間ほどの体験でしたが、楽しかったですね。
いつか、本家の横浜のお城EXPOにも行ってみたいと思います。
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by sakanoueno-kumo | 2021-04-10 01:04 | 愛知の史跡・観光 | Trackback | Comments(2)
初めて知りました。
コロナのご時世、よくぞ負けずに・・・という気がしてきます。
常滑ってことはセントレアの近くですか?
車ではないので、どうしても電車で行かざるを得ず。
横浜の方に行った方が早いでしょうか?
>コロナのご時世、よくぞ負けずに
いや、ほんとに、まさしく。
以前、お話したことがあったかもしれませんが、わたしはイベントや展示会などの関連の会社を経営しています。
吉村府知事の要請で、また昨日から5月の仕事が軒並みキャンセルになってます。
もう勘弁してほしいです(泣)。
まさしく、セントレアの隣です。
でも、ここでのこのイベントは今回のみだと思います。
行くなら、年末のパシフィコ横浜へどうぞ!
わたしは行ったことないですが(笑)。