武蔵滝山城攻城を歩く。 その4 <信濃曲輪・行き止まりの曲輪>
「その3」のつづきです。
滝山城本丸跡まで攻略しましたが、同城の城域はまだまだあります。

本丸下段に戻って、東側には、「その3」で見た木橋が架かっています。

その説明板。

木橋の横から堀切を見下します。
高い!

「引橋」と書かれていますね。

二ノ丸南側に戻ってきました。
誘導板に従って、信濃曲輪に向かいます。

道すがら、二ノ丸東側の大きな堀切が目に入ります。
素晴らしい!

ここを訪れたのは夏真っ盛りの令和4年(2022年)8月6日。
生い茂る雑草がなければ、もっと見応えがあったでしょうね。

虎口跡とみられる場所に、「家臣屋敷跡」と書かれた説明板があります。
どうやらここが信濃曲輪のようです。

信濃曲輪です。
「信濃」とは、「信濃守」を名乗ったのは大石定基の屋敷跡ということでしょう。
定基は滝山城を築城したと伝わる大石定重の息子で、北条氏照を養子とした大石定久の兄弟(たぶん弟)にあたります。

信濃曲輪の南西に、細長い小さな曲輪があります。

説明板には「行き止まりの曲輪(ふくろのねずみ)」とあります。
両端が狭い土橋になっていて、行き止まりのような形から、そう呼ばれるそうです。
攻めてくる寄せ手側からは行き止まりですが、城兵からすると、格好の馬出となります。

行き止まりの曲輪に設置された案内板。


行き止まりの曲輪の両端の土橋。
草ボーボーで伝わりづらいですね。


この土橋はわかりやすい!

こっちも土橋。

この日のメインは八王子城で、滝山城は夕方からの攻城だったのですが、想像以上に見ごたえがありました。
まだまだ城域は広いのですが、観光用駐車場が18時までということもあり、タイムアップ。
全曲輪制覇は無理でした。
最後にもう一度、滝山城の映えスポット、中ノ丸と本丸の間の深い大堀切と木橋の写真を載せます。


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by sakanoueno-kumo | 2023-07-01 11:26 | 東京の史跡・観光 | Trackback | Comments(0)