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東京オリンピック前半戦、柔道と競泳が終了。

昨日、東京オリンピック柔道の全種目が終わりましたね。

結果は男子60kg級の高藤直寿選手、66kg級の阿部一二三選手、73kg級の大野将平選手、81kg級の永瀬貴規選手、100kg級のウルフ・アロン選手が、そして女子は52kg級の阿部詩選手、70kg級の新井千鶴選手、78kg級の浜田尚里選手、78kg超級の素根輝選手が金メダルを獲得しました。

ほかにも女子48kg級の渡名喜風南選手が銀メダル、女子57kg級の芳田司選手が銅メダル、そして、今回から新種目となった混合団体でも銀メダルを獲得し、金メダルが9、銀メダルが2、銅メダルが1、合計メダル獲得数12という結果となりました。

金メダル9個は史上最多だそうですね。

最高の結果と言っていいんじゃないでしょうか?


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振り返れば、9年前のロンドンオリンピックのとき、男子柔道は1964年の東京大会で柔道が五輪種目に採用されて以来、史上初の「金ゼロ」となり、男女あわせても「金」獲得は松本薫選手ただひとりという惨敗に終わりました。

あれから9年、今回の結果は柔道王国復活と言っていいんじゃないでしょうか?

その陰には、2013年就任した井上康生監督の力が大きかったでしょうね。

今回で任期を終えて退任されるとか。

お疲れさまです。

次の監督さんには、今度はこの結果を維持させる使命が課せられることになります。

柔道の場合、メダル獲得は最低限、「金」でなければ喜ぶべからず、といった空気の中で戦わないといけませんから、少々気の毒な気がしないでもないですが、先人たちもそんな中で結果を残してきたわけですから、そこは柔道家として仕方がない宿命ですね。

柔道が日本発祥の競技である以上、日本は世界のトップであり続ける使命があると思います。

2024年のパリオリンピックに向けて頑張ってください。


そして今日、競泳も全種目が終わりましたね。

今大会の日本の競泳陣は、大橋悠依選手が200m400mの個人メドレーで2冠という偉業を達成したことで金メダルは前回のリオデジャネイロオリンピックと同じ2個でしたが、それ以外は、200mバタフライの本多灯選手の銀メダルのみで、メダル総数は3個と伸び悩みました。

柔道とは逆に、9年前のロンドンオリンピックのときには戦後最多の11のメダルを獲得したことを思えば、残念な結果と言わざるを得ません。

もちろん、メダルの個数がすべてではないと思いますけどね。


東京オリンピック前半戦、柔道と競泳が終了。_e0158128_18171326.jpg

そんななか、大橋悠依選手の2冠は見事でしたね。

とくに2冠目の200mでは最後のクロールで追い抜いての金メダル(400mはクロールで逃げ切っての金メダルでしたが)。

日本人選手がクロールで世界の強豪を抜く姿って、あまり見たことがない気がします。

興奮しましたね。


あと、メダル獲得とはいきませんでしたが、今回の東京オリンピックの象徴的存在といえる池江璃花子選手の泳ぎは、やはり感動してしまいましたね。

彼女の場合は、メダルどうこうというより、この舞台に立っていること自体がドラマでした。

もし、オリンピックが予定通り去年に行われていたら、彼女はここにはいなかった。

「五輪出場は運命」と大会前に語っていた彼女でしたが、心の底から泳げることを、そして生きていることを幸せに思っているように見えました。

彼女はまだ21歳。

パリ大会ではメダル獲得を期待したいですね。


さて、東京オリンピックは折り返しを過ぎ、後半戦に入りました。

花形の陸上競技も始まっています。

まだまだオリンピック漬けの毎日が続きそうです。


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by sakanoueno-kumo | 2021-08-01 18:17 | 他スポーツ | Trackback | Comments(0)  

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