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雨の但馬路紀行 その4 「日本最古の時計台~辰鼓櫓~」

出石のまちのシンボルといえば、有名な辰鼓櫓ですよね。
出石を訪れたことがない方も、この時計台の写真は見たことがあるんじゃないでしょうか。
絵画や絵葉書、旅パンフレットや雑誌の表紙などにたびたび使用されている、兵庫の顔のひとつですね。

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明治4年(1871年)に完成したこの辰鼓櫓は、廃城となった出石城三の丸大手門の石垣を利用して建設されたそうです。
名称の「辰」は時間を意味し、「鼓櫓」は太鼓を叩くやぐらを意味します。
江戸時代、城下町の人たちは寺院の鐘の音で時刻を知りましたが、明治に入り、それに代わるものとして建てられたのだとか。

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高さは約13mで、内部は4階建の構造となっているそうです。
竣工当初は最上階から太鼓を鳴らして時刻を伝えていたそうですが、明治14年(1881年)に旧藩医で蘭方医の池口忠恕という人が大時計を寄贈し、それ以降、時計台として現在の姿になったそうです。
池口は大時計を寄贈するにあたり、青年2人を東京に派遣し、時計作りを研修、製作させたと伝えられます。
現在の時計は3代目だそうで、電気式だそうです。
いずれ4台目では、電波時計になるのでしょうか?

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この辰鼓櫓は、日本最古の時計台とされていますが、実際には、札幌の時計台も同じ年に竣工しており、どちらが古いかははっきりしないそうです。
いずれにせよ、当時の人々は時計そのものにも馴染みがなかったでしょうから、超ハイカラなものだったんでしょうね。
見方がわからない人も多かったんじゃないでしょうか。

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出石のまちは、豊岡市出石伝統的建造物群保存地区の名称で国選定の重要伝統的建造物群保存地区に定められています。

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出石城本丸跡から見下ろした出石の城下町です。
見渡せば、辰鼓櫓より高い建物は周りにありません。
これも景観を保つためなんでしょうね。
たしかに、札幌時計台なんて、写真で見るのと現地で見るのとでは、ずいぶんイメージが違いますもんね。
あちらは、ビルとビルの間にあって、初めて実際に見た時にはガッカリしました。
その点、こちらは町全体が辰鼓櫓の威厳を保つべく演出されていて、実物は写真以上に存在感があります。
たかだか5階建の建物レベルの高さなんですが、建造物の存在感というのは、周りの景観に大きく左右されるということですね。

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出石町といえば、阪神タイガースの左のエース・能見篤史投手の出身地ですよね。
少年時代の能見投手は、この辰鼓櫓で時刻を見ながら遊んでいたのでしょうか?

そんなこんなで、城下町の逍遥はまだまだ続きます。

雨の但馬路紀行 その1 「ハチ北高原・ロッヂ野間」
雨の但馬路紀行 その2 「日本のマチュピチュ・竹田城跡」
雨の但馬路紀行 その3 「但馬の小京都・出石城跡」
雨の但馬路紀行 その4 「日本最古の時計台~辰鼓櫓~」
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雨の但馬路紀行 その6 「桂小五郎潜伏の地、出石」
雨の但馬路紀行 その7 「出石そば打ち体験」

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by sakanoueno-kumo | 2014-09-05 20:45 | 兵庫の史跡・観光 | Trackback | Comments(2)