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2009年 10月 20日 ( 1 )

 

天地人 第42話「将軍誕生」

 1563年(永禄6年)、武田信玄の六女として生まれた菊姫は、1604年(慶長8年)、上杉家伏見邸にて42年の生涯を閉じる。武田家と上杉家の同盟の証として景勝に嫁いだ菊姫だったが、両家の血を引く世継ぎ産むことは出来なかった。英雄、武田信玄と上杉謙信の血筋を託された菊姫。重圧は大変なものだっただろう。

 お家の存続が第一だったこの時代。ドラマでは自ら子を宿すことを諦めた菊姫は、夫・景勝に側室を薦める。側室が当たり前だった時代。自分が世継ぎを産めなければ側室を薦めるのが正室の務め。現代の私たちには想像できない感覚だが、しかし生涯側室を持たなかった武将も数多くいることを思えば、男女の心のあり様は今も昔も変わらないのではないかとも思える。

 景勝が側室を迎え、懐妊の事実を知ってか知らずか、世継ぎ定勝が生まれる3か月前、己の役目を終えたかのようにこの世を去った菊姫。さぞかし無念だっただろう。1595年に豊臣家への人質のため京都伏見邸に移ってから9年。上杉家が移封された米沢で暮らすことや滞在する事はもとより、京都を出ることすら一度もなかった。

 征夷大将軍を任じられた徳川家康に、祝いの謁見をするため江戸入りした景勝と兼続。しかし、菊姫の病の知らせを受けた景勝は、兼続の後押しもあって伏見に向かう。景勝不在で家康に謁見した兼続は、当然の如くあらぬ言い掛かりをつけられ、理由を問われる。
 「病の奥方を案じ、そのお心を支えんがためでございます。」
 しかし家康は信用しない。信長への忠義のために己の正室と嫡男を殺した家康である。理解出来るはずがない。しかし、兼続は言ってのける。
 「それが上杉でございまする。」
 「君臣親しく、夫婦睦まじく、親子の絆強くあることこそ、国の礎と信ずる家風でございまする。」
 「はばかりながら申し上げまする。天下を取るばかりではなく、天下を治めるつもりがあるならば、何卒この心をお分かりいただきとう存じまする。」

 政治は心である。人を案ずる心がなければ、天下を案ずることは出来ない。政権をとるのは手段であって目的ではない。政権を司るには、マニフェストよりもまずは心である。

 「友愛」を掲げる今の政権。本当にその心が本物ならば、国民は支持を続けるだろう。


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by sakanoueno-kumo | 2009-10-20 01:47 | 天地人 | Comments(1)