第81回選抜高校野球大会(清峰優勝)
**************************************************
清 峰(長崎) 1-0 花巻東(岩手)
**************************************************
大方の予想通り、清峰の右腕・今村猛君と花巻東の左腕・菊池雄星君の息をのむ投手戦となった。両投手ともランナーは出すものの要所を抑える好投で6回までホームを踏ませないピッチング。試合が動いたのは7回表。簡単に2アウトを取った花巻東・菊池君は、8番打者にストレートの四球を与えてしまう。そして9番打者に痛恨のタイムリーツーベース。悔やまれる四球だった。「ノーアウトランナー無しと2アウトランナー無しからの四球は点に結びつきやすい。」とよく言われる。両投手とも好投手だけに連打で点を取るのは難しい。結局勝敗を分けるのは四球ということなのだろう。(WBCのダルビッシュ投手もそうだった。)
清峰・今村君も9回2アウトから連打を浴び、一打同点の場面を背負った。毎回そうだが、今大会も9回に試合が動くことが非常に多い。(これまたWBCのダルビッシュ投手もそうだった。) 「勝負は下駄を履くまで分からない」とはよく言ったものである。つくづく野球はメンタルなスポーツだと思う。
しかし、今村君は最後の最後に集中力を取り戻した様子だった。
結果は清峰の優勝という幕切れだったが、両チームの力に甲乙はなかったように思う。
3年前、今大会の決勝において21対0の大会史上最多失点という屈辱的な負けを喫した清峰は、見事に雪辱を晴らしての優勝だった。おめでとうございます。
花巻東は、東北初の全国優勝には紙一重届かなかったが、優勝に匹敵する旋風を起こした。
願わくば、夏の甲子園において、この両校の戦いをまた見たいと思う。
ブログ村ランキングに参加しています。
下記バナーをクリックいただけると嬉しく思います。
↓↓↓

にほんブログ村
■最終結果(トーナメント表はオリジナルです。)

ブログ村ランキングに参加しています。
下記バナーをクリックいただけると嬉しく思います。
↓↓↓

にほんブログ村
by sakanoueno-kumo | 2009-04-02 16:48 | 高校野球 | Trackback | Comments(0)