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天地人 第4話「年上の女(ひと)」

遅ればせながら第4話を昨夜やっと観た。
毎年思うことだが、大河ドラマはどうしても序盤3か月程ストーリーが他愛もなく過ぎて盛り上がりに欠ける。主人公の少年期を描くためほとんどがフィクションで、史実に間接的に話を絡めてはいても少々無理があり、だらけてしまう。この序盤で挫折してしまう人が多いようだが、間違いなく後半は面白くなっていくのだから、序盤の我慢が大切である。

景勝と同じく上杉謙信の養子となった景虎。
生涯独身を貫いた謙信は、美男で聡明な三郎を大いに気に入っていたらしく、自身の名乗りであった「景虎」を継がせた。そして姪にあたる長尾政景の娘(景勝の姉)を妻として与えたという。
第4話で祝言を挙げた景虎と華姫(清円院)。
調べてみると清円院は「継室」ということになっている。正室は北条幻庵の娘だとか?
この時代の女性は、夫が歴史の表舞台に出ているときにしか記録も残っていないため、本当のところはわからないことが多いらしい。(信長の正室、濃姫ですら実在したか否か諸説ある。)

この後、悲しい運命に身を呈していく景虎と華姫。
二人の絆を知っておくためにも、やはり序盤3か月も見逃してはならない。

長澤まさみさんが演じる「初音」役の設定が、真田幸村の妹から姉に変更されるとか。
初音は架空の人物だが、主人公の直江兼続と幸村の年齢差を考えると、初音は当時10歳未満になり、視聴者から指摘があったということらしい。
大河ドラマの放送開始後に、主要キャストの設定が変わるのは異例だとか。
制作スタッフの勉強不足が露呈された滑稽な話である。

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by sakanoueno-kumo | 2009-01-30 10:24 | 天地人 | Trackback | Comments(0)  

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