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タグ:黒田七郎重光 ( 1 ) タグの人気記事

 

黒田官兵衛の生誕地と伝わる播磨黒田城跡を訪ねて。

兵庫県西脇市に黒田官兵衛孝高生誕地と伝わる黒田城跡があります。

江戸時代に編纂された福岡藩主・黒田家の公式記録『黒田家譜』によると、官兵衛の祖先の黒田氏は近江国伊香郡(現在の滋賀県長浜市木之本町)の出自で、官兵衛の生誕地は姫路であると記されており、これが通説になっています。

ただ、これは実は確たる証拠はなく、『黒田家譜』の記述によるところが大きいのが事実です。

一方で、江戸時代に編纂された播磨国の地方史料などには、官兵衛やその父は多可郡黒田村(現在の西脇市黒田庄黒田)生まれとする記録が多数あり、江戸時代の播磨地区では、その説が広く認識されていたようです。


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現在、その跡地には「黒田官兵衛生誕の里」と刻まれた石碑が建てられています。


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最近建てられた石碑のように思えたので裏を見てみると、「平成二十六年NHK大河ドラマ軍師官兵衛放映祝碑」とありました。

なるほど、大河ドラマ誘致が決まって、にわかに建てられたもののようですね。


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駐車スペースに車を停めて、誘導表示に従って進みます。


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道中も官兵衛推しです。


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しばらく進むと、「姥が懐」と書かれた看板と「黒田官兵衛生誕地」と刻まれた石碑が建てられている場所に出ます。


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『播磨古事』によると、城山と黒田城下を流れる北谷川に囲まれた田畑の周辺が「姥が懐」と記されており、このすぐ近くにあった多田城(構居)に付随する邸宅跡だったと伝わるそうです。

官兵衛生誕地というのは、あくまで推測です。


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その説明板です。


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さて、城跡に向かって進みましょう。


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道中、とにかく官兵衛生誕地推しです。

大河ドラマ効果というのは絶大ですね。


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城跡本丸跡には現在稲荷神社が鎮座しており、登り口には鳥居があります。


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その横には、官兵衛の里と書かれた案内看板が。


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鳥居が連なる石段を登ります。


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頂上が見えてきました。


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どうやらここが本丸跡のようです。


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「黒田城跡」と記された木碑と説明板があります。


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説明板です。


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縄張り図。


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説明板によると、黒田氏は赤松則村(円心)の弟・赤松円光を先祖とする赤松庶流の一族で、観応2年(1351年)に円光の子・七郎重光が多可郡黒田城に移り、黒田七郎重光と名乗って初代となったそうです。

その後、9代・黒田治隆まで200年以上この地を拠点としますが、元亀3年(1572年)に丹波の赤井五郎、石原掃部助連合軍の突然の襲撃に敗れ、黒田城は落城しました。

一方、治隆の弟・孝隆は、それより早く姫路城主・小寺職隆の猶子(養子)となっており、御着城主・小寺政職家老になっていました。

この小寺官兵衛孝隆が、のちの黒田官兵衛孝高だと説明しています。


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本丸跡からの眺望です。


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本丸跡に鎮座する稲荷神社。


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こちらは、縄張り図にあった東郭です。


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黒田氏播磨国発祥説

通説とは大きく異なる説ですが、通説自体も根拠に乏しい分、こちらの説も、まったくの俗説といってしまうことも出来ないでしょう。

実際、官兵衛は播磨国で育ったことは間違いないわけですから、むしろ、近江国から流れて来たという説よりも、もともと播磨国発祥という説のほうが、見方によっては自然な気がしないでもないです。

官兵衛のみならずですが、中興の祖と呼ばれる戦国大名のそれ以前の出自というのは、けっこう曖昧で、後世に作られたものが多いですからね。




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by sakanoueno-kumo | 2019-04-20 19:54 | 兵庫の史跡・観光 | Trackback | Comments(0)