たぶん、メダリストたちはいま、普通に街を歩けないんじゃないでしょうか?
オリンピック前からスターだった人もいますが、今回で一気に名前と顔が売れた選手は、嬉しい半面、そろそろ疲れが出てきてる頃なんじゃないかと想像します。
とくに、このたび唯一の金メダリストである男子フィギュアスケートの羽生結弦選手の注目度はたいへんなことになってるようですね。
彼は、さっそく日本を脱出しちゃったとか。
さもありなんですね。
その羽生選手への注目度は、彼自身だけにとどまらず、史上最高得点を叩き出したSPの演技に使われていた曲『パリの散歩道』にも集まっているようで、あれ以降、ラジオやテレビからも頻繁に流れてきます。
ユーチューブの再生回数もうなぎのぼりだそうで、着うたダウンロードの洋楽部門で1位となり、CDのアンコールプレスも決定したとか。
金メダル効果というのはスゴイものです。
この曲を作曲、演奏しているのは、3年前に58歳という若さでこの世を去ったゲイリー・ムーアですね。
わたしら世代のヘヴィ・メタル好きにとって彼は、エドワード・ヴァン・ヘイレンと並び称される伝説の名ギターリストです。
彼の“泣きのギターソロ”は、ハートにビンビン響くんですよね。
泣くんですよ!ギターが!
羽生くんの演技とは別に、ゲイリーのギターの音色を懐かしんでいたオジサン、オバサンがたくさんいたんじゃないでしょうか?
で、今日はそのゲイリー・ムーアの曲を紹介したいと思うのですが、このたび有名になった『パリの散歩道』は、実はわたしにとってはそう思い入れのある曲ではありませんで、今日紹介するのは、わたしが高校時代にめちゃめちゃ聴き込んだアルバム『大いなる野望』の中から、バラード曲
『Falling In Love With You』(日本語題名:想い焦がれて)です。
1982年に発売されたこのアルバム『大いなる野望』は、日本で爆発的な大ヒットを記録した名盤で、この曲はA面のラスト・ソング(A面というひびきが懐かしい?)。
この曲は切ないバラードですが、これぞヘビメタといった重厚感のある曲ももちろん入っていて、そのマシンガンピッキングと称された超速弾きの激しいギターソロと、バラード曲の切ない泣きのギターソロの落差がたまんないんですよね。
激しい曲のなかにも、美しいメロディラインがある・・・ゲイリーの魅力がいっぱい詰まった傑作アルバムです。
羽生選手のおかげで、ひさびさに聴きたくなりました。
といっても、レコードもカセットももうないし、CDは持ってないし・・・。
このたび『パリの散歩道』が大注目となりましたが、ゲイリーといえば、わたしはこのアルバムだと思います。
『パリの散歩道』ではじめてゲイリーに興味をもった方は、ぜひこのアルバムを一度聴いてみてください。
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▲ by sakanoueno-kumo | 2014-03-07 20:04 | 音楽 | Trackback | Comments(0)