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2020年 01月 15日 ( 1 )

 

国宝・彦根城を歩く。 その5 <西の丸~出曲輪>

「その4」のつづきです。

天守まで制覇しましたが、彦根城めぐりはまだまだつづきます。

本丸北西の搦手門を出て、西の丸に向かいます。


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本丸搦手門の石垣です。


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本丸搦手門から天守を見上げます。


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そして、こちらが西の丸広場


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西の丸は山上部最大の面積を持つ曲輪で、かつてはここに「御文庫」という建物があり、周期に等間隔にが配置されていたようですが、今は広い公園にような空間になっています。


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天守の表側にあたる本丸広場にはたくさんの観光客がいましたが、天守の裏側にあたる西の丸にはほとんど人がいません。

みんな天守を観たら引き返しちゃうんでしょうね。

天守だけがお城じゃないんですけどね。


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西の丸の最北西隅には、現存櫓西の丸三重櫓があります。

こちらも、「その1」で紹介した佐和口多聞櫓「その2」で紹介した天秤櫓「その3」で紹介した太鼓門櫓とともに、国の重要文化財に指定されています。


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西の丸北西の隅に三重櫓があり、その東側と北側にそれぞれ1階の続櫓くの字に付設しています。

彦根城には三重の建物が3棟あったそうで、ひとつは天守、もうひとつは明治初年に取り壊された山崎曲輪の三重櫓、そして、この西の丸三重櫓です。


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櫓内が見学できます。


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櫓内です。

天守と同じく天井部の梁が曲がっています。


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櫓1階2階は攻撃用として城外側だけに窓があります。


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窓と窓の間には鉄砲狭間があります。

城外側の壁の厚さ防弾効果を得るために30cmを超えるのだとか。

まさに、戦うための櫓といえます。


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彦根藩の歴史を記した『井伊年譜』によると、築城当初、西の丸三重櫓は家老の木俣土佐守守勝に預けられていたそうで、当時、山崎曲輪に屋敷を与えられていた木俣土佐は、毎月20日ほど、この櫓に出務するのを常としたようです。


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最上階に上ってきました。


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最上階には、平成23年(2011年)のNHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』撮影風景の写真が展示されていました。

第1話の1シーンが西の丸で撮影されていたそうです。

写真に写っている紅白のボーダーの着物を着ているのが宮沢りえさんの演じるお茶々淡い緑の着物水川あさみさんの演じるお初、そして馬上の後ろ姿上野樹里さんの演じるお江ですね。


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そういえば、一説には、この西の丸三重櫓は、浅井長政の居城だった小谷城の天守を移築したものと伝えられてきたそうです。

小谷城は、お茶々、お初、お江の浅井三姉妹の生まれ故郷ですね。

だとしたら、その前で三姉妹の撮影が行われたというのも深い縁を感じますが、ただ、昭和35年(1960年)から昭和37年(1962年)にかけて行われた解体修理のときには、そうした痕跡は確認されなかったそうです。


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三重櫓最上階から西側を見下ろします。

下に見える石垣は西の丸北西の出曲輪、そして食い違い虎口登り石垣です。

瓦に隠れて見えませんが、この下には大きな堀切があります。


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その向こうには琵琶湖が広がります。


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さて、櫓の外に出て、西の丸北西の搦手門から外に出ましょう。


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ここも枡形虎口になっています。


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北西の外側から見た西の丸三重櫓と続櫓

その下には立派な高石垣があり、深い堀切があります。


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その向かいには、出曲輪があります。


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その説明板です。

『井伊年譜』によると、この出曲輪の石垣は石工集団として知られる穴太衆が築いたと伝えられているそうです。


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出曲輪を跡にして、北へ向かう坂を下ります。


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その下り坂から見た西の丸三重櫓と続櫓。


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本稿も長くなっちゃいました。

「その6」につづきます。




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by sakanoueno-kumo | 2020-01-15 00:28 | 滋賀の史跡・観光 | Trackback | Comments(0)