石田三成出生地を歩く。 その3 <石田三成産湯の井戸>
「その2」のつづきです。
石田三成屋敷跡の石碑がある石田会館から200mほど北上したところに、石田三成の生誕時の産湯に使われたと伝わる井戸があります。
細い路地を入っていくと、「石田三成」と書かれた幟がたなびいています。
どうやら、ここがその井戸のようです。
説明板によると、三成が生まれた永禄3年(1560年)当時、この井戸は石田屋敷の北側にあったとされ、三成の産湯を汲んだとされているそうです。
現在、井戸は鉄の柵で覆われ、背後には「石田三成産湯の井戸」と刻まれた石碑があります。
中を覗くと、今でも水が湧いているようです。
何の変哲もない、ただの古い井戸です。
当然ですが。
歴史上の人物の生誕地に行けば、「〇〇産湯の井戸」と伝わる井戸はよくあります。
例えば、以前、当ブログで紹介したものでも、京都府綾部市の「足利尊氏産湯の井戸」や、大阪府南河内郡千早赤阪村にある「楠木正成産湯の井戸」などなど。
言ってみれば、どこにでもある井戸伝説です。
まあ、そこがその人物の生誕地であり屋敷跡があったという伝承が事実ならば、その近くにある井戸の水が産湯に使われていたとしてもおかしくではないわけで、言ってみれば、生誕地とセットの伝承ということですね。
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by sakanoueno-kumo | 2021-11-20 22:50 | 滋賀の史跡・観光 | Trackback | Comments(0)