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2009年 10月 02日 ( 1 )

 

吉田えり投手退団。<神戸ナインクルーズ>

 日本初の女性プロ野球選手として騒がれた、関西独立リーグ・神戸ナインクルーズの吉田えり投手の退団が発表された。とても残念ではあるが、賢明な選択だろう。彼女が夢を追うには、この球団はあまりにひ弱過ぎた。野球への情熱は変わっていないようで、新しい道での活躍を期待したい。

 今年発足した関西独立リーグ。開幕当初は私も期待し、地元・神戸ナインクルーズの試合に何度か足を運び、当ブログでも何度か紹介もし、応援していくつもりだった。しかし、開幕して間もなく、リーグの粗が次々と露呈して嫌になったというのが正直なところ。リーグ運営会社だったステラの各球団へ支払われるはずだった3千万円の分配金未納問題。そこで発覚した各球団オーナー会社の体力のなさ。たちまち経営難になって選手の給料未払いや減給を余儀なくされる始末。この神戸ナインクルーズでは、シーズン途中で中田監督が解任されるという醜態である。発足1年目にしてあまりにもお粗末な運営管理が浮き彫りになった。

 そもそも独立リーグたるものが初年度から黒字になるはずがない。何年かは吐き出しのつもりで臨まなければならないことで、それでもスポーツという文化を通じて社会に貢献するという、長い目で見られるほどの体力・財力がなければ球団経営などに携わるものではない。そんなことも分からずして経営に踏み切ったとすれば愚の骨頂、身の程知らずも甚だしい。夢を賭けて臨んでいる選手たちのことを考えれば、はっきり言って「罪」である。

 吉田えり投手は、通っていた高校を退学してこのリーグに賭けた。彼女以外の選手たちも、入団するために大学を中退した人、安定した収入のある職を辞めてきた人など、皆人生を賭けている。もちろんそれは自分で決めた道であり、どういう結末になっても自己責任だと言ってしまえばそれまでなのだが、そうまでして選んだ道を運営している人たちが、全くのド素人というのではあまりにも浮かばれない話である。経営側は彼らが夢を託せるものでなければならない。そうする責任があるし、そうでなければ「罪」である。

 吉田えり投手は、「野球に専念できる環境を探したい。」と言っている。つまり「野球に専念できる環境ではなかった。」ということ。神戸ナインクルーズ及び関西独立リーグの関係者は、この彼女の言葉の意味を深くかみしめて欲しい。
 

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下記、記事本文引用
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女性プロの吉田投手退団へ 関西独立リーグの神戸
 男子選手に交じってプレーする日本初の女性プロ野球選手で、関西独立リーグ、神戸の吉田えり投手(17)が今季限りで退団することになった。将来は女子野球の指導者を目標にする吉田側から9月30日夜、球団側に対し「いろいろなことをやってみたいし、大学進学を考えたい」と申し入れがあった。契約が終了する10月末で退団する予定。今季は9月30日までで10試合に登板。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091001-00000511-sanspo-base

by sakanoueno-kumo | 2009-10-02 00:37 | プロ野球 | Comments(0)